フォードクーガ 🚙 塗装編

先日ご紹介しました フォード クーガの修理‼️

過去の記事はこちらです👉 クーガ‼️部品をGET‼️

 

「塗装の工程見てみたい!」と思った方も多いはず😁 多いよね??

 

そんなご希望にお答えし、塗装編のご紹介。

 

お車の色は「3コートパール」

塗料の中に入っているがキラキラと見える綺麗な色。

 

塗装を行う際には

そのキラキラ感を合わせるためにも、隣接パネルにもボカシを入れて塗るところですが、

今回はドアの隣接パネルのボカシを入れないでフェーダーの中だけで3コートパールの塗装をします!

 

パネル内でぼかしを入れる作業は容易ではありません🙅

どんな塗装プロでも「難しい」と言うでしょう!

 

でも、お客様のご負担額を少しでも抑えるためにも

「なんとかして差し上げたい!!」

そう思うのが私達です💪‼️

 

その為にも下地作りでサーフェサーの面積を最小限に抑えること、なおかつ、波を取らなければなりません。

それでもドアまで15センチの幅しかありません。

 

 

この15センチしかない中で

色とパールの配合を考えながらグラデーションをかけていくのです👈ポイント!

これがプロの技‼️✨

最後に、エアー圧をあげてパールベースを塗って仕上げます。

  ※  Instagram で動画がご覧いただけます♬

 

塗り終わりを外で見るといい感じの色加減に塗り上がりました。

 

難しいけど、とってもやりがいのあるお仕事となりました😊

レクサス🚙リアドアの下地作り

リアドアの損傷。

板金で形を修正した後に、塗装すると波が出やすい箇所があります。

パテを研いでいるとパテのキワがちょうど大きい逆アール(反り返った形)になってます。

色をかけると パテとの間にフェザーエッジができ、それが波になって目立ちます。

 

逆アールの波をサーフェサーを研ぐ時に取ります。

半丸のパットで水研ぎします。

素手で触ってもわかりずらいところも、手袋を履くことによりわかります。

👨‍🔧「手袋を濡らしながら研ぐとわかるんだよね〜!!」

 

こういう作業は、自分が若い時に先輩の職人から見て教わりました。

昔の職人もいろいろで、

「絶対に教えない」 「見るな」 「金払えば教えてやる」 「10年早い」

という人や、違う!と怒って手をあげる人までも。

今の時代には想像出来ないことだと思います…😅

 

たいがいが「見て覚えろ」という職人。

今思うと、人への教え方を知らなかったのかもしれません。

でもそれぞれの職人のおかげで、自分はきれいな仕事ができる方法を身につけました。

 

波も取れてきれいに塗り上がりました

 

先輩方には感謝しながら、 日々お客様の車を手掛けています!

バイクパーツ塗装

過去のパニヤケースのブログを見て、ここなら何とかしてくれるんじゃないかと、ご相談でご来社☺️

ホンダのバイクを買い自分で塗装しようと考えたけど、失敗したら・・と

お客様が購入されたバイクは限定のキャンディレッド!!

マツダのキャンディレッドに近いようなので、それを塗装します

ご自分で塗装する為にマスキングまでしていたのですが、貼り直していきます

もうメガネ(老眼鏡)をかけないと細かい作業が見えません😭

 

パーツの紙貼りが終わり塗装に入ります

 

最初に塗装するのは密着剤!!!!これを塗らないと塗装が剥がれてしまう可能性があります

 

 

密着剤を塗り下色を塗装 下色は発色の良い赤とは違うこんな色です

右画像、水性塗料はエアーブローで乾かしていきます

 

下色の塗装途中でゴミが付着した為にペーパーで落としていきます

 

ゴミを取って再度下色を塗装します

 

 

下色を塗り終わり上色を塗装します

下色がだんだんと赤くなっているのがわかりますか

この回数によって赤の深みが変わってきます

 

後はクリアーを塗装

 

完成😁

喜んでいただけるかな😊

一連の流れの動画は今日のInstagramで公開します😊お楽しみに😁

 

 

 

アルファロメオの調色

先日お預かりしたアルファロメオ🚙

とても珍しく綺麗なそのお色には、目を惹かれてしまいます✨

 

正面がキラキラゴールド

斜め透かしが薄いグレーの

透けた曇り空のような色の調色です。

この3つ、角度によって、色が変化し見え方が変わります。

 

特殊な色なので、データーがありません。

1番近い色見本の中から選んで見ました📖

 

実際に見本に合わせ調色した色を

塗り板に塗って見ると、かなり色が薄くて白いです。

 

はい、ここからは楽しい調色の始まり👍

頭の中で考えイメージ通りに行くかどうか、ワクワクです‼️

 

まずは、調色するために原色を選んでいきます。

黒・赤・グリーンなどを用意して

その中から自分の長年の勘で入れる量が決まります。

 

色がだんだん変化し、明るくなったり黒くなったり。

この塗り板たちからわかると思います。

 

