四輪アライメント計測 必要?

四輪アライメントの計測を電話でご予約いただきました。

『ユーコンXL というアメリカの車で、エスカレードESVと同じ車なんですけど、四輪アライメントを計測してもらいたいので予約できますか?』

長さが5.7mと大きな車です。

四輪アライメントの機械が設置できるかどうか?

車両の長さよりも、肝心なのはホイールベース。

前と後ろのタイヤの間がどの位の長さかということです。

初入庫の車両ですので車両情報がありません。

車についてちょっと調べてみると、

お? ギリギリ大丈夫かも??

データ的には車両は設置できるかもしれないので、来てもらうことになりました。

ちょうど、朝礼でみんなが集まっていたので 朝一番でご来店いただいたお客様は、

『みんなで……😅?』と、

ちょっと引き気味です(笑)

すぐに、リフトに乗せてみました。

しかし‼️

ホイールベースが長すぎてリヤタイヤが乗りません😅

また、計測に使うタイヤに装着のアタッチメントが、タイヤとホイールのサイズを変えているため、隙間がなさすぎてハンドルを切るとタイヤハウスに当たってズレてしまいます。

フロントだけ計測できればいいとのご希望ですが、リヤが確認できないとフロントもきちんと測れないし、そもそも、アタッチメントが真っ直ぐの状態しか使えない。

数字としての計測が不可の為、車両の状態を確認!

点検をしながら、

なぜアライメントを計測したいか、どのような症状があるかを問診。

今年、車を買ったばかりなのに、直線道路走行中、左に寄ってしまうのが気になるから調べて欲しいということでした。

道路の形状が山なりになっている為、低い方にタイヤが流れてしまいます。

車両自体の重量もあるため、もしかすると普通の乗用車よりも流れやすく感じるかもしれません。

もし、道路の右側を走って右に寄るなら車は正常。

そしてもしも、左に足が曲がっていて、まっすぐ走るために常にハンドルを右に固定しなければならない場合は、

タイヤの側面が摩耗してくるから目に見えてわかるようになります。

今の状態を確認すると、タイヤの減りも異常は見られず、足廻りにガタつきなどもみられないようです。

ということで、もう少し様子を見ることに。

データとしては確認できませんでしたが、先ずは車の状態は安全な状態と確認できました。

四輪アライメントの計測。

足回りの損傷や、目で確認できる症状がある場合は計測が必要ですが、そうでない場合は、高い料金をかけて検査しなくても良いかもしれません。

先ずは、車のドクターに相談や診断をしてもらうのが良いかもしれませんね😊

四輪アライメント◆タイヤと軸の「位置」と「傾き」

今まで何度かご紹介してきた
四輪アライメント。

四輪アライメント計測のブログ記事はこちら

今日は、四輪アライメントで調整する3つのことを
少しだけ詳しく ご紹介します。


◆四輪アライメントとは?

「ホイールアライメント」とも言いますが、
“車軸” “タイヤの位置”  を
正しい状態に調整する事を言います。

簡単に言うと足廻がまっすぐになっているかどうか
角度を測って調整を行うことなのですが、
そもそも 何のどんな角度のことを言うのか。

 

◆四輪アライメント調整で行う、3つの項目

●【トゥ】

爪先の様なイメージです。
真上から見て、ハの字かソの字か。

例えば、これが左右でずれていると

・車が正しく直進しない
・タイヤの片側に負荷がかかり、片減りする。

などがあります。

 

●【キャンバー】

正面から見て、O脚か、X脚か。
人間でいう膝から足首にかけての角度?みたいなイメージです。笑
これらが狂うと、、一部として

・曲がりにくい
・曲がり過ぎる

などの症状が出たりします。

 

●【キャスター】

後ろに傾いたダンパーと垂直との角度です。

・キャスターを調整する事で安定した直進性を得られます!
・迂回し、ハンドルを離した際に正しい位置に戻るのも角度が付いてる為。

 


これらの角度は、各メーカー各車種ごとに決められています。

正規の位置・角度で揃っているかどうかを調べ、調整するのが
四輪アライメント調整です。


◆どうやって角度を測るの?

 

四輪アライメント計測器を使います。

 

▼4本のタイヤに“ターゲット”と呼ぶセンサーを正確に取り付け

 

▼受信機に送ります。


この機会の名前は “ホークアイ” = “鷹の目”
かっこいい!

 

▼計測された数値がモニタに反映

細かな数値で表示されます。
どのタイヤがどちら側にどの位の角度で取り付いているか
正規の位置の範囲内にあるか、はみ出しているか。

一目瞭然です。

なんとなく直すのではなく、
きちんと直す。 目に見える安全です。



 

😊いかがでしたか?
ちょっと難しかったでしょうか。

ホイール、タイヤが正しい状態での走行に越した事はありません。
人に正しい姿勢などがあるように、タイヤにも適した状態があります。

・走行中に微振動がある。
・ハンドルが曲がった状態で真っ直ぐ走る
・タイヤに片減りがある?
等々、、

気になる事があればお気軽にテクニカルオートまで!

正しい姿勢で正しいドライビングを楽しみましょう!

