バンパー部分塗装で意識したいこと

以前、保険修理でお預かりした車両。

今回は擦ってしまったバンパーを最小限で、何とか出来ないか。

ご来店をいただきました。

 

費用を抑える為、部分的に塗装をする方法に決定。

 

バンパーにライン(デザイン)が多く入っているお車でしたので

修理後もこのラインが美しく出るように!を意識して進めます✨

▼このグリーン色のマスキングがライン

 

一番色があっているカラーデーターを元に調色。

 

塗り板に色を乗せ、お車の色味と同じかチェック!

微調整を繰り返しながらの作業です。

 

下地作りの工程では、先ほどグリーンのマスキングを引いたラインを

削り落としてしまわないように気をつけます。

 

UVサフェーサーを塗布。

塗装までもう少し👍

 

サーフェサーを研いだら、クイックベースで脂汚れを取り除いで下地作り完了です🫡

 

お車をブースに移動したら、塗装範囲以外は紙とマスキングで保護。

 

最後に色をかけて仕上げます。

▲美しいラインが出ました😊

 

下地作り過程で、ここが綺麗に出るかそうでないかが分かれるところ💡

元々の綺麗な状態に復元するためにも 一台一台の特徴を捉えながら

丁寧にお直ししていますよ♪

バンパー傷つけちゃった

ハリアーのリヤバンパー。

お見積りご相談で来店され

そのままご入庫いただきました。

ありがとうございます🙇‍♀️

 

では、修理をしていきましょう‼️

傷を修理するのに傷つけたく無い箇所は黄色いテープとアルミテープでマスキング(養生)します。

 

傷を研いでいきます。

 

傷が深く凹みもあるところにパテを付け形を作っていきます。

真ん中にラインがあるので下側のパテを研いでから
マスキングテープで横にテープを貼りラインを引き上のパテを研ぎます。
仕上げパテ(黄色)も研ぎ紙を貼りサフェーサーを入れます。
パテの真ん中にラインがあるのが見えますか??🔍
サフェーサーを入れるとこのラインがハッキリ見えますね👍
サフェーサーを研ぎ紙を貼り塗装に入ります。
黒を一回塗装したところです。
この時点では、グレーのサフェーサーがまだ透けていますね👀
黒を何度か重ねて塗り、最後の仕上げでクリアーを‼️
完成👏🎉
傷はもう跡形もありません♫
バンパーの傷は、修理の中で最も多い内容に感じます。
「やっちゃった〜😭 パッと直したい!!」
そんな時には是非お気軽にご相談くださいね。

自動車の塗装は皮膚と一緒 クリアー剥がれ

塗装がおかしいとの事で見積もりに来たお客様

見せていただくと!!!!!!!!

クリアーが剥がれています😱

 

原因は紫外線でのクリアーの劣化

症状はクリアーが浮いて白くなっています。

イメージは海水浴に行き日焼けをして皮が剥けるのと一緒です

それがこれです

駐車場の位置と置き方を確認すると、西陽が当たる方向。

太陽が当たるのが片側だけだと顔半分日焼けしちゃうから、反対向きになるでしょ?あれと一緒です!

なるほど😳 ということで 修理内容や方法などを打ち合わせして、決定し、別日に入庫。

 

このクリア剥げを無くすには、浮いて白くなった箇所を研いで削り落とします

悪いクリアーを研ぎおとしたら鉄板、塗膜の保護とこの後の塗装の密着性を高める為にサフェーサーを入れます

サフェーサーを研ぎ、紙貼りをして塗装です

ずっと気になり続けていた、塗装の劣化 クリア剥がれ。

お客様には大変ご満足いただけた様子✨

わぁ〜〜綺麗になった〜〜〜〜〜 感動です🥹🥹🥹 と言って、喜んで頂けました☺️

ありがとうございます😊

グランドチェロキー バックドア板金

バックドアをぶつけてしまい、お電話をくれたお客様

ディーラーでバックドアは交換で60万と言われたそうです

さすがにその金額には驚きますよね😂
「まぁ、、ディーラーなら交換って言われるよね😓」

でも弊社では 今のこの感じだと板金できるので
費用も、かな〰︎〰︎り抑えることができます

さ〜て先ずは!
鈑金する為に、バラシ(分解)をしていきます。

 

バックドアの室内側
内張りを外した様子です。

カメラを外し…
裏側からラインを 少しでも出したい!

