アルファロメオ159 雨漏り

中々珍しいアルファロメオ159の入庫です。

雨の日の翌日など運転席、助手席の足元のフロアカーペットが濡れてしまうとのことです。ボディに水を段階的にかけて侵入経路を探していきます。

しばらく水をかけているとフロントドアスカッフプレートの上を伝ってフロアカーペットを濡らし始めました。

そうなるとドア閉じた状態でスカッフプレートの上が濡れるということはドアからの水が影響していそうです。水抜きの穴からは抜けが悪いものの水は抜けて車外に出ている。

よ〜く見るとドアの内張の隙間から水が出ている❗️

日本車では内張を外すとビニールか貼り付けていることが多いのですがこの車は鉄板です。この鉄板の当たり面からとスピーカーから水が出てきています。

鉄板の当たり面は接着剤の経年劣化だと思いますが、スピーカーから水が出てくるのは構造的にいかがなものかと。。。😅

当たり面の劣化した接着剤は綺麗に剥離して防水テープを貼り付けます。

スピーカーには直接水かかからないようにビニールを貼り付けてから取付します。

ドアの内部も清掃して水抜き穴からしっかりと水が抜ける様になりました。

雨漏り修理は侵入経路や処置など時間がかかりますが車内に水が入りすると錆びたり機能の不具合が発生したり、運転していても気分も良くないですよね。

もしお困りの際にはご相談くださいね☺️

三菱ジープホイールナット増し締め

車のタイヤを着ける ホイールナット “今と昔” 締め付け方の違い
昔の日本車は理にかなった造りだった

 

1995年 平成7年三菱ジープ

今の自動車は全車輪、右締めでナットを締め付けていますが

昔のジープやトラックはホイールナットの締め付けが左右で違います。

車体左側は左締め、右側は右締めになっていました。

左側のナットには “L” の文字が刻印されていました!

右締め

昔と今の締め方の違い 逆ネジって何?

なぜ今は右締めに統一したのか、その違いを少しお話しします

タイヤの締め付けには、実は“規格の違い”があります。

今、日本で使われているのは ISO方式。それ以前は JIS方式 と呼ばれる、日本独自の方式でした。

JIS方式では、運転席側(右側)は普通の右ネジ、助手席側(左側)は逆ネジになっていました。

これは「走るときの力で、もし締め忘れがあっても自然に締まっていくように」という、とても理にかなった工夫だったのです。

【左後輪タイヤのナットが緩みやすい理由】

ところが! 現在主流のISO方式は、左右ともすべて右ネジ。

走行中、特に左側のタイヤは力のかかり方が「緩む方向」と同じになってしまいます。

つまり、もしナットが仮留めのままだったり、しっかり締められていなかった場合、走っているうちにどんどん緩んでいってしまうのです。

タイヤは、脱着した直後が一番外れやすいもの。

特に冬のスタッドレス交換時期には、全国でタイヤ脱落の事故が毎年必ず起きています。

小さな軽自動車のタイヤでも、人に直撃すれば命に関わる大事故に…。

まして大型トラックのタイヤとなれば、その被害は想像以上です。

しかも外れやすい場所は決まって 左側の後輪。

日本は左側通行なので、左後輪にはカーブで大きな負担(内輪差の力)がかかります。

海外の右側通行に比べ、日本は特に左側に厳しい環境なんですね。

 

[JIS方式] と [ISO方式] タイヤに関わるもう一つの大きな違い

さらにJIS方式とISO方式の違いには、もうひとつ大切なポイントがあります。

• JIS方式は、ダブルタイヤの場合 インナーとアウターを別々のボルトで締めていた ため、片方が外れても、もう一方は残る仕組み。

• 一方ISO方式は、 2つのタイヤを1本のボルトで共締め します。だから万が一外れれば、2本同時に外れてしまうリスクがあるのです。

 

こうした背景を知ると、日々の点検や締め付け確認がいかに大切か、改めて実感しますね。

ネジの形や規格がどうであっても、最後に守れるのは「人の手」と「心配り」。

丁寧に締め直し、しっかり確認しておけば、大切なお客様や仲間を事故から守ることができますね

 

フューエルリッド塗装

以前から何度か塗装のご相談をいただいているランクルのお客様。

 

