部分塗装 ボカシ目って何?

部分的に修理をする時、

塗装をする範囲も部分的になります。

とは言っても、局部ではありません。

損傷個所付近の形状により、塗装をどこで切るかを考えて良い場所を決めないと、「塗りました感」が凄まじくなってしまいます。

 

そして、塗装を掛けた境目を 私たちは「ボカシ目」と呼んでいます。

修理直後はどこを塗ったか、わからないくらいきれいになります。ボカシ目はわかりません。

でも、時間が経つにつれ、塗装のボカシ目は モヤモヤモヤ~っと現れてきます。

色の種類では特に、黒い色のとき、ボカシ目は目立つようになります。

 

 

ちょうど、黒い車両でボカシ目が出ている個所を見つけました。

よく見るとわかります。

上の濃い色と半分から下の白っぽくすすけたような色。 これが、ボカシ目です。

こういうボカシ目が 後々なるべく分からないように、パネルのラインや面積の狭い所で暈かします。

 

車の汚れをきちんと取らないと、

塗った個所は微妙な厚さがあるため、

色の境目がはっきりと出てしまします。

ボカシ際にコンパウンド、次に油汚れ落としのクイックベースできれいに落とします。

 

塗装後の手入れは、黒専用のワックスを使用するのが一番だと思います!

 

色の境目を何回も洗車して拭くと、目には見えにくいような小さな傷がついて重なり、

次第にボカシ目が目立ってくるので、ワックスを使用することにより膜を作ってあげることができるからです。

 

車の塗装 同色番号でも多種類

車の塗装を行うとき、塗料はその都度 調色をして作ります。

全車種に『カラー番号』があり、基本の色となるものから現車に近づけていくのです。

今日、紹介するのはスズキのZSFというカラー番号。

ZSFを作ればいい…って、あれっ!

1、2、3、4、5…

カラー番号って1種類じゃないの⁉️ こんなに種類あるの⁉️

そうなんです。ひとつのカラー番号に、だいたい5〜6種類の色データが存在しているのです。

その中で、一番ボデーに近い色を探して、その色を基準に色を作ります。

乾いた状態、濡れた状態、

確かめながら

どの色が近いかな?

一番近い色を実際に『塗り板』に塗って、どんな違いかボディと合わせて確認します。

白い枠の中に入れると、違いが分かりやすい!

足りない色は何かな?

余分な色は何かな?

色を補い、色を抜く。

微妙〜な調整ができるのが職人技!

そして、車体と合わせるときに太陽の光で見る時と、人工太陽灯の光で見る時は、また違って見えるんです。

最初はここから!超絶調色微調整のスタートです。

最高に近くなって初めて、塗装作業に移ります😊

ボンネットが剥がれてる⁉️

普段、平日はあまり乗っていない自分の車。

この前の休みに洗車はしたけど、その後は動かしていないのに、

『あれっ!ナニコレ!!!』

気がついたのは、ボンネットフードの塗装状態。

クリアーが剥がれて、おかしなことに!!!

お客様は、ビックリして、

もしかしたら いたずらかもしれないし、この前マンションで設備屋さんが工事をしていたし、何かわからないから…ということで、

念のため警察に相談をし、

ディーラーで確認してもらい、

これは専門業者に見てもらった方が良いと言われて、テクニカルオートへやって来ました。

これかぁ

なぜ、こうなったのか?

何故かとハッキリした答えではありませんが、ひとつの可能性として。

よぉぉぉく見たら、飛び石の傷がある部分にその兆候があります。もしかすると、塗装が劣化して飛び石など何らかの外的な要因で傷が入ったところから、色が剥がれて来たのカモ?ということも考えられますね。


先ず、一度はお帰りになりましたが、結果的には保険会社に連絡をして、車両保険で修理をすることとなりました。


塗装の劣化。

どの位剥がれやすくなっているかというと、

この位です。

ただ、全部がこのように剥がれるわけではないので再塗装を行う際の剥がし作業が大変です。

ぱっと見全然分からなかった経年劣化でしたが、思わぬ所から広がり、一気に出てしまったんですね。

塗装の劣化を防ぐには、

マメな洗車と、コーティングやワックスなどで塗装面を綺麗にして保護してあげることが有効です☝️😊

人のお肌の同じですね!

車の塗装はごみだらけ??

携帯電話の画面に、保護フィルムを貼ったことはありますか?

あの小さい画面ですが、綺麗に綺麗に拭いても、どこからやって来るのか、なぜか小さ〜なゴミが付きやすい💧


自動車の塗装に付着物?


携帯電話の保護フィルムに着く小さなホコリ。あの状態が、車にも起こるのはご存知でしょうか?

