ブレーキ固着で発生する熱

先日、ブレーキの引きずりで急遽お預かりしたお車。

 

こちらにご来店された時には、ブレーキはすでに熱を持った状態で

ホイールがすごく熱くなっていました。

 

近くにあった氷を試しにホイールへ当ててみると

その氷はみるみる溶けていきます😱🧊💦

この状態からも熱くなっていた状況がわかると思います。

 

ゴーゴー、ガーガーと音が出るので すぐに気が付きますが

このまま走り続けるのは危険です⚠️

 

 

タイヤを外して分解をしてみると、ブレーキキャリパーの動きが悪く

固着していることが判明🔍💥

キャリパーは、ブレーキパッドとローターを挟み込み

ブレーキを踏んだり離したりする際に開いたり閉じたりして

ブレーキを動かしてくれる役割をしています💡

 

これが錆の影響で完全に固着し、ほとんど動かない状況に🙅❌

そのため摩擦熱が発生しホイールも熱くなっていたわけです。

 

お客様に現状をお伝えすると、

どうやら半年後に乗り換えする予定もあったとの情報‼️

出来るだけ費用をかけない方法で直すことに💪✨

 

▼ブレーキローターはリサイクル品で、研磨された綺麗な物を手配

左:研磨されたリサイクル品/右:お車に装着されていたもの

 

キャリパーも、ブレーキパッドの残量が残っているリサイクル品を手配しました。

 

それぞれ交換をし、異音は解消✨

これで安心です☺️

 

これからの季節、長距離で車に乗る機会も増えるので

いつもと違う音がしたり違和感を感じた時は、早めの点検をオススメします🤗

車検での錆処理

車検でご入庫いただいたお車。

点検を進めるなかで気になるところが…

 

フロントブレーキのディスクローターです!

表側は問題無いのですが

裏側が問題あり‼︎

錆がひどい‼️

本来平らな面が錆により段ができてブレーキパッドの接触面が少なくなってしまっていたんです。

こうなるとフロントブレーキの本来の性能が発揮されません🙅

 

お客様が安心して走行できるよう部品交換をお勧めし早速作業を開始します!

ディスクローターを取り外すと見えるハブと呼ばれる部分も錆がひどい状態。

 

ここも綺麗にしなければ錆の影響でホイールナットの緩みに繋がる、

すなわち走行中のタイヤの脱落の可能性があるということになります。

そんな恐ろしい事にならないように

テクニカルオートの車検ではハブとハブボルトの錆を落とせるだけ落としてから組み付けを行っています。

回転する工具でヴィーーーーーーーーン

ハイ〜ピッカピカ

キレイになったでしょ‼︎😁

『防げる不具合は事前に防ぐ』 そんな思いで一台一台大切に車検を仕上げてま〜す!

車が落雪被害にあってしまったら?

札幌は今週とても暖かい日が続きます👍

2月中旬で気温が10度になるのは1969年以来55年ぶりだそうです。

 

前回のブログで雪庇(せっぴ)によるボンネットや屋根の被害が多いですとお伝えしましたが

暖かくなると屋根の雪の落雪により自動車への被害が多くなります😅

 

下の画像は、この落雪被害によるもの😭

ディーラーに行ったら間違いなく交換と言われてしまうぐらい大きく凹んでしまっていますが

この凹みを一瞬で直します!!!!

 

完全には直りませんが、これだけ直れば良いかも!!

一瞬で直る動画をどうぞ😆

 

 

↓クリックで動画再生

 

もう一回違う動画で😁

一瞬ですよ!

 

↓クリックで動画再生

 

屋根の凹みでお困りの方、この動画を見てこれでいいよ〰︎と言う方はお立ち寄り下さい😄

その前に駐車する時は屋根の雪に気をつけて止めて下さいね☺️

走行中のブルブル振動 原因は?