「知人から、ランクルの40周年記念パーツのフューエルリッドカバーをもらったんだけど、

自分の車の色に塗ってほしい!」

とご相談をいただきました。

お車は太陽の光や風、雪、雨の影響で

塗装の色味にも少しずつ“味”が出てきます。

 

同じカラーコードでも、

新しく塗った色と、今のボディの色を並べると

微妙にトーンが違って見えることがあるんです。

 

せっかく記念パーツを付けるなら、

そこが浮いて見えてしまってはもったいない。

ということで、今回はまず現車での色合わせからスタートしました。

 

ボディの曲面に光を当てながら、

見る角度や明るさによって変わる色の見え方をチェック。

塗料を少しずつ調整して、

「今のこの車」に一番合う色を作っていきます。

こういう作業は、数値やデータだけでは出せない“感覚”の部分。

長年、塗装の色を見続けてきたスタッフの経験が活きるところです。

 

 

色合わせが終わったら、ブースの中にパーツを入れ塗ってきます✨

 

塗り終わった後の、最後の仕上げ😊

開け閉めするとこに防錆剤を塗布。

もちろんサービスです♡

 

後日、お客様から取り付け後のお写真をいただきました♬

「調色ばっちりです!」

 

そんな嬉しいお言葉をいただき

も満足いただいた仕上がりとなり嬉しいお仕事でした☺️

ルーフパネル修理。

ヴォクシーのルーフパネルの修理です。立体駐車場入り口の梁に当たってしまったとのことです。なかなか痛々しい状態です😭

水が室内に漏れない様に養生してあります。

剥がして、テープの糊を綺麗にしてみると、

ルーフアンテナを強くぶつけて破損して取付部が変形しています。その廻りの箇所もぶつかっていて変形しています。

ルーフパネルを修理するにはルーフパネルの内側にあるルーフライニング(天張り)、リヤゲートを取り外します。

損傷により鉄板自体が延びてしまっていますがこれ以上延びないようにハンマーで叩く回数を少なくし小範囲で板金作業を終えられようにします。延びてしまっている分は鉄板を絞って、しっかりと張りを持たせます。

最後にアンテナを仮合わせをし建て付けを確認して、下地作業に進んでいきます。

他社ではパネル交換と言われる修理でもテクニカルオートでは板金可能のケースもありますのでお困りの作業には一度ご相談くださいね☺️

タイヤパンク〜抜き取ったものは〜

先日、パンクのご相談があったので

みてみることに🛞🔍✨

すると、、、

「あったーーーー!!」

原因はすぐに見つかりました👏

さぁ、抜いていくよー🧰✨

え?まだ先があるの?😳⁉️

キタキタ!やっと抜けた!!

なんと!!