パネルの裏から叩き出せない箇所は、表側からスタッドプーラーという工具で少しずつ引き出していきます。

 

おおかた、元の形にまで復元させたら
プライマーを塗布するのと、パテの段差をなくす為にフェザーエッジを付けます。

研いだ外周をなだらかにする、超〜繊細な技です。

プライマー塗布をして(グレー)鉄板の保護と密着性を上げます。

 

次はプライマーを乾かしパテ(黄色)で形を作っていきます。
ラインと逆アールになっているので、普通のアールより難しいんですよ。

真ん中あたりの横ラインを境に
上は丸みを帯びた凸状の形で、
下は逆アール。凹むようにカーブしているのがわかりますか?

 

形が整ったらサフェーサーを入れて、
塗装しないところは紙貼りをして隠しちゃいましょう。
マスキングをする時の、端のキッチリさは大事。

バックカメラのガーニッシュも塗装します。

予め準備していた調色は、色を調合するための配合データがなかったので、何となく😆こんな色だろう的な感じで始め、ボディに合わせて色を作りました。

塗装後のエンブレム貼り、測った数値のとおり
同じ場所に貼りつけて 最初の通りにします。

完成です

 

グランドチェロキー 屋根修理

新型のグランドチェロキー屋根修理

 

屋根に何かされています。

何これ。

メーカーでの補修でしょうか?

国産車・輸入車問わず、どこのメーカーでも新車で不具合が見つかったら補修して納車されます。

そうです新車でも補修されて来る時もあります。

こればっかりは、はっきり言って「運」です。

 

今回のグラチェロですが、何かシールの様な物が付いています

ルーフサイドのラインの所がおかしいです

先ずは削ってみると

何と穴が空いていてシールで埋めているではありませんか!

そんな修理あるの????って感じ

アメリカン?これがアメリカ基準?

うーん、どう修理するか…パテでは痩せてしまうので今回はハンダで埋めます。
これが、ジャパンクオリティ✨ いや!テクニカルオートクォリティ✨

埋めて、平らにして、ちゃんと形を作ってあげたら大丈夫でしょう!

後はサフェーサーを入れて紙を貼ります。

ガラスの縁は、モールを起こして綺麗に貼ってあげると、
クリア剥がれを防ぎ塗装の仕上がりも綺麗になります。

後は塗装!

新車から、日本に来る前に綺麗に補修してあげて欲しい。

ねぇクライスラーさん!

 

ハンダ溶接の様子は、今日のお昼発信の Instagramを見てね

 

 

カプチーノ トランク修理

もう10年以上立つでしょうか?

弊社で全塗装したカプチーノ。

ずぅーっと長く、ご利用いただいているお客様です。

『トランクの汚れが気になってさ、ちょっと自分で擦りすぎて、
おかしくしてしまったんだよね』

・・・と言って、御来社。

 

👨‍🔧「どれどれ、うーん😅クリアが取れて下色が見えてしまっていますね」

よくこれだけ擦ったものです🤣

 

よし! 直しますか!!!

 

トランクのハゲちゃったところにパテを付けて、
段差がなくなるように平らにして。

もちろんパテを付けただけじゃなく、そのあと研ぐんですけどね。

厚みなんて ミリの単位ではなく、ミクロンですね。

それはそれは絶妙な加減です。

 

きれいに形が整ったら、塗装前にサフェーサーを入れて。

もちろん、それだけじゃなくて

そのあとサフェーサーを研ぐんですけどね 笑

塗らないところは紙を貼って隠して!

うまく調色をして、トランクだーけ 塗装します。

はい、完成〜〜〜〜 🙌

 

30年前の新車。

30年経った今でも、本当に大切に、とても綺麗にされています。

 

このカプチーノを見る度に、いろんな思いで嬉しく思います。☺️

まだまだ、長くきれいで、沢山お出かけできますように!✨

パナメーラ バンパー交換

ポルシェパナメーラのご依頼です。

保険は使用せず、自費の修理でお預かりしました。

フロントバンパーとリヤフェンダーの修理。

ディーラーでは、全部で何びゃくんん十万👀‼️と、庶民の私たちには『キャーーー😱』という価格帯。 少しでも安価となる方法を探して修理するしかありません。

先ずは、お客様がどうなりたいか。ご相談の上、お預かりすることとなりました。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

フロントバンパーの左側がパックリ割れています。

フロントバンパーは、ただ、“バンパーの交換” と簡単なように思える事なのですが。

輸入車は、タダモノではありません。

バンパーを外してみると、

インタークーラーまで損傷があります。

ターボ車には大切な装置‼️

ポルシェは左右にあるし、デッカい!

