自動車 板金の達人

旧車を直す達人

今は新車として販売されていない昔のカッコイイ車、【旧車】の板金で、達人といわれている人が日本にいます。

鉄板が錆びにより腐食して、原形をとどめていなくても、その部分を
切って、加工して、溶接して、
車を作ってしまいます!

▲この人がすごい!

▼鉄板を形成して、溶接しています

▼溶接で繋がって出来上がった部品

▼錆びたところを切り取って

▼形を造りながら直す

2人とも、62年・56年の経験を持つ達人です。


テクニカルオートの達人

板金のうまさは、車の修理が全て終わったときではなく、
塗装前の、下地、パテ研ぎの時にわかります。

テクニカルオートにも ぅん十年も一緒に仕事をしている板金の達人が居ます。

旧車のような、昔の鉄板もうま~~~く直しますが、

今の車もキレイに直してくれる‼️

現代の車の鉄板を板金するには、かなりの技術が要ります。

鉄板の質が昔とは まるで変わっているからです。

この達人が板金したあとのパテをとぐのは、楽しみです。

板金が良いと うまくきれいに仕上がるので、とってもやりがいがあります😊👍✨

諦めたくないR2の修理 亡き父の車

下廻りや外装の錆の修理について、

どのようにできるか相談したい。


そう言って、乗って来た車は

スバル R2。

『何とかして、できるだけ乗ってあげたい』

 

そのお客様は現在、東京で働き、暮らしているといいます。

何故?東京の人が、わざわざテクニカルオートに???

実は、相談のR2は お父様の形見の車だとのこと。北海道のお姉さんが、なんの相談もなく、もう乗らないからと言って廃車にするところだった!と半分怒ったように、そして、半分悲しそうに話してくれました。

外装の錆の状態をぐるっと一周確認し、

リフトアップして下廻りも確認。

1つずつの概算金額と修理方法の提案、大まかな全体の修理金額をお話ししたところ、

『インターネットで調べて、調べて、決めてここに来たから、ここでしかお願いするつもりはないんです。』

…と、何とも嬉しい言葉。

そして、

『東京に戻るので、時間は掛かっても構いません。』そう言い残して、そのままR2をお預かりすることとなりました。

 サイドシルなど車体側、下廻りの錆修理とあわせ、今後も錆が出て来にくいようにしっかりと防錆処理も施しました。

ドアやフロントフェンダーなど、ボルトで取り付けてある部品は、本州から錆びていないリサイクルパーツを取り寄せ、交換。

下廻り全体は防錆塗装を行い、今後の対策もバッチリ👍

バンパーのキズはついでに一緒に直してあげました。

お引き渡しの時の、お客様の喜ぶ顔を想像するだけで、やり甲斐が出てきます!

お父様から引き継ぎ、できるだけ長く長〜く、走ってくれますように。

 

新車ステップワゴン 傷修理

新車で納車されて間もなく、
傷がついてしまったステップワゴン。

走行距離、900kmのお車です。


・とにかくきれいに直したい!

・だけど、できるだけ安価で済ませたい!


これがお客様のご要望です。

 

どこで直したらよいだろうと、インターネットで修理工場を探し、
色々調べて数ある修理工場の中から選んで
テクニカルオートにご来店頂いたそうです。
大変ありがたいお話です✨

修理したい場所は、リヤゲート。

リヤゲートは通常、内貼りも外し、ナンバープレート(封印)も外し、
ガラスを外してバラバラにした状態で板金修理、或いは交換を行うため
予想以上に高額になってしまいます。

今回は、安価で済ませるというご要望でしたので、
メリットデメリット等お伝えしたうえ、部分的に修理を行うこととなりました。


◆ リヤゲート 部分範囲で板金塗装


 

先ずは、塗装の妨げとなる部分のエンブレムを外します。

傷つけないように、ゆっくりと丁寧に。
そして、プラスチックベラで隙間から外していきます。

周りに黄色いマスキングテープを貼っているのは、わかりやすいようにではなく
ヘラでボディを傷つけてしまわないようにです。

 

次に傷ついてしまった部分に、密着プライマーを塗布します。
鉄板を錆びから守る役割と、形成するためのパテをしっかり密着させる役割との両方の効果があります。

プライマーを塗った後に、研いできれいにします。

次にUVパテを付けます。
紫外線を当てると、30秒で硬化します。

このパテは、硬化した後も柔軟性を伴う上、収縮しないため
割れや浮きが出ることなく、
長くきれいな状態を保つことができるのです。

 

硬化したパテをきれいに研ぎ、形を仕上げてから
サーフェーサーを塗ります。

更に研いで塗装する面の処理を仕上げた後、
塗装しない部分の養生をします。
これが “マスキング” です。

いよいよ、塗装に入ります。
塗装ブース内で行います。

純正の色ですが、車体に合わせて微妙な調色を行った塗料を用います。

何度も塗り重ね、しっかり色を塗り、最後はクリアで仕上げます。

ここで完了ではありません。

最後に、塗装面を磨きます。

ミガキの作業では、小さなごみ等が無いかのチェックを行いながら
新車の肌に合わせます。

平らになりすぎて鏡面肌にならないように、スポンジバフで磨きます。
この肌を合わせる仕上げも、職人技です。

黒い色は傷や汚れなどがとっても目立ちやすいので、
アルコールを吹き付けながら、油分などを取って最後は手で拭き上げます。

これで、新車と同じく、出来上がります。

 

お客様へお渡しした際は、料金、仕上がり共に
大変ご満足いただくことができました😊

 

新車でご購入されたばかりの大切なお車を、
私たちにお任せ下さったこと、
大変光栄に思います。

ありがとうございます!