午前中に合わせた塗り板を並べてみました。

実際に合わせた塗り板は、この3倍ぐらいの量です。

ピッタリの色にするためには、調色 → 塗り板に塗装してチェック!という工程を

何度も繰り返していくのです☝️

だんだん近づいて、あと一歩!!という段階まで来た時、

調整するための色を入れすぎてしまうと 今度は元に戻すのが大変だったり😅

 

そんなこんなで、最後に色が合った塗り板を西陽を背中にしてみてみました。

赤くもなく黒くもなく、いい感じになりました。

これでOKです🙆

世界に一つだけ☝️オリジナルのデザイン

リヤゲートの上に着くスポイラーを中古でゲット‼️

と、思ったら
車体の色と スポイラーの色が微妙に違う😓
ちょっとカッコ悪いから、塗装してもらおうかな!
ついでに、塗り分けしてもらって、
カッコよくしちゃおうかな!
そんな相談で、ご来店いただきました🤗
元々ついていたスポイラーは、自分で取り外して来たそうです。

 

塗り分けたい色は?
『ダークっぽい色』
例えば?
『この、ホイールみたいな…』
いいですね⭐️  ボディ色とホイールのガンメタね!
色見本帳から似た色を探して、
決定した色は、スバル車の黒っぽいガンメタ✨
色見本帳に貼り付けの色は実際に使ってパーツに塗ると、ちょっと違うんですけどね、この色が、ここに…

屋根の上で光に当たるイメージもお話しして想像を膨らませます💭

仕上がりをイメージしながら、一緒にワクワクしてとても楽しい瞬間😊

 

どこからどんな風に色分けしたい?

実際にパーツを見ながら、色分けのラインを決定。
ボディ色は、カラー番号通りの調色ではなく
本当にボディに合わせた色に調色します😊
お預かりしたスポイラーは、塗装準備にかかる前に
両面テープ剥がしからスタート‼️
実はこの作業、、、塗装より1番大変かもしれません😅
ツルンっと剥がれてくれればいいんですが、粘着力はすごく強力なので
剥がす時は指の指紋が無くなるんじゃないかと心配になってしまうくらい笑
剥がし終わったら次は
スポイラを研ぎ台に固定してガンメタから塗装していきます。
ホイールの色に合わせて、まずは一色目を塗装。
いい感じです😆
2色目を塗る前に、綺麗にマスキングをします。
これは、出来上がりに直結する
大事な大事な作業であり、技でもある!
塗装の切れ目となるラインをとっています。
カッコよく見えるように、どこで分かれるか!
塗装前の処理をして、塗装の密着を良くする工程です。
綺麗が長持ちしますように♪ 細部まで丁寧に😊
塗装ブースへ‼️
マスキングしてパールを塗装
ボディに合わせて調色をした色なので、
ゲートの上に乗せても違和感なく着くはず!
ジャーン🎉✨
いかがでしょうか?
オリジナルのデザインなので世界に一つだけ‼️
特別感があって、それだけでワクワクしちゃいますよね♡
お車に装着出来たら、是非是非 見せにいらしていただきたいです😆👍

セレナIMPULスポイラー修理🙌Part❷

昨日からの続き🤗

〜セレナスポイラー修理〜

 

UVパテで塗装の下地づくりです☀️

同時にリヤの底面の傷も修理します👨‍🔧

すると・・あらら💦

底面だけの傷かと思ったら衝撃割れてしまったのか

表側も薄い塗装割れがピキピキチリチリっと無数に⚡️

 

底面だけの部分塗装と

表に見える部分の塗装では

範囲もやり方も大きく変わります💡

塗装のひび割れ部をペーパーで削ります

傷を落としたら

UVサフェーサー塗り

フロントスポイラーも一緒に

範囲が広くならないようにUVサフェーサーを塗布します💡

 

次は調色です🌈

このスポイラー白とガンメタ、黒で塗り分けになっていて

今回は白とガンメタの2色を塗ります💡

ガンメタはデータがないので、想像で色を足し試し塗り繰り返しながら

色を合わせるのですが、もう何となくあってる気がします‼️

森本さん凄い😍✨

 

塗装しない部分を保護するため紙を貼り

まずはパールを塗装✨

塗装するのが底面だけではないので

ほんの小さな傷ですが塗装の範囲はこんなに広がります👀‼️

そして塗らないところのマスキングは細かく必要となってます💡

マスキングした通りに色が区切られるので

マスキングをキッチリやるかやらないかでは

仕上がりに大〜きな差が出ます。

先にパールホワイトを塗って・・

 

次はガンメタです🙌

ガンメタの塗る範囲に合わせて紙を貼って

その上からガンメタを塗装✨

 

そうしてリヤスポイラーの修理の仕上がりがこちら😊👇

 

底面のガリ傷も綺麗に直り

表側の塗装も一緒に綺麗になりました🤗

 

っと、いうところで本日はここまで😆🎵

明日はフロントの修理の続きをご紹介しますね💓

お楽しみにッ😉✨

当て逃げにあっちゃった〜フロントバンパー修理〜

先日お預かりしたワーゲン・Tクロスのお客様のお話です。

 

当て逃げに遭ってしまったとご来店され

泣く泣く修理費を自分で持つことに…😭

 

 