『シャリシャリ音がするんです』ということで入庫のソリオ。

どんな感じかゆっくり走行してみると カッカッカッというかコッコッコッみたいな音が

床から聞こえてくる感じがしました。

 

うーん、シャリシャリとは聞こえない…

音の表現も人それぞれだな、と思いながら道路に出て試運転🚗💨

車速が時速50キロから60キロくらいでシートに伝わるブルブル感

どこか回ってる所に不具合が起きてるなぁ〜と早速車両をリフトアップです。

下回りを覗いた瞬間

 

あぁ〜ここね!!

プロペラシャフトのジョイント付近が茶色になってる

近づいて見てみると亀裂が入ったジョイントに錆が出てしまっている状態でした。

触ってみるとガタがあり、走行中真っ直ぐに回らなければならないシャフトが

偏心して回ってしまいブルブル振動を起こしてしまっていたんですね。

 

いつもと違う細かい振動を感じたら、ここの可能性が結構高いですよ。

今振動を感じてるって人は早めに点検にいらしてくださ〜い。

オデッセイライトコーティング

オデッセイの経年劣化でのライトの曇り、年数が経つとライトが白ボケしてきて、いかにも古いって感じがしてきます😅

昔のヘッドライトはガラスだったので曇りませんが、現在はポリカーボネートで出来ているので紫外線で劣化して白ボケしてきます😫

その曇ったライトを再コーティングして甦らせます。

ライトの周りを800番の黄色いテープで傷つかないようにマスキング

機械に黄色いペーパーを貼り付けてライトを削っていきます

次は1500番のペーパーで研いでいきます

全体的に研いでいるので満遍なく白くなっています

次はさらに細かい2500番のペーパーで削りペーパーの傷を細かくして下地作りの完了です

そしていよいよコーティングの開始

機械のノズルからコーティングが出てライトに塗布されます

コーティングされているところは艶が出ています

そして完成😄

ボディビルダーの体のオイルぐらいテカテカになりました😆

劣化しすぎると再生できない事もありますが、ライトの曇りが気になる方はご相談下さいね😄

 

 

車検が終わってすぐ2年後の車検?

テクニカルオートでの車検。

実は、当社整備士の伊藤と、提携先との連携で行なっています。

できるだけ費用を抑えて車検を受けたいお客様も沢山いらっしゃいますが、

まるまるお任せコースで

車検が終わったら次回2年後の車検を予約してまで、伊藤をご指名いただくことも多いです。

 

まるまるお任せって、いくらかかるかわからないのに?

なぜ?

2年後の予約!??

 

そうなんです。🤨‼️

 

それでね、この前、

伊藤の整備中に 工場にいって

『何故?』を発見💡してきました。

 

それは、

 

最初から毎回、

伊藤にお任せでみてもらうと、

適切な箇所を適切に、丁寧に、整備してくれるからなんです。

必要なところを都度整備するので、何回目かの車検で急に大きな出費にもならず、

20万キロ超のヴィッツ、

22万キロのアルト、

28万キロのエスティマ、

30万キロ超のヴォクシーなどなど

数多くの長生き車両を生み出してきました。

この前は、

こんなことをしてました。

分解時、錆を綺麗〜に清掃している様子です。

『こんなことが原因でタイヤのハブボルトが緩みやすくなったりすると困るし、

綺麗にしてあげたらまた長持ちするでしょ😊』

満足そうに整備をする伊藤。

 

使えるものは綺麗に長く使い、

必要なものは必要と判断したものを交換しながらメンテナンス。

 

『車にとってもお客様にとっても良いことです。喜んでいただけるなら😁』

お客様の大切な車を、

ちゃんと大切に扱ってくれるから 

ですね😊

毎回、伊藤をご指名いただいている皆さま、お待たせしてしまうことも多く申し訳ありませんが、

いつもありがとうございます😊

グローバルな日

エクスキューズミー ペラペ〜ラ 👩‍🦱

👩🏻‍💼・・・・・ ?

