新品パーツのシール入れ

車の修理をするとき、

新品のパーツを使用する時に部品の裏側にシールを入れます。

鉄板の合わせ目をシーリング剤で塞ぐことにより、防水・防錆ができるからです。

▼部品を縁取るようについている白いラインがシーリング剤

新車の時は、製造ラインで機械が自動的に次々と付けていきますが、修理の時は人の手です。

写真に写っているのはどこの部品か分かりますか?

これは、ボンネットをひっくり返した裏側なんですよ😊

表側はもちろん!きれいに仕上げますが、裏側もきれいに✨

いかにきれいに仕上げ、いかにきれいを長持ちさせるか。

隠れてしまう部分も丁寧にプロフェッショナルに仕上げるのが職人魂💪✨

実際にシールを入れている様子を動画に収めました。


アルファードボンネットフードのシーリング

20秒くらいの動画なので、

一発で決めるスゴ技を

ご覧ください😁

車の塗装 同色番号でも多種類

車の塗装を行うとき、塗料はその都度 調色をして作ります。

全車種に『カラー番号』があり、基本の色となるものから現車に近づけていくのです。

今日、紹介するのはスズキのZSFというカラー番号。

ZSFを作ればいい…って、あれっ!

1、2、3、4、5…

カラー番号って1種類じゃないの⁉️ こんなに種類あるの⁉️

そうなんです。ひとつのカラー番号に、だいたい5〜6種類の色データが存在しているのです。

その中で、一番ボデーに近い色を探して、その色を基準に色を作ります。

乾いた状態、濡れた状態、

確かめながら

どの色が近いかな?

一番近い色を実際に『塗り板』に塗って、どんな違いかボディと合わせて確認します。

白い枠の中に入れると、違いが分かりやすい!

足りない色は何かな?

余分な色は何かな?

色を補い、色を抜く。

微妙〜な調整ができるのが職人技!

そして、車体と合わせるときに太陽の光で見る時と、人工太陽灯の光で見る時は、また違って見えるんです。

最初はここから!超絶調色微調整のスタートです。

最高に近くなって初めて、塗装作業に移ります😊

スライドドアの凹み リペアで

アルファードの若い男性のお客様。

 

『車のスライドドアの凹みを直したくて、リペアで直るかどうかと相談に来ました。』

ドア縁から2~3cm内側、ちょうどヘミング部分から外れたかどうかの位置です。

ん~っ 微妙~っ きわどいけど、できるかも!?

リペアとは、塗装を剥がさず、塗らず、板金もせず、鉄板の内側から凹んだ部分をピンポイントで元の位置に押し上げる技法!

料金的にも大変安価で済みますし、修理時間も短い!

本当に薄く小さくゆるりと凹んだ場合にのみ使える修理方法なのです。

 

そんなお話をして、代車を用意して後日お預かりすることになりました。

どちらから?

『留萌から来ました』

え~~~っ 留萌からわざわざ!?

 

そして、この凹みができてしまった理由・・・

『おじいちゃんが、車に手をついたときに、多分袖のボタンが当たってしまったんだと思うんです。

でも、おじいちゃんかわいそうだから、凹んだとも直すとも言えなくて・・・』

 

なんて心の優しいお孫さん!!!!!!

 

バンパーの色も塗り直してほしいご希望もありましたので、

お預かりするときは、本当に喜んでいただけるように、努めますね!!

 

遠いところから、わざわざ足を運んで来てくれて

ありがとうございます!!😊

車が長持ちする修理方法とは

今年2台目の大きい〜板金修理がありました。

前回はキャラバンのクォーター全面の板金でした。

👉キャラバン板金のブログ

今回は❗️

ハイエースの約3分の1の面接を板金で直します。

この広い範囲の損傷。

一般的には、お金はかかるけど作業的にも手っ取り早く簡単で綺麗な、クォーターパネル交換を勧められる事がほとんどですが、

この損傷はまだ修理が可能‼️

キャラバンの時と同様、

クォーターパネルは修理ができるものなら修理をした方が、この車の数年後を考えると絶対に良いのです。

溶接をしてしまうと、たとえ防錆剤をふんだんに塗布しても、溶接をして焼けてしまった鉄板の裏側から錆が出てしまう恐れがあるからです。

この車両は、就労支援を行う企業で沢山の人を乗せて毎日走る大切な車。

出来るだけ長持ちさせてあげられる方法で修理してあげたいです。

損傷の状態を出来る限り板金で元の位置、元の形に戻してあげて、錆び難くするプライマー処理をしてから、最終的に表面に出る仕上げとなるパテ付けをしていきます。

最初は広い範囲でパテを乗せていき、

このパテを、薄くきれいに付ける為に使うのがこのアイテム。

作業者が一番使いやすい様に材質、弾力、長さ、厚みなどを考えオリジナルに作った世界で1本のサシです。

パテ付けは、職人技。

広い面積ほど技術と経験が必要です。

と言っても、小さい面積でも美しく仕上げるには結構難しい作業なんですけどね!

