リヤドアとリヤフェンダーのアーチ部分をぶつけてしまった😱と
相談にいらしたお客様。
大きく傷跡がついていたので、先ずは擦ってしまった相手側の色と傷を簡単に落としてみましたが、
傷が取れると、
今度は凹みが目立つような状態。
ドアを閉めた状態なのに隙間が開いているのがとても気になります。
『傷だけ直ればいいから』
『ぱっと見わからなければいいから』
『錆びて来なければいい』
とはいえ……
そのご要望だと、塗装も必要だし、板金しないと隙間は直りません。
凹みが目立つので、パッと見も分かってしまいます。
板金で直すにも歪みだけでなくドアの合わせ目ラインも変形していて、少々大変な状態です。
決定した内容は、
・リヤフェンダーだけ、板金。
・ドアは傷だけ直して凹みは直さない。
・錆びたら困るので、ドアとリヤフェンダーは必要範囲で塗装をする。
という内容です。
さて、実際の修理です。
料金を抑える方法として、
ここは引き出し板金で!
アイテム登場です🔧😁
くしのように見えますが、片側が輪になったピンの様な形の物を何本も使い、一本ずつくっつけていきます。
これを、どうするかというと
一度に掴んで均等に引っ張ります‼️
うまく形を引き出して戻し、
ハンマリングで形を整えます。
板金をするときには、塗装面は剥がしてしまうので、一緒に塗装が必要となります。
板金が上手くできると、下地処理がとてもスムーズです。
ドアを開けるハンドルが、外れています。これは、ハンドル付近からのクリア剥がれを防ぎ、きれいな仕上がりにさせるためです。
外した部品は、最後に組み戻して…
修理完了です。
ドアの凹みは直しませんでしたが、
パッと見、気づかない様にはなりましたでしょうか?
ドアの閉まり具合、錆、傷、はクリア出来たと思います😊
お客様にも、ご満足いただけたようで、良かった〜〜🎶😄