曲ってはいるけど、機能は?

大丈夫!!このままでも何とか使えそう!!

バンパーだけ新しくしましょう!

 

外車の新品バンパーは、色が付いてこないことが多いです。色が付いてこないというのは、『ボディ色に塗って使ってね』、という物です。

 

新品バンパーは、密着性を高める為に青黒いプライマーが塗られた状態で、段ボールに入りやってきます。

このプライマーを塗布した時に混入するゴミが多いので、表面をきれいに研いでゴミを取ってから塗装に入ります。

輸入車パーツは日本製品とは違って、

塗装の仕方も、組み付け方も、パーツひとつひとつの値段も、ワンダフルですな!

色々やって

はい!

完成〜〜〜!✨

ライトウォッシャーも壊れていましたが、使わないと言うので、ガワだけ綺麗にして戻しました😁✨

 

 

ドア・リヤフェンダー、他で断られちゃったけど!

駐車場から出る時にポールに接触してしまった!との相談でご来店。
ドアもリヤフェンダーも、なかなかの大きな範囲で損傷を受けていました

まだ年式も新しいし、

保険を使用して直した方が良いと判断し、

保険会社提出用に写真を撮影。


損傷確認は、丁寧に。
損傷を受けた部分の入力方向も見ながら、
どんな事故だったかを想像します💭

雨天だったので、深い傷の部分は錆が発生するリスクも高まります。
早く直したい気持ちはありつつも、保険会社の確認や代車の確認、
まだ今すぐに修理には取り掛かれません。
修理までの間、その心配を少しでも軽減できるよう
タッチアップしておきましょう。
リヤフェンダーとドアに付着した、
接触してしまったポールの黄色を落として、
タッチアップをして、
とりあえずは パッと見 最初より損傷の状態から受ける印象は和らぎました。😊
が、!!!!!
保険会社に契約内容を確認したところ、
自動車保険の契約は『車対車』‼️
ということは⁉️ そうです
今回の事故は、保険対象外なのです‼️
がびーーーーーーん
何とか  何とか ……
どうか、何とか安価になるように修理して欲しい🙏
雷と豪雨の中、お帰りになったお客様の心境も、きっと土砂降り🌧️
修理が仕上がる時には、気持ちに晴れ間が見えますように😭
〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️
そんなこんながあり、
いよいよ、修理に取り掛かることとなりました。
細かく、作業工程を一挙公開です👀✨
〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️
損傷箇所の状態を確認しながら。
下から見ると、リヤフェンダーがリヤドアより中に押されているのがわかります。
段差になっていますね。
実はここの部分、
袋状になっていて、
裏側から押し出すように板金🔨トントン!
ということができません。
では、どうするかというと、
先ず塗装を剥いで、
ハンダで器具をくっつけて、固定し、
引っ張る!!!! ゴン!

ドアと高さが合うまで何度も、ゴン!

少しずつ

少しずつ

引き出す作業を何度も何度も繰り返し、

ようやく高さが整いました。

結構、時間がかかります。
板金作業は、スタッドプーラーで面を慣らして終わりです。
ちゃんと、ボディラインを引き出すことができました。
次は、塗装の工程。
通常は、塗装を綺麗に仕上げるためにあらゆる付属品を外します。
ですが、今回は安価で仕上げるため、出来るだけ分解せずに!
でもせめてドアハンドルだけは取ってしまいましょう。
窓の下に付いている水切モールなどは、外すと同時に壊れてしまうので、マスキングにて塗装になりますが、
アウターハンドル(ドアの取手)は脱着します。
少しでも仕上がり良く☺️
 
板金した後にパテを付け形を作っていきます
この処理は出来上がりの表面に直結する、
仕上がりのかたちになります。
板金でほとんど形を作っているので、
表面をつくるためのパテが、薄くつく程度です。
形を整えたら、塗装前の下処理です。
白色のツヤがないところが足付け箇所

