バンパー塗装剥がれの原因は

『洗車をしたらバンパーの塗装が剥がれてしまいました

アテンザにお乗りのお客様がご来店。

 

どれどれ

見てみると本当にペリペリと剥がれてしまっています🔎👀

 


塗装が剥がれる原因は?


 

なぜ、洗車だけで塗装が剥がれてしまうのでしょう?🤔

 

それは

塗装の仕方に問題が。

新品のバンパーは二種類あります。

メーカーで塗装済みの物

②未塗装の物

 

車体に合わせて塗装が必要な『未塗装品』は、塗装を行う際にきちんとした下地処理やプライマー塗布作業が大切です。

そして、プライマーを塗布した後の色を塗るタイミングも重要です☝️

 


色剥がしと再塗装


では、綺麗にしていきましょう~

剥がれてしまった物は

一度全部剥がしてしまいます‼️

高圧洗車で少しずつ。

剥がれにくい箇所もありますが

そこは粘り強さで!笑

手でもペリペリ剥がしたり👏

上手く剥がれると気持ちが良い~😆

 

時間は少し掛かりましたが

何とか綺麗に剥がせました🙆

 

さて、ここからがいよいよ本番です。

 

ここから塗装前の大切な下地処理は丁寧に。

 

塗らない箇所はきれいに養生して隠します。

マスキングテープで塗装の切れ目をキレイに縁取り!

これを手伝ってみると、結構細かくて難しいんですよ。

下地処理をして、

油分をきれいに拭き取り、

プライマーを塗って、

塗料の密着性を確実に!

この施工を怠ったり適当に済ませてしまうと、耐久性が低い塗膜になり、今回のように洗車などの圧力にさえ耐えられず剥がれてしまう事態になります。

 

怖いですね💦💦

 

そして塗装へ

こんなに綺麗になりました★

 

これで洗車も安心して行えますね!!

バンパー亀裂 新品より強い修理

スバル インプレッサ 修理についてのお見積りでした。

割れているのは、バンパーとリップスポイラー。

 

 

結構大きな亀裂です。 バンパーは修理することは出来ますが、

リップスポイラーは交換の方が安いかもしれないし、修理をしたとしても色付きではなくて素材そのものなので艶感が違ってしまいます。

 

純正のバンパーなので、もしかするとリサイクルパーツが見つかるかもしれません。

新品パーツで交換した場合の金額を調べて、

リサイクルパーツが見つかるかどうか、その金額と

修理をした場合の見積額 3つを比較して決めましょう!

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

全国手配で複数のルートから、在庫の状況を確認しました。

が…残念ながら、そのまま使用できるものは見つかりませんでした。😢

残る選択肢は2つ。

①新品パーツ取替  ②バンパー・スポイラーの修理

修理の方法でもしっかりきれいに直るし、今回は安価で済ませたい!

 

ということで

 

バンパーは、溶接修理をする方法に決定

リップスポイラーは簡易修理とタッチアップを行います。

 

バンパーは取り外しての作業です。

前面 運転席側に大きな亀裂が入っています。

 

ご自身で裏側から固定していたそうです。

バンパー下側の、アンダーカバーが繋がる取付部分が切れてしまっていました。

 

せっかくなので、一緒に直してさしあげましょう!(サービスです)

 

リップスポイラーは裏側から強力~~~~な接着剤で固定するので、外してしまいました。

 

 

先ずは裏側から!

亀裂部分はぴったり合わせた状態で、表側から一度しっかり固定します。

 

 

熱をかけるので硬めのアルミテープを利用します。

 

溶着する繋ぎ目は、削って溝を作り、素材そのもの同士がくっつきやすくなるように加工。

 

そして、このバンパーと同じ素材のスティックを溶かしながら、同一化させます。

高熱で溶かしたときに、炭化しないように窒素を当てながら溶着。

 

裏側の溶着は割れ目に沿って溶着した後、十字になるように補強溶着も忘れずに。

こうすると、縦の力にも横の力にも強くなります。

 

溶着出来たら、表側も 溝を作り。同様に。

 

 

そして、溶着した箇所はもうバンパーと一体化しているので、表面を研いで平らにし、

クッション性のあるバンパーには最適なUVパテとUVサーフェーサーで塗装前の仕上げ。

更に研いで、下地処理を完了させます。

 

 

あとは、車体に合わせて調色した塗料で、見た目が美しくなる範囲で部分塗装を行います。

 

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リップスポイラーも取り付け、リップスポイラーの割れ箇所はタッチアップでお化粧をして完成!

