ヴェルファイアのエアロがぱっくり割れてしまったとのご相談がありました。
フロントバンパーに取り着いているスポイラーで、
運転席側の角に近い部分、正面からみるととても気になる状態😭
割れて欠け落ちたパーツは、ピッタリくっつく状態で拾って来た!とのこと。
ナイスです👍
これがあれば溶接することは出来ます!
こういった部品自体が高額なエアロやバンパーは、是非とも直して使いたい!
が、しかし❗️ 割れている場所の直ぐ近くにはメッキモールが!!😱
修理をするためにはメッキを外さないと溶けてしまいます。
メッキは取り外しの際に割れてしまうリスクがあるので、そうなってしまうとおしまいです!
たまたま、綺麗に外れる状態だったため
ここは修理で行けそうです!よしっ👍✨
ということで、今回は
樹脂溶接 専用の機械があるので、一般的な修理の仕方ではなく、がっちり直すことができます✨
日本にはまだ数台しかありません。
このシリーズでも、一番すごいやつ。
札幌でこの機械と同じものを持っている会社は知りません(多分無い)
スポイラーはバンパーから外して単品の状態に。
スポイラーについているメッキのモールがちょっと邪魔なので取り外して作業します。
あれっ!
モールに隠れてて見えなかったけど、横向きにも大きく亀裂が進んでる!
あららら、ここも一緒に直しましょう。
モデリスタのエアロ、物により素材が違います。
今回はABS樹脂なので、ABS樹脂の溶接棒を使います。
溶接する個所は、溶接棒を溶かして溶着させるために、
素材以外何もついていないように溝を作り、脱脂してふき取り、まわりも一旦塗装を削ってしまいます。
👇裏から見たところ
反対側からしっかり固定した状態で、裏からも表からも、同じように溝を作って片側ずつ順番に溶かし込み繋ぎ合わせます。
素材自体を溶着するときは、炭化しないように窒素を当てながら適正な温度でくっつけます。
適正な温度といっても、手を近づけるとすぐにやけどしてしまうくらい高温です。
素材を溶かし押しあてたあとは 高温になったコテのような機材で更に馴染ませしっかり溶着。
充分冷ました後、研いで平らにしてしまいます。
しっかりとくっついているかどうかの判断と確認ができます。
間違えて、違う素材をくっつけようとした時には、この段階でペロペロと剥がれてきてしまいます。
同じ素材同士だからしっかりと馴染み、強固になるのです。
溶着した後はUVパテを使用!
密着力があり、柔軟性もあり、エアロ修理には最適です👍
ぴったり密着させると同時に、きれいに形を整えることができます。
下地処理をした状態で、塗装へ。
これで安心! きれいに、しっかりと直りました!
部品がもう手に入らない時、スポイラー自体が高額な時は、こんな方法で修理することもできます😊
喜んでもらえるといいな😄♫
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