足付けというのは、塗装をする前に必ず必要な、塗料を密着させる為の処理!
塗装面全部、表面に傷をつけて塗膜のツヤを無くします。

ボディに紙を貼りつけ、周りに飛ばない様に養生してから、板金箇所にサフェーサーを塗ります。
サフェーサー塗装の様子
​サフェーサーは塗って終わりではなく、
更に研いで表面を整え、
そして、塗装する箇所以外に紙を貼り、広い範囲は全体にビニールで覆い、塗装します。
出ている所は、リヤフェンダーとドアだけ!
他は全部、細か〜く綺麗に隠し切りました。

塗装ブースから出た後は、
ドアとリヤフェンダーに磨きをかけ、
綺麗に仕上げます。

塗装後は組み付け

リアドアの内張が無い状態、
まず見る事はなかなかない光景ですね😄

キャッチ(ドアノブ)が付いていない裏側

キャッチが付いていない表側です。

それでは、
キャッチを付けていきますよ
最初にカバーを取り付け
裏側から取付の土台をはめて
表側とドッキング
この上に、ハンドルが固定されるので
ガチャッと取り付けるのですが
右側の長いキャッチを先に取り付け、
次に左の小さいキャッチを取り付け
ハンドルを引っ張った時に、
ドアの中で棒が動く様に
ピタゴラスイッチ!
裏から見ると穴が塞がっています
繋げて、動作確認ができたら、
窓を開閉する配線類も接続しながら
内張を戻します。
細かい組み付けも完了して、
完成〜〜〜👏

ハリアーのリヤフェンダーとドアの修理!
上手にできました!!
お客様にお渡しの時は、とても喜んでくださって😆🙌
『実は、最初、ディーラーに相談に行ったんです。でも、断られてしまって… どうしようか困ってしまって、ここへ来たんです』と教えてくれました。
お役に立てた様で!!!
良かったです!
私たちのところにきてくれて、
ありがとうございます😊

ボカシ目って何?

少し前に投稿したアバルトのバンパー修理ですが、実は前の修理跡がクッキリ出ていました。

😨俗に言うボカシ目😨

私達も部分で塗装すると、塗った箇所と塗っていない境目は必ずわかる様になりますよ!とお伝えして部分塗装します。

その境目の事をボカシ目と呼びます!

なかなかイメージしずらいですよね😆

前回のアバルトの修理の工程はこちら

上の画像で右端のグレーと黄色の紙の部分が今回のボカシ目です!

この画像では前回のボカシ目はわかりずらいですがよーーく見ると!

 

ムービーでご覧下さい。

※動画の終盤、色違いになったように見えるモヤモヤが「ぼかし目」です。

↓この画像をクリックで動画再生

 

 

バンパー修理とロックナット🔑

 

ちょうど1年ほど前修理をさせて頂いたレクサスのお客様からの修理のご依頼☺️

前回はクォーターとフロントバンパーの左側を直させて頂いたのですが

今回はフロントバンパーの右側💡

バンパーの上側から下側まで広範囲で傷が入っていました💡

こちらを部分的な塗装で修理を進めます🙆‍♂️

 


 

ここで一つ🙋‍♀️💡

お車の修理をする際にバンパーを外す・・リヤゲートを修理する・・

などといった際に、ナンバープレートがついている場合は

脱着が必要となることがあります。

通常はごく普通のナットで留まっていることがほとんどですが
防犯用のロックナットをつけている場合

こちら👆

拡大するとこんな感じ

ネジの頭が変わった形をしていますね❗️

この様なものをつけている場合には専用のアダプターが必要になります💡

純正のもの、汎用品のもの色々とありますが、

新車で購入した際についている場合は、メーカーさんで必ず積み込みがあるはずです💁‍♀️

 

お車を修理に出す際には、これが車内にあるかどうかチェックの上お預けくださいね😊

 


 

修理の工程へと戻ります🏃‍♀️💨

今回は部分的な塗装といってもお色が特殊なお色なので境目が出ないよう

バンパーの半分くらいまで塗ります🌈

傷を落としサフェーサーを吹きかけ

まずは若草色のようなボディ色を吹きかけます

その後、仕上げのクリアを吹きかけると・・

光沢が全然違いますね🤗

しっかりブース内で乾燥させた後は養生していた紙を外し
室内外ピカピカに洗車をして完成です❗️

 

前回に続き、修理のご依頼を頂きありがとうございました☺️

 

そして、ナンバーロックナットのついているお客様はお忘れなく〜♪

今時期のタイヤ交換の際にも
アルミホイールのロックナットをつけている方はそちらの方も

アダプターを忘れずに持ってきて下さいね👍💓