リヤフェンダーの溶接

今日はリヤフェンダーの溶接についてのお話しです❕

 

フロントフェンダーやドアはボルトやナットでボディーに付いていますが

リヤフェンダーはボディーに溶接で付いています。

そのため簡単に取り替えることはできません。

リヤフェンダーに付いているガラスや内張りなどを外して、

溶接箇所がガラスシーラーやシールで隠れているので剥離していきます。

 

溶接箇所がハッキリと見えたら、ドリルを使ってひとつずつ溶接を外していきます。

溶接箇所いっぱいあるんですよ😅

 

溶接を外したら『エアーソー』という ノコギリの様な工具でパネルを切断して、リヤフェンダーを剥がします。

予め、これから交換する新品フェンダーパネルとちょっきり同じ位置に印をつけておきました。ピンクの線の位置で、ズレがないようにカット!

 

内側のパネルにも損傷がありました。

 

リヤフェンダーが外れたら今まで見えなかった内側の鉄板が見えるようになったので

損傷を受けてるホイールハウスを直します。

 

ここをしっかり直しておかないとリヤフェンダーがきちんと付かないのです!

結構な凹みですが、ここは、板金🔨✨

形をきれいに直したら新品リヤフェンダーの溶接準備です❗️

新品ドアを取り付けてドアとリヤフェンダーの高さ隙間を確認します。溶接してしまうと後で調整はできないので

この確認はとても大事なんですよ‼️

そして、いよいよ溶接です。

まず、つなぎ目を 点、点、点、と溶接していきます。

いっぺんに付けちゃうと鉄板が熱で伸びちゃうからです。

なぜならリヤフェンダーの厚さは1mmも無いんですよ‼️

とても薄くてデリケートなんです😌

 

 

 

熱を集中させないことで鉄板の歪みを小さくするとパテも少なくなり、

車には良いです。

車の修理が完了した時にはまったくわからなくなっちゃう溶接ですが

見えない所もしっかりと修理してますよ😄

 

マフラーが落ちてしまった

「マフラーを見てもらいたいんです」

リヤマフラーが落ちてしまったんですね💡

ご自身で針金で釣って応急処置をした状態で来店してくださいました。

 

このステーの穴が腐食で大きくなってしまっているため

新しいものを手配して溶接修理をします👨‍🔧

 

まずは作業するのにマフラーが邪魔になるので一旦取り外します。

そして溶接を剥がしてステーも取り外し。

 

新しいステーは4つの穴が空いていない状態で届くので

溶接する箇所に穴開け加工も施します🌀

 

そのパーツを車体へと溶接‼️

溶接した後は錆びやすいので、

熱が冷めたらチッピングをスプレー。

 

後はマフラーの吊りゴムを新しいものに変えて

マフラーを元に戻してあげたら 作業完了🙆‍♀️✨

 

作業の途中で、ライナーが外れているのを発見🔍👀‼️

左右ともサービスで取り付けしちゃいました✌️😄

 

 

なんと!この作業をお任せいただいたお客様は

ご自宅からテクニカルオートまで1時間もかけて、お越しくださいました🙇‍♀️

遠方にも関わらず、作業をお任せいただけるなんて

とても嬉しくてありがたいお話です🥺❤️

 

お帰りの際の安心されたご様子に、私たちも嬉しく思いました☺️

溶接して欲しいとお預かりしたもの 〜part 2〜

金曜日 ブログの続きです。

 

機械や溶接したいものの準備が整ったら、いよいよ くっつける作業🔥

 

まずは、数カ所 点で溶接をして軽く固定してしまいます。

 

キャスターの動く部分は、溶接の際に、熱に負けてしまう可能性があるため

予め取り外してしまいましょう。

 

この状態から、いっきに溶接をかけちゃいます!!

 

手で引っ張ってみても、外れる事も無し‼️

しっかりと固定が出来たのを確認💡

キャスターを元に戻して、塗装が剥がれた箇所は色を塗ったら オペ終了♬

 

お預かりした時には、折損している状況だったため

機械は独立して立つことはなかったのですが

修理を行って 立てるようになりました😆👍✨

 

お客様にもホッとしたご様子でお帰り頂くことが出来ました😊

溶接して欲しいとお預かりしたもの 〜part 1〜

『鉄のキャスターが折れてしまったんです』

とお電話にてご相談を頂きました。

 

🙍‍♀️ 鉄のキャスター???

 

お話を伺うと、そのキャスターを溶接をしてほしいと言ったご相談でした。

溶接が出来るかどうか、まずはご来店頂き判断することに。

 

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お持ち頂いたのは…

なんと、美容器具!!

 

4本のキャスターで本体を支えているお品物でした。

 

お客様の事情を伺い、どうにかして差し上げたい!と考えたスタッフ達🙍‍♂️🙍‍♀️

 

お預かりさせて頂くことにしました💪

 

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美容器具を手術台の上に乗せて、オペ スタートです🔧

溶接の際に、本体に傷や汚れがついてしまわぬよう

黒い布できちんと保護する事も忘れずに☝️

 

溶接する位置や方向を入念に確認。

 

本体にくっつく部分と、その周りについている 黒い塗料をベルトサンダーで剥がす作業❗️

分厚い塗装だったので、剥がすのにも少し時間がかかりました⏰

本体の方も同様に。

 

どちらも溶接準備OKです🙆‍♀️

 

そして 溶接の機械登場✨

 

溶接する部分に、電流を通す道を作るために

繋ぎにはバイスプライヤーも使用しちゃいます🔧😆

それを、溶接機のクリップで挟み込んで

これで接続OK!

 

この後は、いよいよ溶接作業開始です✌️

その工程は月曜日のブログにてご紹介🤗

自動車鈑金の方法 ~スタッド溶接とは?~

スタッド溶接??

あまり耳にしたことが無いかもしれませんが、
溶接の種類の一つで、電気を使って短時間でくっつけて引き出す方法。

難しく説明しても、難しいのでわかりません(笑)
新人稲葉君目線で 見てみましょう!

 

◆スタッド溶接機

こんな機械を使います。

凹んだ箇所を溶接し、
引っ張り出し、へこみを修正するための機械。

▼この機械の先端を、板金が必要な個所に溶接します。


◆修理の事例

例えば、こんな凹み

 

先程の機械で溶接した後、
重りを引き止め具に強く当て、
凹みを引き出します。

この時、修正が必要な個所の鉄板を
剥き出しにすることで、溶接をすることができます。

▼溶接で引き出した跡です。


 

先日のクイック修理でも、
この機械が活躍しました!

 

こんな凹みが

ここまで修復される!

 

お見事!!


 

板金においての、修理方法の一つで
写真だけ見ると ちょっと簡単そうに見えますが
技術が必要なんですよ~!

 

塗装に入る前の、板金修正を
どこまで復元できるかにより、修理をした後の
何か月後何年後が、全然違ってきます。

 

キズや凹みの状態により、
どの様な修理方法で直すのが最適か。

 

仕上がりや金額、何を重視するかにより

色々なご提案ができます😊

「これは、どうかな?」と思ったときは
いつでもご相談くださいね!!