車の人気カラー 3コートパール

自動車のカラー🚗🚙🚕

車の色は白、黒、シルバー、赤、青、黄色など沢山ありますが、実は車種によってみんな微妙に違います。

例えば、一口に『白』と言っても、

絵の具のような白、

キラキラした白、

クリームっぽい白、

青っぽい白、などなど、様々です。

また、もっと細かく言えば、

同じ車種でも一台一台、個体差で違っています。

そんな、車の塗装の色についてのお話です。


3コートパール塗装


車の色では今も昔も人気な、3コートパール。

最近の3コートパールは、

昔とはまた ひと味違い、

光の当たり方により

赤くキラキラ、青くキラキラ✨👀

塗料の中に混ぜてあるガラスフレークが赤や青にキラキラに見えるようなパール色が増えています。

カッコいいのは良いのですが、

修理する時は技が必要✨💪🏻✨

塗装をする時の塗り重ねる回数によって微妙に色が違ってしまうため、車体の色と合わせるためにはとても繊細な技術が必要なのです。

この車に使用している色は、新車の状態からドアを開けた内側(車体側やドアの裏側)は白っぽく、外側(ドアの表面)は黄色っぽく見えます。

何故! 内側と外側で色が違って見えるのか???

車体側と外装パネルとで塗り重ねる回数が違うからです☝✴

外側はパールがしっかり掛かっていますが、内側はパールが少ないため、色が違って見えるのです。

私達は、この様な微妙な違いもちゃんと元に戻すために、車からドアを取り外してバラバラにした状態で、ドアの裏、表、車体側、と 塗り分けているのです。

色を合わせて作ること、

ボディに合わせて塗装すること、

どれも簡単で単純なものではなく、

長年培った、

経験から得た職人の技なのです。

塗装の仕上がり✨ 隠れた仕事

塗装を行う際、毎回大活躍の塗装ブース。

ここは塗装をする明るい部屋…というだけの場所ではないんですよ。

塗装ブースの役割

塗装ブースは、車に塗装をした後、高温で乾燥させるだけではなく、

塗装中には発生している空気中の塵や埃、余分な塗装ミストを集めてくれるという

スゴい仕事をしてくれる所なんです。

↑吸い込む力が強力なので、ウエスをひらりと落とすと床に貼り付きます。

塗装ブースの集塵機

では、この大きな掃除機のような集塵機の中で、集められたごみは一体どうなっているのでしょう?

実は、床下や天井の網の奥に、大量のフィルターが何重にもなって付いているのです。

集塵機の管理

この集塵機の中に設置されているフィルターは、

年に数回、掃除されたり交換されたりします。その作業は、業者さんではなく自分達で!

このように、自分達で掃除しながら目で見て点検することで、ブースの集塵の状態もわかり、均一に空気が流れているか、きちんとゴミを集めてくれているか把握することができます。

車の修理において、美しさの仕上げとなる塗装の工程。

そこには、直す・塗るの技術だけではなく、こうした隠れた大事なお仕事も存在するんですね!

塗装の仕上がりに重要な、塗料の『調色』作業

車の塗装を行う時、ボディカラーの塗料は
どこから どの様に用意するかご存知でしょうか。

実は、自動車の修理に使う塗料は、
カー用品店等に置いてある タッチペンのように、
各メーカー 車種ごとに カラー番号で分けて
塗料を用意している訳ではないのです。

今日は、塗料をどの様に準備するかをお伝えしますね。


◆塗料の色


塗料の色は、原色で120種類以上!
テクニカルオートでは、耐久性が高く美しく仕上げる従来の塗料、
環境にやさしい次世代型 水性塗料、両方を取り扱っています。

その塗料を、ボディーカラーに合わせて混ぜ合わせ、色を作り上げます。
その作業を 『 調色(ちょうしょく)』 と言います。

 

◆どうやって?

国産車・輸入車、各メーカーで使用されている色が
カラーナンバーごとに、
使用する色の種類や配合率を載せて 資料となっています。

▼色見本帳

 


◆調色作業


1台の車の調色をするのに、

約7色ぐらいの色を使います。

 

調色の基本は、太陽を背中に
正面・斜め45度など 色んな方向から見て確認します。

 

太陽が出ない、天候の悪いときは
人工太陽灯を使います。

 

カラーコードの配合通りに 調合しても、
現車の色がピタリと合うことはありません。

 

▼カラーナンバー通りの色と、現車の色あわせ

 

そのため、塗り板と呼ばれる 小さな鉄板に 試し塗りをしながら
現車の色とあわせて、何度も何度も 調色・試し塗りを繰り返します。

ひとつの色1滴で、微妙~~~に変わってしまうからです。

(事務所の女性スタッフには何が違うかわからないレベルです)

塗り板の数は、平均すると10枚くらい
合わないときは30枚、40枚、・・・・・ 合うまで塗ります。

職人が納得いくときが完成。

 

調色の時間は、約、2時間。
少し長いときで4時間。
まだまだ出来ないと、翌日までも時間をかけて合わせます。

また、どうしても太陽の光が必要なときは、
太陽が出るまで、待ちます。

太陽の光の下を走る車の色が、きれいに見えるように。

修理した箇所が、元通りに戻るように。

調色は、芸術的な職人技。

経験と、技術と、色別の目と、センスが必要な

時間と材料をつかう作業です。



 

塗装見習いの時に、調色を覚えて、コーヒーカップ1杯の量を作るためにバケツ一杯の失敗した塗料を捨てました。
先代の社長には内緒にしました(笑)

 

投稿: 森本