自動車の塗装を行うとき、

塗料をミスト状にして吹き付けるのですが、大型の集塵機で空気をきれいにしながら塗装を行い、そのままブース内を高温にして乾燥させます。

この時、ゴミがつかないようにと注意は払うのですが、塗装完了後、よ〜〜〜ぉく見ると👁👁

『あれっ…』ということがあります。


塗装後のゴミは見逃さない


車両修理時の塗装。

機械ではなくプロの仕事です。

テクニカルオートの大型集塵機を使用しても着いてしまう塵は数少ないものですが、

ニッポンの技、職人の技で、きれいに塗装をした後は、その目と更なる技で塵やごみなどの付着物はできる限り取り除きます。


取り除けない付着物


塗装後のチェックで、たまにある、取り除けない付着物。👻

パールホワイトの塗装をした後に、

針の先程の小さな点に見える黒いごみ。

これは、仕上げの過程では容易に取り除けません。

着いたそのものは針の先程の大きさですが、その周辺を広く取り除いて、何工程か前からやり直しをしなくてはなりません😭

体よりも大きな自動車を塗装する作業ですが、とても繊細なしごとですね。

余談ですが、

機械が行う新車の塗装面には、ゴミが沢山ついていることもしばしば。

新車だからといって完璧なわけではないんですよ〜

車の変色!修理時の調色技術

最近の車は、女性ドライバー向けか
淡い色、優しい色、パステル色の車が多くなりました。

クリーム・ベージュ・ココア・ピンク等が人気なようで
何年か前から、お預かりする車の中にも軽自動車・小型車の
黄色・茶色トーンの薄い色、明るいオレンジやクリーム系の色が多くなっています。

これらの色は、新車の時はきれいなのですが、

何年も陽を浴びていると ゆっくりと変色して、

気が付くとこんな違いが出てきます。

わかりますか?

アップにすると、こんな感じ。

光の加減じゃないんですよ。

外側の色が白っぽく、
リヤゲートの内側は濃い色です。

▼これはフロントドア

ドアミラーと、ガラスモールを外した箇所の

色違いが判ります。

 

通常、修理の際は 新車に塗られている車体色をベースにボディに合わせて色を調合し、塗装しない部分は磨いて元々の色に近づけ合わせていきます。

この車両の今回の修理は、フロントフェンダーの交換。

新車の色に合わせると、フェンダーだけがこの濃い色になってしまいます。

車の販売店(ディーラー)では、新車のカラーナンバーに合わせて塗装されたパーツを交換するだけ という方法が主となり、大きな修理や難しい修理は専門工場へ依頼することも少なくありません。

 

今回は、一部の修理となるため、変色した色に合わせて、違和感のない仕上がりにしていきます。

上側が白に近い色、下側に下がるほどクリームです。

加えてボンネットとドアに馴染むように。

自然になじませるには、とても難しい調色です。

これを仕上げるのが、プロの技なんですよ。

😊すご~い

 

車の人気カラー 3コートパール

自動車のカラー🚗🚙🚕

車の色は白、黒、シルバー、赤、青、黄色など沢山ありますが、実は車種によってみんな微妙に違います。

例えば、一口に『白』と言っても、

絵の具のような白、

キラキラした白、

クリームっぽい白、

青っぽい白、などなど、様々です。

また、もっと細かく言えば、

同じ車種でも一台一台、個体差で違っています。

そんな、車の塗装の色についてのお話です。


3コートパール塗装


車の色では今も昔も人気な、3コートパール。

最近の3コートパールは、

昔とはまた ひと味違い、

光の当たり方により

赤くキラキラ、青くキラキラ✨👀

塗料の中に混ぜてあるガラスフレークが赤や青にキラキラに見えるようなパール色が増えています。

カッコいいのは良いのですが、

修理する時は技が必要✨💪🏻✨

塗装をする時の塗り重ねる回数によって微妙に色が違ってしまうため、車体の色と合わせるためにはとても繊細な技術が必要なのです。

この車に使用している色は、新車の状態からドアを開けた内側(車体側やドアの裏側)は白っぽく、外側(ドアの表面)は黄色っぽく見えます。

何故! 内側と外側で色が違って見えるのか???

車体側と外装パネルとで塗り重ねる回数が違うからです☝✴

外側はパールがしっかり掛かっていますが、内側はパールが少ないため、色が違って見えるのです。

私達は、この様な微妙な違いもちゃんと元に戻すために、車からドアを取り外してバラバラにした状態で、ドアの裏、表、車体側、と 塗り分けているのです。

色を合わせて作ること、

ボディに合わせて塗装すること、

どれも簡単で単純なものではなく、

長年培った、

経験から得た職人の技なのです。