「コーティング施工でお店に出したら、ボンネットがおかしくなっちゃったんです」
修理のご相談でお電話を頂き、先ずは見せて頂くことになりました。
その「おかしな箇所」を確認すると、塗装の下地が出ています😭
「これ、錆びたりしないのかな」 よぉく見てみましたが、深い傷ではなかったので大丈夫!
きっと、コーティング屋さんでボンネット表面に傷があることに気がついて、コーティングをかける前にこの傷を限界まで落としてあげようと頑張りすぎた結果、下地を出してしまったのではないでしょうか。
ほんと、下地が出る寸前まで傷を落としたくなる気持ちはわかります😓
コーティング屋さんで、修理業者はテクニカルオートをご紹介してくれたそうですが、
お客様にとっては初めて聞く名前。「なんだ!?テクニカルオート?」ってなりますよね😅
どんな会社かも分からないので、ご自身でどこに修理を依頼するか調べた結果!!
結局はテクニカルオートに行きついたそうです😆
沢山ある修理工場の中から選んで頂きありがとうございます。嬉しい限りですね😊
エンジンルームも綺麗にされていて見ていて気持ちがいいです。
大切にしているのがわかるので、私達が汚すわけにはいきません👍
先ずは汚れないように養生から始めます😄
隙間から汚れが入らないようにマスキングテープでしっかりと留めます。
先ずは下地を出した箇所を確認!
下のボンネット画像(アップの画像)、白いナメクジ🐌みたいな模様が見えますね、
これが下地が出た時の見た目です。
クリアー層(マニュキアで例えると透明なトップコートの事)が無くなり下の黒い色が出てしまった状態です。
なぜ白く見えるのかって?
黒色だけでは艶がなく、クリアーを塗装して初めて艶が出るからなんですよ〰︎!!
塗装面には飛び石傷や目に見えない小さな傷がありその中にワックスや油成分が入り込んでいます
先ずは塗装にとっては大敵であるワックス、油分、コーティングを溶剤で何回もかけて拭き取っていきます😤
この作業が次の工程の足付けに大きく影響してきます
ボンネットを研いで足付けしていきます。
艶が無くなり白く見えるのが足付けされたところ、綺麗に艶が無くなるように足付けしないと塗装の密着性に関わってきます。
しっかりと確認しながら研いでいます。
足付け後クイックベースで油汚れ、ワックスなどを取り除きます。
簡単に説明すると食器用洗剤で洗ってるイメージです。
この作業を怠ると塗装した時に不具合が発生しやすくなってしまうので、二人でしっかりと念入りに泡立てながら
ゴシゴジ、ゴシゴシとかけていきます
その二人で作業しているムービーをどうぞ😁
クイックベースが終わり、紙はりをして塗装に入ります。
紙はりのポイントは、ボンネット裏をマスキングテープで均等に貼る事です。
この作業は、後から修理をしたかしていないかを見る時に、
再塗装歴の有無を判別できるかが決まる 大事な紙はり!
下の画像を見比べると黄色いテープが微妙に真っ直ぐになっていないのが分かります。
この微妙な違いが最終的な仕上がりの出来に大きく関わってきます。
全部ボンネットを閉めてしまうと、クリアーを厚塗りできない為、少し浮かせて塗装します。
新車のクリアーはメーカーの経費削減なのか、年々薄くなってきてる気がします😤
お車を大切にしているお客様なので今回は特別に厚みが付くクリアーを塗装します。
少しでも長く綺麗に塗装が保たれるように願い、塗装時は肌と膜厚を気にしながら均等を意識します。
塗装後です
良い艶に上がりました😆
塗装後は磨き
くやしいですが、塗装専用ブースで塗装しても小さな塵や、色の中のゴミなどが付着してしまうのでペーパーをかけて、コンパウンドをつけ磨いていきます。
ここでも塗膜の肌を均等にするよう意識しながら磨いて、熱を加えすぎると凹みの原因になるので慎重に行います。
黒は磨きムラ、ペーパー目が目立つのでやりがいがあり楽しいですね😆
洗車はもちろん手洗いです😁水圧で汚れを落とし、水をかけながらセーム皮で汚れを落としていきます。
この洗い方が1番傷が付かないやり方です👍
完成〰︎〰︎
新車より綺麗になってますよ👍👍
蛇だと脱皮して新しい皮膚になったって感じです🐍🐍
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