新品パーツ取替の1/3位の金額で済みました!わーい

 

▲修理後

▼修理前

 

修理箇所は、割れる前の素材の耐久性よりも強くなっているので、

修理箇所が避けてくることは考えられません✌✨

もし今回と同様にぶつけたとしたら、修理箇所ではなく、周辺が壊れてしまいます。

 

これで安心ですね!!

よかったよかった😊

バンパー凹み クイック修理

Instagramとブログを見て

『インスタに載ってた写真と同じ状態なんです!同じように直してもらえますか⁉️』

 

わざわざ北区から来てくれました。

 

 

割れてなければ、同じように直るかもしれない。割れてませんように…

 

あ、なんか下の方ベラッとなってるけど、

大丈夫じゃない!?

 

ということで、

 

バンパー凹み 応急修理

 

汚れを拭き取ってみると、凹み具合がよく見えます。

バンパーを修理に適正な温度に温め、

裏から押し出す方法で直します。

車体を持ち上げ、一部クリップ類を外します。

タイヤハウスにある、フェンダーライナーという黒い樹脂製のカバーと、バンパー下のアンダーカバーから腕が入るくらいに外し、

その間に専用のヒーターで温めはじめます。

バンパー自体を傷めないように、適度な距離を保ちながら適度な温度まで上げ、適度な範囲が平均に柔らかくなるように。

そして、温めながら押し出します。

うまく出てきました‼️✨

 

凹んでしまったバンパーが、

キリッとしました🤗

 

自動安全ブレーキシステム

エーミング対象車

 

実はこの車両、自動安全ブレーキシステムが搭載されています。

 

フロントガラスにもカメラ

 

バンパー中央のエンブレム下には全方位カメラのカメラ、エンブレム内側にはブレーキサポートのセンサーがあります。

 

 

修理をするためにバンパーを外した場合は、エーミングが必要となるため、安易に外すことはできません。修理をする場合はエーミングを伴うため費用も時間も少し多めに掛かってしまいます。

 

 

先進安全自動車に対するこの法律は、2020年4月1日、本日から改正になり、義務化されました。

認証工場の登録準備などもあり、2024年までに完全となります。

 

今回は、バンパーを外さなくても済みましたし、待っている間に、ご満足いただける仕上がりで、安価で終わることができました。

 

お客様、大喜び🎶

『すご〜い!今年一番のびっくり〜!』

 

どうしよう💦と駆け込んだお客様が、

受付の女性スタッフたちと賑やかに笑いながらお帰りになりました。

 

良かった〜😊😊😊

 

 

 

 

バンパーの耳 頑丈に溶接修理

自動車の前後に着いている、

バンパー。

バンパーは鉄板ではなく樹脂で出来ているので、鉄と比べ柔らかく、その弾力で衝撃を吸収できるようになっています。

人とぶつかってしまった時に、できるだけ人へのダメージを少なくすろように、フロントは特にバンパー以外もわざと壊れやすいようにできているんです。

さて。

壊れやすいのは安全のためとはいえ、壊れてしまったものをどうするか⁉️ と毎日考える私達。

今日は、バンパー交換と言われてしまう取り付け部分の破損について、頑丈に修理をした事例をご紹介します。


バンパーの取付部分って?


バンパーは車体にブラケットやクリップなどでとめられています。

ブラケットと繋がる部分は、バンパー側に小さな四角い穴が数箇所開いていて、引っかかって留まるようになっています。

その引っ掛かりの穴が壊れてしまうと…?

そうです。留まらないのです。

何箇所か壊れても、いきなり落っこちてはこないけど、隙間が開いて浮いてしまいます。


バンパー交換と修理


  • 車両が高額なものほど、部品も高く、『部品交換ですね〜』と簡単に言われても、 ね!
  • 部品代を安価に済ませようとエコパーツを探しても、リサイクル品や中古のバンパーがなかなか見つからないこともあります。

    それなら、このバンパーをリサイクルしましょう!♻️

    ということで、

    バンパーのミミ、

    直しちゃいました‼️

    ちゃんと穴ができるように最初から差し込んで 形を整え、

    樹脂溶接の機械で、バンパーと同じ素材を溶かしながら酸化しないように溶着させていきます。

    ギューーーーっと挟み込み

    場合によってはこれを繰り返し、

    完成です!

    溶着した部分は表には見えず隠れてしまいますが、

    以前にもご紹介しましたが、

    新品よりもかなり頑丈になります‼️

    これで安心😊

    ちょっと雪の塊に擦ったくらいじゃ外れませんよ‼️👍

    ※軽自動車など、安価で手に入るバンパーは、修理よりも新品で交換した方が安くなる場合もあります。

    レクサス バンパー傷修理塗装

    今回お預かりしたレクサスのお客様のお話です。

    札幌に引っ越してきて、レクサスの車検をどこの店舗で見てもらおう?と

    札幌のレクサスに行ったところ、系列が違うから見ることができない とか・・・?