要するに、誰でも簡単に出来るものでは無いということです😁💦

パテもその後の下地処理もきちんとひとつずつ丁寧に仕上げ、

塗装をして

し仕上がりはこの通り!

多少、パネルの表面に波が出ることもありますが、出たとしてもその波は微細なため、お客様にとってはよくわからないと言われることも多く、予想以上にきれいに仕上がったと喜ばれます。

お客様の使用方法を考え、この車を長くきれいに乗ってもらえる為に選んだ修理方法です。

今回パテ付け作業しました自分が、自分の車を直すとしたら、やはりこの方法を選びます!

自動車修理に使う 便利な工具🔧

さて、これは 何でしょう~?😙

パッと見、孫の手みたいですが、

何に使うかというと!

 

スライドドアのストライカー(ロック部分の部品)の調整工具です🛠

 

スライドタイプのドアだとスペースなく調整しづらい!

 ▼スライドドアを開けたところ

 

こうやって・・・

▼ここにはめて

▼たたいて調節

 

これが、ウマくいくんですよ~~~~

 

 

▼このようにガバッと開くタイプのドアだと

広々とスペースがあるので、
こういった工具が無くても直接直せるんです。

 

スライドドアの修理には、地味だけど便利な工具!

 

太一の便利工具、他にもいっぱいあります!

シリーズ化なるか?笑

真剣です! 屋根の飛び石補修

お客様からの相談に、何とか応えようと梨奈ちゃんの真剣モード👀‼️

車のルーフに、カツンとぶつかった飛び石キズ。

そこから錆が発生していて、なんとかして欲しいと・・

錆を取り除き、きちんと塗装したら何万も掛かってしまう修理となりますが、

屋根の上で目立たないことと、

幸い、錆も軽度なので 錆の箇所だけ少し削ってタッチアップをすることに❗️

塗料が補修箇所の周りに付かないように、

きれいに仕上がるように、

飛び石の箇所だけを慎重にタッチアップです!

とにかくキレイに仕上げようと、

真剣な表情が見ていて嬉しいですね!

手が、、震える…!!笑

老眼の裸眼には難しい、

細か〜〜い作業です。笑笑

お客様も、喜んでくれるかな♪

自動車各部のシーリング 技あり!

最近の車の多くには、錆対策として、内側と外側両方にシーリングが入れられています。

特に、クォーターパネル!

タイヤハウス、外側と内側のパネル合わせ目には、ほとんどのメーカーがシールを入れて防錆の対策をしています。

外部からの水の侵入を防ぎ、錆を防ぐ効果があります。

 

このように、「錆」に対しての対策が車の要所要所に施されていますが、

シーリングには色んな太さがあり、新車の組み立て工程の中で機械が自動的に行っているシーリング作業を、手動で行うには熟練の技が必要となります。

最終的にはほとんどの個所が隠れて見えなくなってしまう場所となりますが、

開いたり覗いたりしないと見えないところも、完全に隠れるところも、

元通りに、きれいな状態に仕上げたい職人魂!

 

美しい仕上がりのために、アイテムを作成するんです。

それが、これ!

シールの太さによっては、型をとって作り、施工に使用して対応します。

太くシールを入れて、シールの役割をきちんと果たすよう施した後、

作成した型を使って、

はみ出した部分の余計なシールは除去すると

 

 

新車と同じようになります✨

 

細い部分は、一気に引くので、一発で美しく仕上げる技を!

自動車パーツ ドアのシーリング

 

場合によっては最初よりきれいになることも!?笑

 

飛び石傷も要注意!錆が…

気が付けば、いつの間にかついている飛び石傷。

 

 

▼よ~く見ると茶色く錆が出ていて、

▼周りがプクプクと膨らんでいます。

このプクプクしたものは

塗装の下で錆が広がっている状態。

 

飛び石傷がほんの数ミリでも

中の鉄板がむき出し状態が続くと

時間の経過と共に錆がどんどん成長していきます。

 

恐ろしい…(/_;)/~~

 

今回はできる限り費用を押さえたいご要望で、この錆の成長を阻止する作業を行いました!

