リヤフェンダーが大きく凹み、
いびつになってしまった この損傷。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/E56A4336-8B43-49BC-BD85-74A177D816DA.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
ディーラーではもちろん『交換』としか言われません。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/D9EBC99B-1D97-442E-BACC-59F2AB951EDE.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
ここの場所はドアやボンネットと違い、ボルトで留まっているパーツではなく溶接で繋ぎ合わされているパネルです。
クォーターパネルを交換するとなるとかなりの高額となってしまいます。
リヤフェンダー板金
クォーターガラスの際まで波及しているため、先ずはクォーターガラスを外します。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/26052455-D052-4E63-8573-2A52557C41AC.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
表面を削り、クシュッとしてしまった鉄板を板金で少しずつ元のように戻していきます。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/B48563ED-C2DC-49A5-A06A-32E2CF11E5CA.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/610AEDE7-E119-48C1-A10A-A2BB59935F8C.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
出来る限り元に戻し、出来上がりの美しさをイメージしながら。
板金が終わったあと、数種類のパテなどを用いて下地作りです。
剥き出しになった鉄板の上には、プライマーで防錆処理。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/1090AA42-6685-452C-9241-61D68FFCF3A9.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
凸凹した表面を滑らかにするためにパテを使用します。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/10C44FAD-2492-4005-931D-1458A7F8ED0E.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
全面に塗りますが、
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/CB272E04-E313-45B5-A12D-ED79B6BAD630.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
付けたパテは必要なだけしか残しません。
表面を平らにするためなので、
ほ〜んの少し🤏ほんの、少しです。
今回は、これからUVパテも使用。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/4847E739-2E28-4132-BEC6-949E050C25EA.gif?resize=436%2C328&ssl=1)
また更に研ぎます。
こんな道具を使います。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/87DFD574-B870-4395-BBD7-3DC0DFCF222B.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/A6DCFB79-6BDC-472D-9D6F-953E58FFC63A.gif?resize=449%2C337&ssl=1)
研いでしまうと、必要な分を残し、ほとんど取れてしまっています。
機械を使ったあと、手で研いで仕上げます。
職人の手のひらが表面を仕上げます。
これぞ、ニッポンの技!
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/002A02E2-7967-4DC9-A4FD-CA2256EEEE51.gif?resize=424%2C318&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/66E232E1-AE2B-427C-A8CE-75866FF72A4E.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
塗装を行う前はUVサーフェーサーで下地の仕上げです。
塗料の密着を良くするためです。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/8870A6A6-9DBB-4310-BCA2-A3A1A7EE4DE3.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
そして、車体に合わせた調色を行った塗料を使用して、安価で収めるために必要部分のみの塗装を行います。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/0349E0FE-9D61-498C-9181-796B81E710F0.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2020/03/1BF519AE-BA14-48B2-8E68-FBD8835AF59C.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
こういった修理ができるのは、
板金塗装のプロだから。
メーカーの【販売店】であるディーラーでは、元々、私たちのようなプロ工場に委託していました。一部のメーカーは、内製化により自社工場を持つようになりましたが、自社工場で作業をしているのは常に経験も数年の若手技術者。しかも、パーツごとに作業分担し車体と合わせない上、主にパーツ交換での作業を行なっています。
そのため今も、難しい板金や塗装が必要な時だけはプロ工場に依頼しています。
だから、
ディーラーでは『できない』と言われる板金塗装も、私達にはできるのです。
Like this:
Like Loading...