    「そんなことってあるの~~っ レクサスなのに~」 と、お客様は工場を探したそうです。

     

    テクニカルオートにご来店いただいたのは、

    『左側の端の方を・・・』

    修理をしたいご相談でした。

     

    レクサスのフロントバンパー。

    バンパーとはいえ、レクサスは部品代がものすごく高いです。

     

    自費で安価な修理をご希望されていたため、

    修理方法はバンパーを外さず、マスキングをして部分的に!ということで決定。

     

    では、部分塗装って、どんなもの?という

    修理方法についてご紹介しましょう。


    フロントバンパー キズ修理・部分塗装


    傷はフロントバンパー左側の端。

    タイヤまわりのアーチ部分と連なったところです。

    傷は、ガリッと結構深いです。

     

    センサーやフォグライトもあるので、

    塗装の時はマスキングで隠してしまう準備をしています。

    ガリ傷の表面を削り落とし、

    フェンダーからの美しいラインに繋がるように形を整えます。

    UVサーフェーサーを使用しました。

     

    色を掛ける所とクリアのところ、

    塗装がきちんと密着するように、

    補修箇所まわりも、バンパーの表面を研いであります。

    残るは塗装です。

    部分塗装は、

    傷がついた端っこだ~け

    小さな範囲で塗装をすると

    逆にその部分だけ「塗りました!」というように

    目立ってしまいます。

    なので、

    このくらいの範囲がちょうど目立たずきれいになる

    最小限の部分塗装となります😊

     

    写真はちょうど人の影が入ってしまいましたが、きれいに直ってます。

    完成⭐️

     この色、合わせるのが結構難しいんですって!😁

     

     お客様にも、とっても喜んでいただくことができたようです

    良かった〜😊

    バンパー下のガリ傷 短期修理

    フロントバンパーの下、底の面を

    駐車場のタイヤ止めや縁石に

    ガリガリッ と擦ってしまった!

    なんていうことは、

    意外と多くの方が経験しているのではないでしょうか。

    ぱっと見、分からないような

    底面の傷ですが、

    洗車をする度に気になってしまう傷。

    真っ直ぐみると死角の場所ですが、腰を屈めて覗くと、結構 痛々しく傷が付いています。


    バンパー修理の日数は?


    実際に、このガリ傷を修理したら

    何日くらいで直るかな?

    週末に車を使いたいから、出来るだけ早く直ればいいなぁ。

    👨‍🔧1泊2日でお返しできます!


    特別な色でも、ちゃんと直る?


    ご心配なく!

    安価で部分的に修理をしても、色の違いは全然気にならないほどに、きれいに仕上がりますよ😊

    ガリガリの傷を無くして、

    形の修正も完ぺき🌟

    車体に合わせた色を作るので、

    部分的に塗っても違和感なく

    きれいに仕上がります。

    純正の色を基本として、数種類の色の塗料を調合して作り、

    そこから、車体に合わせて微調整を行います。

    決して、ベタッとはなりません。

    意外となかなかなの

    プロフェッショナル〜〜😊

    お客様、喜んでくれるかな!!🙌

    樹脂溶接 耐久性と信頼性の確証

    バンパーやヘッドライトなど、樹脂でできている物の修理について、『スゴイ樹脂溶接ができるようになった!』ということは、既にお伝えしました。


    ◆樹脂溶接、どこまでやるか?


    耐久性の実験で、新品より強くなる‼️と感動したばかりですが、更に❗試してみました。実は先の実験の中で、壊れやすい場所・亀裂が入りやすい場所の修理をするにはどの程度の溶接が必要なんだろう? と考えていたのです。


    ◆実際にやってみた


    先日の実験で。バンパーを裂いて修理をしたら、修理した箇所が頑丈になり、修理をした場所とは違う箇所が割れてしまった!という結果になりました。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この、割れてしまった場所はちょうどバンパーが L字に曲がった力の加わりやすい所でした。


    🔷実験① L字カーブの耐久力

    反対側の同じ場所を裂いて、平らな箇所と同じ修理をしたときどの程度まで耐えられるか。

    普通に丁字で修理をして、手で再度、引き裂いてみました。

    けっこう、あおって曲げても大丈夫。

    思いっきり、結構力を入れて引っ張ると

    ▼こうなりました

    車体に取り付いた状態ではあり得ない力の加え方ですが、平らな箇所と同じ直し方では耐久性がこのように違うことがわかります。


    🔷実験② 丁字と十字の耐久力

    一番力が加わりやすい箇所を、丁字だけではなく、十字に!+++ 何本も補強を入れてみました。前回亀裂が入った、ここです。

    下から見るとわかりますが、L字になった部分です。

    表側は太く修理。

    そして、裏側は、これでもか!というくらい。

    やりすぎ?(笑)😂これで、バンパーに付加を掛けると…

    いくら手であおっても大丈夫!更に、膝を入れて‼️力を掛けると

    こうなりました。

    修理した間の素材の部分が……!