Oh,ぺ〜ら〜、ぺ ら〜 👩‍🦱

👩🏻‍💼 修理、ですか? あ〜〜 クルマ〜 シュウリィ? (みぶ〜り てぶ〜り)
👨🏻‍🔧全部日本語! あとで これる? イチジ、カンバ〜ック
👩🏻‍💼英語風だけど「1時」は日本語!笑笑笑

Googleさんの力を借りながら 翻訳こんにゃくで何とかコミュニケーション。

わかったことは、

①変な音がする・オイルもチェックして欲しい
②ルスツから来た
③直して帰りたい
❹日本語がほとんどわからない!!!

 

午前点検の車両が整備のリフトから降りたあと直ぐに、車の確認をしました。

 

あーーー ブレーキパッドが ゼロ


ディスクローターも 錆がひどくて パッド交換するなら このままではだめだ🙅

どうしましょ 直ぐに部品が来たら何とかなるんだけど・・・

部品屋さんに 🤙📞 「在庫は?ある?金額は?直ぐに欲しい!!!」

状態の説明、料金、時間、全て明確となり、その場で修理を進めることに決定!

やる事の決定ができれば、あとは最短でできることを考えるのみ!
キヨトくん(部品やさん)がパーツを持って走ってきてくれたおかげで、当日のお返しも叶います🙌グッジョブです🎵

 

ここで待つにはちょっと長い時間になっちゃうな、と思いながら
ここで待つという彼女に、頂き物のおやつと ドリップコーヒーを。

 

冬の間、日本に居る 彼女と同国のお友達を訪ねて、
スキーをするためにルスツに遊びに来ているそうです。

トゥデイ スキー クローズ だけは聞き取れた!!!

OH、OK、OK(こればっかり)

Google翻訳アプリにお世話になりながら、OKじゃない時は顔で表現🤨

 

そんなこんな しているうちに作業完了!

ルスツから 何でどうやって検索をして 大谷地まで来てくれたのか。
ここに辿り着く間にも、沢山修理してくれる所があっただろうに。 ありがとう😭

 

後日。

お友達の車の点検と相談にも来てくれて

この前のお礼だと言って、立派なお菓子を!お土産に持ってきてくれました。

台湾で有名な、とっても美味しいお菓子 とのこと。
わざわざ!嬉しい〜〜〜

アワ インスタグラム、 ピクチャー OK?

Oh~ OK~❤️

 

あー、お菓子もそうだけど、
ユー と ユー 😁

 

Oh~ me~? yeh~ OK~ 👍

2人とも、両日とも安心して帰ることができて良かったです!

そして、言葉はうまく話せなくても、とっても楽しく、仲良くなることができました😁

テクニカルオート、なかなか グローバルだな!という1日×2回 でした 👍✨

あわや大惨事 知らないって怖い

板金で入庫中の車両、作業性を良くする為にタイヤを外そうとハブナットを数個外した所で

ん!んん!!違うナットが付いています😱😱

ホイールにも傷が付いてしまっています。

危ない このままじゃナットが緩んで車体からホイールが外れる可能性もあります。

 

この車両が履いているホイールはトヨタ純正ホイール、付いていたハブナットは社外ナット。

トヨタ純正ホイールには専用のハブナットが必要です。

下の画像は左がトヨタ純正ナット(平座ナット)右側が社外ナット(テーパーナット)

写真の上側がホイールに接する部分、全然違います

違いを色分け

トヨタ純正アルミホイールに社外ホイールナットをつけるとこうなります

削れてガタガタ

丸だったのが変形のひし形に

これでは正常な取り付け型にならないので、ナットが緩みホイールの脱輪に繋がる可能性があります。

適切な形状のナットを取り付けお願いします。

自分のが大丈夫か確かめたい方は、お立ち寄り下さいね。

2台続けてゴーゴーキーキー音🚗⚡️

 

連続して走行中に変な音がすると点検のご依頼が💡

 

共通して足回りの方からゴーゴー音やキーキー音が鳴るとのこと💦

両方ともタイヤ外してブレーキの状態を見てみると👀

 

