アクスルビーム交換🔧

先日のブログでご紹介した、ヴィッツのアクスルビーム交換の様子をご紹介

 

この工程、結構な重整備なんです😅🔧

でも作業はずーっと見ていると面白い♬

 

さぁ交換の様子スタートです🚩

ドラムを外した後 ライニング、サイドワイヤー、ブレーキホース、ABS配線…などなど。

繋がっている所を順番に取り外していくところから(16日のブログをご参照ください☺️

 

アクスルの付け根のボルトを緩めます。

 

全ての取り外しが終わったら、取り外した物を乗せるためのウマを4箇所準備。

そこにアクスルを乗せて、車体から切り離し!

綺麗に外れて、リフトで上がっていく車両をみると

つい「おぉ〜!!」と声が漏れてしまいます😆

 

取り外し完了👍

ここまでの作業でも、約40分かかりました💦

 

一息ついて、今度は取り付けを進めて行きます‼️

取り外しと逆の手順です

アクスルホーシングはリサイクル品で準備しました。

 

▼コイルスプリング

▼ABSセンサー

▼サイドワイヤー・ブレーキホース・シューをそれぞれ順番に

▼最後にドラムを装着

 

全ての組み付けが完了したら、最後にはブレーキエア抜き作業

 

最後に4輪アライメントで足回りの計測をして終了〜😆🎉

 

準備から全ての作業が完了出来るまでのトータルみると

3時間近くも掛かる大変な作業。

その分、やりがいのあるお仕事です😊👍

 

車が真っ直ぐ走らない!その原因は? 〜点検編〜

『車が真っ直ぐ走らない』

という状況でレッカー搬入されてきたウィッシュ🚙

 

平成17年式 走行距離は114,000km。

 

石を踏んだ様な音が聞こえた直後から

車がふらついて真っ直ぐに走行が出来なくなったとのこと。

 

 

レッカーで搬入された後、早速リフトアップして見てみました🔍

 

▼車体後部から見た様子です。

 

音が聞こえた側を見てみると、何かが折れている…💥

👇 👇 👇

 

左側の『サスペンションアーム』が錆・腐食により損傷を受け とても危ない状態になっていました。

 

融雪剤の影響が大きいのかもしれないですね。

 

今後ウィッシュのこの部分は

要チェックポイントになりました☝️

車に穴がある

某カー用品量販店で言われた

“足廻りが外れてますよ”という言葉。

たまに何か音が聞こえる気はするものの、走行した感じは、違和感なし。

『本当か⁉️と思って‼️ ちょっと見て欲しいんですけど…。』

足廻りが外れたけど走れる状態って何の事だろう?と、リフトに上げてみました。

ん~、……ん⁉️

なんだこれー

☝️コレがどういう状態かというと、

反対側は、くっついているのでこんな状態

本当は、溶接されているので☝️このようにきれいに着いて支えているのです。

錆の進行で腐食により脆くなって外れてしまったようです。

更に、外れただけでなく、

元々着いていた場所には大きな穴が‼️

これは〰️、

穴を塞ぐ、くっつける、…という単純な話ではなく、後ろのタイヤ左右を繋ぐ大きな部品丸ごとを交換しなければならない、

危ない状態です。

車体の下廻りは全体に黒く塗られ、一見キレイに防錆されているように思いますが、きっと、もう錆びてしまっていた その上から塗ってごまかしてしまったのでしょう。

中では刻々と錆が進行していたのですね。

恐るべし!!

車検の時の点検・対策・整備は、どのような状態かを把握した上で行いましょうね!

四輪アライメント◆タイヤと軸の「位置」と「傾き」

今まで何度かご紹介してきた
四輪アライメント。

四輪アライメント計測のブログ記事はこちら

今日は、四輪アライメントで調整する3つのことを
少しだけ詳しく ご紹介します。


◆四輪アライメントとは?

「ホイールアライメント」とも言いますが、
“車軸” “タイヤの位置”  を
正しい状態に調整する事を言います。

簡単に言うと足廻がまっすぐになっているかどうか
角度を測って調整を行うことなのですが、
そもそも 何のどんな角度のことを言うのか。

 

◆四輪アライメント調整で行う、3つの項目

●【トゥ】

爪先の様なイメージです。
真上から見て、ハの字かソの字か。

例えば、これが左右でずれていると

・車が正しく直進しない
・タイヤの片側に負荷がかかり、片減りする。

などがあります。

 

●【キャンバー】

正面から見て、O脚か、X脚か。
人間でいう膝から足首にかけての角度?みたいなイメージです。笑
これらが狂うと、、一部として

・曲がりにくい
・曲がり過ぎる

などの症状が出たりします。

 

●【キャスター】

後ろに傾いたダンパーと垂直との角度です。

・キャスターを調整する事で安定した直進性を得られます!
・迂回し、ハンドルを離した際に正しい位置に戻るのも角度が付いてる為。

 


これらの角度は、各メーカー各車種ごとに決められています。

正規の位置・角度で揃っているかどうかを調べ、調整するのが
四輪アライメント調整です。


◆どうやって角度を測るの?

 

四輪アライメント計測器を使います。

 

▼4本のタイヤに“ターゲット”と呼ぶセンサーを正確に取り付け

 

▼受信機に送ります。


この機会の名前は “ホークアイ” = “鷹の目”
かっこいい!

 

▼計測された数値がモニタに反映

細かな数値で表示されます。
どのタイヤがどちら側にどの位の角度で取り付いているか
正規の位置の範囲内にあるか、はみ出しているか。

一目瞭然です。

なんとなく直すのではなく、
きちんと直す。 目に見える安全です。



 

😊いかがでしたか?
ちょっと難しかったでしょうか。

ホイール、タイヤが正しい状態での走行に越した事はありません。
人に正しい姿勢などがあるように、タイヤにも適した状態があります。

・走行中に微振動がある。
・ハンドルが曲がった状態で真っ直ぐ走る
・タイヤに片減りがある?
等々、、

気になる事があればお気軽にテクニカルオートまで!

正しい姿勢で正しいドライビングを楽しみましょう!