    補強した箇所は強固となります。

    よし!これで本当に納得!!

    どこまで強いか、実験をかさね、自分で体験して初めて、そのすごさを形にできます。これなら、お客様に自信をもって安心して渡せる修理ができます😄✨

    バンパー補修 強度実験

    樹脂溶接機でバンパー補修をして、

    その強さがどれほどのものか

    実験してみました。

    実際に車から外した廃バンパーを使用して、完全な長い切れ込みを作り、

    熔着したあとの強度は!?

     

    YouTubeで見る。

     

     

    驚きの結果でした‼️

    実際にやってみて、これは本当にお客様の車にもお勧めできるな!と実感。

    バンパーだけで10万も30万もすることがあります。

    実際には高級車ともなると、300万もするバンパーも存在するんですよ!

    それだけでなく、

    もう生産終了されてしまったパーツは買うこともできないので、そのようなバンパーの修理も可能です✨

    なんだか、今まで諦めていたお客様が喜ぶ顔を思い浮かべると、ワクワクしてきます🤩🎶

     

    UVパテ・プラスチック樹脂リペア・鈑金技術 講習会

    車の先進安全技術も進歩している昨今、

    同時に、車の修理も、日々、進歩しています。

    新しい技術と情報を得るため
    先日、鈑金塗装技術講習に参加してきました。


    ◆最新 UVパテ

    板金といえば車が傷ついたり凹んだりしてしまった時に直す技術です。

    “パテを使う” と聞くと、 『凹んだところをパテで埋めて型を作る???』 とイメージするかもしれませんが
    それは、DIYの修理方法。

    プロは違います。 状況に応じて色々なパテをうまく使い分け、板金技術にプラスして仕上がりの美しさに活かすのです。

    ◆UVパテ実演

    実際に、新製品を使ってみました。

    ▼パテを塗布

    ▼照射して乾燥

    今までの熱乾燥パテとは桁違いに乾燥時間が早い!

    作業効率だけではなく柔軟性を持った硬さがあるので
    衝撃で割れにくい  という特性もあるのです!!

    いいね!!👍✨


    ◆板金技術 ハンダ鈑金

    テクニカルオートでも、既に取り入れ、活用している技術です。

    改めて、関東から来てくださったハンダ鈑金の師匠!

    今回も勉強させて頂きました!

    ◆鈑金技術実演

    ハンダとボンドを使用した修理です。

    変形した鉄板を、強力な力で引き 作業が出来ます。

    溶接引き作業より鉄板に優しいです。

    当社では既に導入していますが本家本元の技術は凄い!

    まだまだ向上せねばです!


    ◆プラスチック樹脂リペア

    バンパーなどを修理する際に使用する、リペア材です。
    これまでの修理方法でも、できるだけ頑丈に!と工夫を凝らした技術で
    バンパーを修復していましたが、どうしても、接着に使用する素材が異なるため
    強度が保たれませんでした。

    この度、試してきたのは 新しく開発された 樹脂のリペア!!!

    ◆プラスチック樹脂リペア実演

    特殊な工具が必要です。

    窒素を使ってかなり強力な接着力のあるリペア!

    今まで耐久性の問題でおすすめ出来なかった、
    酷い損傷のバンパー修理にも対応出来そうな素晴らしい機械です。

    バンパーやエアロ、スポイラーなど
    新品で購入すると部品代だけで15万円もするような物が
    こういった修理で安価に修復できれば、
    きっとお客様も喜ぶだろうなぁ~~!!!


    ◆練習と社内技術勉強会◆

    これから部品交換になるリヤゲートを使って、
    板金技術の勉強会です。

    ▼会社に戻ってから練習する新人稲葉くん^_^

    ↑ これは、炙り出し鈑金です。

    【鉄】と お友達になれば、きれいに戻る!
    訓練が必要な技術です。


    度々この様な講習に参加させてもらってます。新しい技術や機械でお客様へ提供出来たらいいな〜と思える講習でした。

    導入したら、またブログで^_^

    😊👍✨