こんなに長〜い鉄の棒が刺さっていました🤣💦

この長さは、中々見かけないかもしれない…😆👍笑

お客様も

「嘘でしょ〜🤣‼️走ってて全然気づかなかった」と驚かれていました。


すぐにパンク修理を実施🧑‍🔧
しっかり直して、また安心して走れる状態になりました✨

これだけ長い物が刺さっているケースは稀ですが

こういうタイヤパンクのトラブルは、誰にでも起こり得るもの。


「ちょっと空気が減っている気がする」「最近タイヤの減りが早いかも?」と感じたら、気軽に見てもらうのがおすすめです。


大ごとになる前に発見できれば、修理で済んで安心できますし、お財布にも優しいです👍

タイヤは車を支える大事な足元。
今回のように何かが刺さるなんて想像もしない出来事ですが、早めに気付けたことで大事に至らずよかったです😊

リヤフェンダー修理。

今年登録のスペーシアギア。まだ新しい車輌です。リヤフェンダー交換くらいの損傷ですが何とか修理して欲しいとのご依頼。

何とかしちゃいます✌️

ホイールアーチを粗出しして、一番引き出したいホイールアーチ前側部分をハンダで広く引き出していきます。少しずつスライドハンマーをずらしながら。

ホイールハウス前側とスライドドアとのつながり部分をキッチリ出してあげることで仕上がりが良くなります。

スライドドアとリヤフェンダーのつながり部分の高さ、隙間が均一になったらリヤフェンダーを平滑に均していきます。

万が一ぶつけてしまって、これは直せないだろう!と思っても状態によっては直せる場合もありますのでご相談くださいね☺️

ボルト固着

JB64ジムニーのリヤ追突事故。ラテラルロッドが損傷を受けて交換です。

ボルトを緩めて簡単に交換する予定だったのですが・・・

回りません。

潤滑剤を吹きかけても、

インパクトを最大限の力にしても、

回りません。

ネジ山が固着しているのではなくラテラルロッドとボルトが固着しているようです。

地道に削り落とすしかないようです。

ひたすら削ります。

ようやく削り落とせました。削りカスが大量です。汗も大量です😆

jk64ジムニーでも使用状況でボルトが錆固着で回らない車輌が出てきましたね。

カスタムで調整式ラテラルロッドに変えようとしてボルトが回らない!他の箇所でもボルトが回らない!などお困りの在庫にはご相談くださいね☺️

アクア サイドシル修理

アクアのサイドシル修理のご依頼です。前から後ろまで中々の損傷具合。交換するとなるとトヨタ車はサイドシルの設定が無いので、フロントピラー、センターピラー、リヤフェンダーの部品が必要になってしまいます。超高額修理です。

それでは早速、修理していきましょう。

まずは、変形箇所を接着剤を使用して大まかに引き出していきます。少しずつですが変形を面で引き出し小さくしていく事で後のスタッドプーラーでの仕上がりに大きく影響します。

接着で面での引き出しが良い感じになったのでハンダを使用して角のラインを引き出します。

しっかりと引き出すことによって下面の膨らみが直っていきます。

全体の形が整いましたので、後はスタッドプーラーで細かな歪みを取り仕上げていきます。

パネル交換だと高額な修理になります。保険を使用しない場合には交換ではなく修理や脱着する部品などで金額が変わりますので仕上がりとご予算に合わせた修理をご提案出来ますので万が一の際には是非ご相談くださいね☺️

デントリペア👌

ある日洗車していると、あれ❓いつの間にかへこみがある⁉️そんな悲しいことがあったりします。

ちょっと車両保険は使いたくないな〜、出来るだけ費用を下げたいな〜

そんな時には、デントリペア✌️

今回はZR-Vのドアのへこみ。

まだ新しく綺麗にされているお車。

そこで活躍するのが、ブログにも度々出てくる幾つもの凹みを愛し直してきたデント職人❗️

へこみに神経を集中し、デントツールの動きを目と手の感触で裏側から押し上げていきます

ライトの光を当てて押し上げ過ぎないように少しずつへこみの戻り具合を見ていきます。

そして完成❗️

傷が浅く、極端な折れがない凹みを裏側と表側から塗膜を剥がさずに修理します。

塗装費用がかからない分、費用が抑えられますのでこのへこみは直るのかしら?とお悩みの方はお気軽にご相談くださいね☺️

N-BOXリヤフェンダー錆

リヤフェンダーのサビ修理のご依頼です。錆が出てきて段々と大きくなってきたとのこと。

外側から錆てきたのではなく内側から錆て顔を出してきた感じですね。

錆を少しずつを落としていきます。

錆の中心部分は柔らかくなっていて千枚通しがザクザク刺さっていきます。

さらに錆を少しずつ落としていきますが中々錆の終わりが出てきません。

内側でかなりサビが進行しているようです。

裏側から覗いてみるとシーリングがあり剥がしてみました。剥がした隙間にはリヤフェンダーと内側のパネルの間の接着剤が錆になっています

表側から接着剤が錆じゃなくなる所までベルトサンダーで削っていきます。

ベルトサンダーで落とし切れない細かい錆はサンドブラストでしっかり落としちゃいます❗️

最初の錆発生箇所と比較すると見えない所でこれだけ広い範囲で錆が隠れていたということです。

防錆処理をして新しい鉄板を溶接して下地作業へと進んでいきます。

おそらくリヤバンパーがぶつかってリヤフェンダーのシーリングが切れて水が入り接着剤を錆させてしまったのでしょう。

ちょっとぶつけちゃって大丈夫かしら?と気になる方は是非ご相談くださいね☺️