簡単にタッチアップでは錆の広がりを抑えられないので、まずは発生している錆の除去!

▼こんな感じで錆の除去に成功!!

 

飛び石周りのプクプクした箇所の錆を丁寧に取り除きました。

 

 

次はタッチアップ!

表面を塗料でコーティングしてあげます。

二度塗りで厚く♪

 

ほら! 遠目では目立ちません😊

完成~★もう大丈夫!!

錆は車の天敵です!

発生しないように定期的に観察してあげてくださいね(^-^)

車の変色!修理時の調色技術

最近の車は、女性ドライバー向けか
淡い色、優しい色、パステル色の車が多くなりました。

クリーム・ベージュ・ココア・ピンク等が人気なようで
何年か前から、お預かりする車の中にも軽自動車・小型車の
黄色・茶色トーンの薄い色、明るいオレンジやクリーム系の色が多くなっています。

これらの色は、新車の時はきれいなのですが、

何年も陽を浴びていると ゆっくりと変色して、

気が付くとこんな違いが出てきます。

わかりますか?

アップにすると、こんな感じ。

光の加減じゃないんですよ。

外側の色が白っぽく、
リヤゲートの内側は濃い色です。

▼これはフロントドア

ドアミラーと、ガラスモールを外した箇所の

色違いが判ります。

 

通常、修理の際は 新車に塗られている車体色をベースにボディに合わせて色を調合し、塗装しない部分は磨いて元々の色に近づけ合わせていきます。

この車両の今回の修理は、フロントフェンダーの交換。

新車の色に合わせると、フェンダーだけがこの濃い色になってしまいます。

車の販売店(ディーラー)では、新車のカラーナンバーに合わせて塗装されたパーツを交換するだけ という方法が主となり、大きな修理や難しい修理は専門工場へ依頼することも少なくありません。

 

今回は、一部の修理となるため、変色した色に合わせて、違和感のない仕上がりにしていきます。

上側が白に近い色、下側に下がるほどクリームです。

加えてボンネットとドアに馴染むように。

自然になじませるには、とても難しい調色です。

これを仕上げるのが、プロの技なんですよ。

😊すご~い

 

日産のスクラッチ塗装

 

今日は、日産のスクラッチ塗装についてのご紹介です。

塗装面の1番上に塗装される透明な層が『クリヤー』と呼ばれるものです。

マニキュアで言うと、トップコートのような役割のものです。💅

 

日産で使用しているクリヤーは、

元々は『フッソクリヤー』というものでした。

 

現在は『スクラッチシールドクリヤー』に変わり、性能も進化しています。

 

スクラッチシールドクリヤーは、

洗車傷のような細かい傷がついても、クリヤー自体が復元する特性があるため、勝手に傷が消えていくというスゴイものなんです。

 

このクリヤーは車体に塗ってある分には効力を発揮して素晴らしいものなのですが、

修理をするときは、まぁ〜大変です!

 

順序通りひとつひとつの工程をきちんと仕上げながら、ちゃんとした修理をしないと、綺麗に仕上がりません。

 

塗装を仕上げるのが難しいのですが、その中でも特に、磨きの工程が重要となります。

クリヤーを塗装した後、磨きで仕上げるのですが、磨いたペーパーの目が出やすいので、

最初は2000番という粗さのペーパー(専用の紙ヤスリ)で磨き、

次に、2000番でついたペーパーの目を消すために、3000番(2000番より細かい目)に替えて、更に磨きます。

▲塗装面が黒いため、天井が写り込んでいますが、中央のモヤモヤしたのが、傷跡です。

 

ここでしっかり2000番の目を消さないと、後から何度磨いても、必ずその跡が浮き出て見えてしまうようになります。

 

勝手に復元する特性が逆効果となるのか(?)、磨く摩擦で温まると一時的に傷が消え、冷えるとまた傷がある状態に戻る💧

後から直そうとしても、傷の状態を覚えてしまうのか、何度やってもペーパー目が復元されて出てきます。

そのため、このクリヤーを使用するときは、普通のクリヤーを使用するときの倍の時間が掛かる、技術が必要な塗装のお仕事となります。

 

 

このようにして、しっかりと仕上がった塗装面はとても綺麗で、またその綺麗さを保ちながら復元力を発揮させるようになります。

 

このクリヤーを使用した車の全磨きなんていう作業があったときは、完全に硬化している状態で磨きをかけないとならないので、通常の3倍も5倍も、時間が掛かってしまいます。

 

普段は画期的な効力を発揮している優れものですが、修理やメンテナンスの時は、時間もお金も掛かる高級品なんですよ〜〜😊✨