フロントバンパーだけでなく、アーチモールやセンサーにも損傷がある状態。

ですが、その部分は我慢ができるので、色の部分だけでも直したい!というお話だったので

安価な部分塗装の方法で進めることになりました。

 

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さぁ、修理を始めましょう✊

太陽の出ている明るい午前中に調色をしていきます👨‍🎨

カラー番号でお色が決まっていても使用や保管状況によって微妙な加減で色みが違うため

調色の時には、塗料を1滴単位で微調整して色合わせをしていきます🌈✨

塗り板に色を吹きかけ、ボディとの色味を何度もチェックしながら。

 

ボディの方はというと、

まずはおおかた傷のついている部分を拾いながら削っていきます。

▲傷を落とす前には余計な部分に傷がついてしまわぬよう、マスキングやアルミテープで保護。

 

削り終わったあと、UVパテで形を形成。

養生した後には、UVサーフェーサーを吹きかけ、塗料の密着度を高めます👏

 

▼下地の完成系です🙆‍♀️✨

この状態で、車両はブースに入りここに色をのせていきます✨

 

ジャーン🏵️✨

完成しました🤗‼️

 

 

あんなに大きくついた傷もどこにあったか分からないくらい元通りに👍

 

納車時に伺ったお話ですが

実はこちらのお車、売却が決まっていた矢先に起こった事故だったそうです💦

新しいお車の納車を心待ちにしている最中のこのような出来事に心を痛めていた様子。

 

ですが、仕上がりを見て

「こんなに綺麗になるんですね!」と喜んでいただいたので

気持ちも少し晴れていただけたのかなぁと、こちらも一安心😊🍀

 

ご満足いただける仕上がりとなり良かったです🎵

ボカシ目って何?

少し前に投稿したアバルトのバンパー修理ですが、実は前の修理跡がクッキリ出ていました。

😨俗に言うボカシ目😨

私達も部分で塗装すると、塗った箇所と塗っていない境目は必ずわかる様になりますよ!とお伝えして部分塗装します。

その境目の事をボカシ目と呼びます!

なかなかイメージしずらいですよね😆

前回のアバルトの修理の工程はこちら

上の画像で右端のグレーと黄色の紙の部分が今回のボカシ目です!

この画像では前回のボカシ目はわかりずらいですがよーーく見ると!

 

ムービーでご覧下さい。

※動画の終盤、色違いになったように見えるモヤモヤが「ぼかし目」です。

↓この画像をクリックで動画再生

 

 

バンパーとアーチモールの塗装

👨「バンパーの傷 見てもらえませんか?」

 

以前、修理をお任せいただいた方からのご相談でした。

 

どれどれ…👀

バンパーだけでなく、アーチモール(グレーの部分)にもザザーっとした傷が…😱💦

 

修理方法は様々。

何を優先されるか・どのような仕上がりをお望みか。

色々お打ち合わせを重ね、今回は バンパー部分修理とアーチモールも修理!という方法に決定✨

 

センサーにも傷はありましたが、残念ながらセンサー自体に色をかける事は出来ません❌

幸い、傷自体も小さく、極端に目立つものではなかったため、交換はせず そのままにします。

▲研ぎの作業で 傷をつけてしまわぬよう、保護しています。

 

傷は削って落とし、UVパテとサフェーサーで形と下地作り。

ここまではバンパーとアーチモール同時に作業を進めていきます。

 

塗布したサフェーサーの研ぎ作業までを終えたら、塗装の準備へ。

この時点でもう形は出来上がっているため、傷は何もありません。

紙を貼り、事前に準備をしていた塗料で塗っていきます。

まずはアーチモールから。

 

そして次はバンパー。

 

ジャーン✨🎉 完成です👏

 

お客様へお渡しの瞬間。

「完璧です!」と一言 ご満足いただけて、とっても安心いたしました✌️😊

アウディのバンパーにガリっと傷が💦

 

11月の下旬頃まだこんなに雪が降る前の頃

雨の日にアウディのお客様が相談にいらっしゃいました🚙

 

フロントバンパーの右側

ちょうど出っ張っている部分がえぐれるように傷が💦

 

ご予算の兼ね合いもあり今回はバンパー1本の塗装ではなく

部分的な修理で進めることに決定🙌

後日代車をご用意してお預かりすることとなりました😊

 


 

直すのはこの部分

まずはボディの色に合わせて調色☀️

天気の良い時は車を外へ出し、太陽の陽のもとで色を合わせていきますが

雨や冬など太陽の日が出ていないときは

人工的な太陽光を当ててさまざまな角度から色を見て調色していきます👍✨

調色を終えたら施工しない部分にしっかりマスキングをしていきます

部分塗装といってもバンパーの半分ほどは色をかけていきます💡

傷の入っている部分を削り落とします🌀

機械の後は手とペーパーでより細部まで綺麗に

研磨が終わったら

エアーをかけて細かい削りゴミを取り除き

塗料の密着をよくするため

ガスプライマーを使用して塗装前の準備

削った部分にはすでにサフェーサーを吹きかけています💡

ここまで来たら後は塗装✨❗️

 


 

🌸完成っ🤗🌸

あんなに深い傷が

ツルッと綺麗に☺️