▼1台目

▼2台目

どちらもブレーキディスクローターがひどく錆びてしまい

パッドのあたりが悪くなり段がつくように削れてしまっていました💦

👆それぞれのブレーキパッド💡

こちらもご覧のように変な形に削れて凸凹に💦

このままではどんどん削れブレーキの制御が正常に効かなくなり危険⚠️

北海道は冬の間に塩カリの影響をどうしても受けてしまうので錆の進行が早い😭

 

心配していた異音の原因はこのパッドとディスクが削れている音だったのですね👩💡

 

2台ともすぐに部品を手配して後日交換の作業をすることになりました❗️

 


 

交換する前のブレーキ👆

👆左側が新品のローター

右側が現車のローター

👆左側が現車のパッドで右側が新品のパッド

 

比べてみると一目瞭然👀どれだけ錆びているかよくわかりますね💡

 

交換する際には他に錆びているところも

出来る限り綺麗に研磨して錆を落としてあげてから装着します☺️

これはお客様が長い間安全に乗れるように・・✨との整備士の優しさです☺️💓

 

 

音も収まり、安全に走れるようになった2台のお車🚙🚗💨✨

不安が解消されてよかったよかった🙆‍♀️💓

車から異音👂ボディが茶色に変色したワケとは❓

 

📞『数ヶ月前から前の方から変な音がするので診て欲しいです』

と、点検でご予約を頂いていたアルファードのお客様がご来店💡🚙

 

すると、『ここへ来る途中ガコンッという音と共にブレーキが効かなくなったんです💦』と😱

まずは無事到着できて良かった😭💦

 

お車を見てみると・・・

❓なんでコッチ側だけこんなに車体が茶色いの❓

反対と比べると

明らかに差がありました。

ホイールも茶色くなっていたので、ブレーキ周りを覗き込んでみると

ブレーキパッドの残ミリ数が無いように見受けられたため

このまま乗って帰ることは不可🙅‍♂️即預かり🏥となりました。

 


 

リフトにあげてタイヤを外し

キャリパーのところを覗いてみると

見えないはずのピストンが見えている😱

そしてすごく錆びつき固着しています。

お客様が言っていた、『ガコンっとなってブレーキが効かなくなった』
これはブレーキパッドが全て削られて無くなり、外れた音。

ピストンとローターが直接擦り合わさってしまっていたのでした。

ご覧のようにピストンの端っこが削れて欠けてしまっています😮

これは危険⚠️ブレーキの制御が効きません🙅‍♂️

 

ボディが茶色くなっていたのは、このブレーキの錆びた鉄が

鉄粉(ブレーキダスト)としてボディに刺さっていたのでした💦

泥よごれとは違い細かく針のように刺さっているので取り除くのは大変です😣

ローターの裏側は変に削れてザリザリに

表と比べるとよく分かりますね💡

こちらは左のフロントですが

反対側も同様に近い状態に💦

パッドはかろうじて1ミリほどだけ残っている状態💦

本来なら新品だと10ミリあるものです💡

かろうじてパッドが残っているのですがサビで変に削られているため

ローターにはこのように段がついてしまっています💧

 


 

新しいブレーキパッドとローターを手配し、左側はキャリパーも交換♻️

右側のキャリパーはオーバーホール(分解清掃)でピストンを交換します🙌

👆こんなに少ししか残っていなかったパッド😱危ないーー❗️

修理は新品の部品の交換をするだけではなく

この先も不具合が出ないように・・と

錆で赤茶色くなっているところを丁寧にきれいにした上で交換☺️👍

本来はこんな色で輝いていたんです💡✨

鉄粉で茶色く変色していたボディも時間をかけて綺麗に磨きました😊✨

 

北海道はどうしても錆びつきが進行しやすい環境💦

ブレーキはきちんと整備をしてあげないと大きな事故に繋がりかねないので

違和感を感じたらすぐに点検し、

不具合が出ないようにこまめなメンテナンスをしてあげましょう👨‍🔧