駐車場から出る時にポールに接触してしまった!との相談でご来店。
ドアもリヤフェンダーも、なかなかの大きな範囲で損傷を受けていました![](https://i0.wp.com/static.worksmobile.net/static/wm/emojis/0/0/3/1.1/iPhone/100194_k@2x.png?w=39&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/static.worksmobile.net/static/wm/emojis/0/0/3/1.1/iPhone/100194_k@2x.png?w=39&ssl=1)
まだ年式も新しいし、
保険を使用して直した方が良いと判断し、
保険会社提出用に写真を撮影。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_3821592863_1699109516.jpeg?resize=300%2C221&ssl=1)
損傷確認は、丁寧に。
損傷を受けた部分の入力方向も見ながら、
どんな事故だったかを想像します💭
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG_7869.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG_7874.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG_7873.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
雨天だったので、深い傷の部分は錆が発生するリスクも高まります。
早く直したい気持ちはありつつも、保険会社の確認や代車の確認、
まだ今すぐに修理には取り掛かれません。
修理までの間、その心配を少しでも軽減できるよう
タッチアップしておきましょう。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8424.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
リヤフェンダーとドアに付着した、
接触してしまったポールの黄色を落として、
タッチアップをして、
とりあえずは パッと見 最初より損傷の状態から受ける印象は和らぎました。😊
が、!!!!!
保険会社に契約内容を確認したところ、
自動車保険の契約は『車対車』‼️
ということは⁉️ そうです
今回の事故は、保険対象外なのです‼️
![](https://i0.wp.com/static.worksmobile.net/static/wm/emojis/0/0/3/1.1/iPhone/100183_k@2x.png?w=39&ssl=1)
何とか 何とか ……
どうか、何とか安価になるように修理して欲しい🙏
雷と豪雨の中、お帰りになったお客様の心境も、きっと土砂降り🌧️
修理が仕上がる時には、気持ちに晴れ間が見えますように😭
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そんなこんながあり、
いよいよ、修理に取り掛かることとなりました。
細かく、作業工程を一挙公開です👀✨
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損傷箇所の状態を確認しながら。
下から見ると、リヤフェンダーがリヤドアより中に押されているのがわかります。
段差になっていますね。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_227142132_1699109567-rotated.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
実はここの部分、
袋状になっていて、
裏側から押し出すように板金🔨トントン!
ということができません。
では、どうするかというと、
先ず塗装を剥いで、
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_3295208160_1699109559-rotated.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
ハンダで器具をくっつけて、固定し、
引っ張る!!!! ゴン!
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_2976442841_1699109571.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
ドアと高さが合うまで何度も、ゴン!
少しずつ
少しずつ
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/edited_BoardExport_548206018_20231105_002310.jpeg?resize=300%2C229&ssl=1)
引き出す作業を何度も何度も繰り返し、
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/edited_BoardExport_1647763758_20231105_002201.jpeg?resize=300%2C214&ssl=1)
ようやく高さが整いました。
結構、時間がかかります。
板金作業は、スタッドプーラーで面を慣らして終わりです。
ちゃんと、ボディラインを引き出すことができました。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_1275314427_1699109596-rotated.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
ちゃんと、ボディラインを引き出すことができました。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_1275314427_1699109596-rotated.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
次は、塗装の工程。
通常は、塗装を綺麗に仕上げるためにあらゆる付属品を外します。
ですが、今回は安価で仕上げるため、出来るだけ分解せずに!
でもせめてドアハンドルだけは取ってしまいましょう。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_2482003349_1699109605-rotated.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
窓の下に付いている水切モールなどは、外すと同時に壊れてしまうので、マスキングにて塗装になりますが、
アウターハンドル(ドアの取手)は脱着します。
少しでも仕上がり良く☺️
板金した後にパテを付け形を作っていきます
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_2323151032_1699109613-1.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
この処理は出来上がりの表面に直結する、
仕上がりのかたちになります。
板金でほとんど形を作っているので、
表面をつくるためのパテが、薄くつく程度です。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_1724051272_1699109628-1.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
形を整えたら、塗装前の下処理です。
白色のツヤがないところが足付け箇所
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_2823270304_1699112269-rotated.jpeg?resize=225%2C300&ssl=1)
足付けというのは、塗装をする前に必ず必要な、塗料を密着させる為の処理!
塗装面全部、表面に傷をつけて塗膜のツヤを無くします。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_3047977039_1699109647-1.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
ボディに紙を貼りつけ、周りに飛ばない様に養生してから、板金箇所にサフェーサーを塗ります。
サフェーサー塗装の様子
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/IMB_d2pMTl.gif?resize=270%2C152&ssl=1)
サフェーサーは塗って終わりではなく、
更に研いで表面を整え、
そして、塗装する箇所以外に紙を貼り、広い範囲は全体にビニールで覆い、塗装します。
出ている所は、リヤフェンダーとドアだけ!
他は全部、細か〜く綺麗に隠し切りました。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_2203707246_1699109708.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
塗装ブースから出た後は、
ドアとリヤフェンダーに磨きをかけ、
綺麗に仕上げます。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/IMB_LjUiRB.gif?resize=168%2C299&ssl=1)
塗装後は組み付け
リアドアの内張が無い状態、
まず見る事はなかなかない光景ですね😄
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_2019490644_1699112809-rotated.jpeg?resize=225%2C300&ssl=1)
キャッチ(ドアノブ)が付いていない裏側
キャッチが付いていない表側です。
それでは、
キャッチを付けていきますよ
最初にカバーを取り付け
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_1011511863_1699112824-rotated.jpeg?resize=225%2C300&ssl=1)
裏側から取付の土台をはめて
表側とドッキング
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_2406381474_1699112832-rotated.jpeg?resize=225%2C300&ssl=1)
この上に、ハンドルが固定されるので
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_3917887852_1699112839-rotated.jpeg?resize=225%2C300&ssl=1)
ガチャッと取り付けるのですが
右側の長いキャッチを先に取り付け、
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_531403859_1699112848-rotated.jpeg?resize=225%2C300&ssl=1)
次に左の小さいキャッチを取り付け
ハンドルを引っ張った時に、
ドアの中で棒が動く様に
ピタゴラスイッチ!
裏から見ると穴が塞がっています
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_742283551_1699112928-rotated.jpeg?resize=225%2C300&ssl=1)
繋げて、動作確認ができたら、
窓を開閉する配線類も接続しながら
内張を戻します。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_113387013_1699112935.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
細かい組み付けも完了して、
完成〜〜〜👏
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2023/11/BoardExport_4048675511_1699112945.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
ハリアーのリヤフェンダーとドアの修理!
上手にできました!!
お客様にお渡しの時は、とても喜んでくださって😆🙌
『実は、最初、ディーラーに相談に行ったんです。でも、断られてしまって… どうしようか困ってしまって、ここへ来たんです』と教えてくれました。
お役に立てた様で!!!
良かったです!
私たちのところにきてくれて、
ありがとうございます😊