 

 

 

納車に向けて! 組付け・四輪アライメント! そして次の車の塗装も

太一です。

土曜日の納車に向けて、

若手もベテランも、朝から組み付けを頑張っていました😃

自動車修理の仕上げ。組み付けをしている様子です。

足回りを取り替えた車は、

四輪アライメントの計測をして

狂いがないことを確認して納車します。

足廻りの交換を行った時は、四輪アライメント計測を行い、狂いがないことを確かめてから納車します。

塗装チームは、来週の納車に向けて!

同時進行です。

きちんと養生しながら、きれいに仕上がるように準備をして塗装をします。

事務所の女子は、いつもこの様子を見て、

“直す” と言うより “作り上げている” ように感じながら、

その様子、技術、造形に感動しています。

✨✨✨😮✨✨✨

お客様も、喜んでくれると嬉しいです!

タイヤが片減りした時は

スーパーに買い物に行ったときに、

ショッピングカートを利用したはことありますか?

カートを押したとき、スッと押しても真っ直ぐ動かないもの、

勝手にタイヤがクルクル動いて押しにくいもの、

そんなカートに当たったことはありますか?

カートのタイヤは4つ。

車のタイヤも4つ。

そうです、車もわずかな足廻りの狂いで真っ直ぐ走らなくなってしまうのです。


四輪アライメント


どうすればわかるの?

車検では真上から見た左右の開きしか検査はしません。普段、何もなく乗っていて調べた方が良いかな?という時というのは、タイヤの減りかたがオカシイ時です。

どれか一本だけ、外側または内側が極端に磨り減っている そんなときは、何でだろう?と思うこと。

ただ、それだけでは足廻りが狂っているとは限らないので、テクニカルオートに判断してもらいましょう。

どこの足にそのタイヤを使っていたか、わからなくなっても大丈夫です。

四輪アライメントは、四輪一度に測れるのです。

モニタには、このように映ります。

車体に取り付けたセンサーでタイヤの開き、傾きなどの状態を計測できます。

事故で足廻りをぶつけてタイヤやホイールが傷ついてしまったとき

事故の損害で足廻りの部品を交換したときは、四輪アライメントで調べてからお返ししています。

 四輪アライメント計測のブログ記事はこちら

🚙~~

…………………………………………

見た目の仕上がりも大切ですし、

数値としての確実な修理も大切です。

この車で長く一緒に過ごせるために

把握することと整えてあげることをできるだけ、気に掛けてあげましょう。

四輪アライメント計測で足廻りまっすぐに。

こんなとき、

先ずは四輪アライメントの計測を。

事故でタイヤの接触があった時

縁石にぶつかってしまった時

タイヤの減り方が偏っている時

.

.

足廻りが、

がに股・内股・ハの字・ソの字 等と

正常じゃないと、

タイヤの偏磨耗や燃費の低下、

その他間接部やミッションへの影響を与える可能性も。


🔷四輪アライメント三次元計測

▼タイヤ全輪にアタッチメント装着

▼センサーで、傾きや角度をキャッチ

▼モニタで確認しながら計測

▼計測した上で一度後ろへ動かして戻す!

▼モニタにはこんな風に表示されます

▼タイヤに装着した装置と送受信

きちんとした修理、きちんとした確認が

車を長持ちさせる秘訣です✨

新車だからといって安心してはいけません。

最初から狂っていることもあります💧


場合によっては、中古で買った車に修復歴があり、そもそもの直し方が悪くて足廻り調整で終わらない場合もあります。

どのような状態か、知ることが大切です。


気になる方は、早めの健康診断が

安心ですね!☺️

ブロックの塊に乗り上げ……。走っても大丈夫かしら?

車の裏側(底面)見た事ありますか?

一人目のお客様は、登りの旗の土台に乗り上げてしまい、バンパーと足回りとフロアを損傷(>_<)

前にも後ろにも動かず、

とりあえずJAFに助けてもらい、

☎️「車はなんとか動きそうなんですけど、

すぐに見てもらえますか?」

幸い近くの場所での出来事で、

すぐに到着できました。

👩🏻‍🔧「ご説明しますので、工場に来ていただけますか?」

🤷🏻‍♀️「私なんかが見て、わかるかしら」

車をリフトにあげて、

一緒に損傷箇所を確認をしながらご説明。

「えーっ、こんなになってたの?」

どこか外れてしまっている訳ではなく

ガガガガッと当たって凹んで変形して、という状態でした。

心配なのは、足廻り。タイヤに直接繋がって支えている部分に、損傷を受けています。

わからない時は、状態を目で見るのが一番です。

損傷を受けていても、支障の無い部分と心配な部分があります。

不安な表情のお客様を見て、、、

👨‍🔧「今、計測して調べてみましょう!」

実際に足廻りが損傷しているか確認する為に、

四輪アライメントで測定してみると

…やっぱり少しずれていました(>_<)

🤦🏻‍♀️「外装は後でも良いので、

先に足回りを直したいです…!」

👨‍🔧「わかりました!少しお待ちいただく時間はありますか?」

1時間ほどお待ちいただいている間に、

足回りの狂いを調整して、

狂った計測値、直した後の計測値も見ていただき

お客様は、ホッとした表情に。

そのまま、無事にお返しできました(^_^)