バッテリーマーク点灯 その原因は

☎️RRRRR

👨‍🦰『そちらで、オルタネータの交換ってできますか?』


一本の電話がありました。

お電話の感じから、テクニカルオートを初めてご利用いただく方のようです。

オルタネータとは、バッテリーに電気を送る発電装置のことで、

ダイナモとも呼ばれます。


👱‍♀️『オルタネータの交換ですね、できますよ。今、発電していない状態ですか?』

👨‍🦰『いえ、走ってはいるのですが…』

👱‍♀️『ギリギリ…? 発電不良ということですね?』

👨‍🦰『はい、今から行っても良いですか? 急に代車なんて借りることできませんよね?』


入庫したい車は軽自動車とのことでしたが、さしあたり大きい車でも良ければ!と戻ったばかりの代車を用意してお待ちすることになりました。

👨‍🦰『月寒からなので、15分か20分で着きます!』

代車は毎日引っ切り無しに動いているため、ちょうど良いタイミングでした。


ご来店の予定を、フロントの女性スタッフと確認しているうちに、

そのお客様は到着されました。

👨‍🦰『先程電話した者ですが、オルタネータの交換で…』

👱‍♀️『オルタネータを交換したいということは、どちらかで診断されたのですか?』

👨‍🦰『いえ、どこにも診てもらってません。スタンドには寄ったのですが。』

👱‍♀️『スタンドですか🤭‼️ では、もう少し具体的にお話を伺いますね。』

詳しく訊くと、

👨‍🦰『数日前からキュルキュルという音が鳴っていて、今日、急にバタバタっと音が鳴ったと思ったら、バッテリーのランプが点灯したんです。』

ーーーーーーー…え!

それは、オルタネータ以前の話かも…。

もちろん、お客様のご依頼通り、

オルタネータの交換はできますが、

その状況だと オルタネータというよりは、ベルトが切れてしまっている可能性が…!

お預かりして直ぐに確認してみると

やっぱり!!

2本掛かっているうちの1本が無くなっているのがわかります。

切れて脱落したのでしょう。

見えにくいけど、

▼ここです

これでは、発電機も回らないためバッテリーへの電気も流れません。

オルタネータ(発電機)が動いていない状態は間違いありませんが、原因はオルタネータの不良ではなく、電動源です。

これでは、『充電できません〜』と言って、バッテリーランプも点灯する訳です。

すぐにベルトを注文し、取り付けて

発電状態、バッテリーの状態、エンジンの動作確認などチェックし、

即日で納車完了です。

今回はトラブル発生場所が近く、直ぐに来て下さったこともあって大事には至りませんでした。

点灯したランプのマークで大まかな状態は把握できるかもしれませんが、何故?という原因によっては車を動かさない方が良い場合があります

ベルトが切れてしまった場合、車種により、発電機だけでなくウォーターポンプも動かなくなってしまうため、エンジン冷却水も回らなくなってしまいます。そういった場合はエンジンにもダメージを与えてしまいますので、異変を感じた場合は、先ずは車を速やかに邪魔にならない場所でエンジンを停止させてお電話いただき、詳しく教えてくださいね🙏✨

警告灯が点灯! これは何?

大抵の車は、運転席の真ん前にある
メーターパネル。

▼メーターパネル スピードが表示される、ここです

いつもは目にしない 何かわからないランプが点灯したとき

何だろう!!??? と 慌ててしまうかもしれません。

そこで今日は、メーターパネルに表示される主なランプの意味を簡単にご説明しましょう!

◆チェックランプが点灯したとき

先ずは、点灯したランプの 色を確認しましょう!

チェックランプには、 赤、青、黄色・・・ と 色の種類があります。

覚え方は簡単! 信号です。

【赤】 = 重要

【黄色】 = 注意

【青】 = 大丈夫

◆警告灯、どんな意味を持つの?

実は普段点灯していないだけで、沢山の種類のチェックマークが隠れています。

大きく分けて、車の性能上の不具合やメンテナンスを表すものと
ドライバーさんに、運転上気を付けてね!と忠告するものです。

実際に どんな種類があるのでしょう?

◆警告灯の種類と説明

青い色は 大丈夫なので、今日は割愛します😊

では、 赤色 黄色の ランプは?

◆赤いけど車は大丈夫。走行前の注意!
ドライバーさんに気を付けてね!の忠告

シートベルト

運転席、助手席のシートベルトを締めてください。
締めているのに点灯する時は、シートベルトのバックルが怪しいかな?

半ドア

どっかのドアが開いています。
閉めてくださいね

リヤゲートもしっかり確認ですよ。

セキュリティー

盗難防止装置「イモビライザー」が作動しています。
登録された電子キーでエンジンを始動すると、
イモビライザーが解除されて消灯します。

走行中に点灯するときは点検してもらいましょう。

 


 

◆黄色い警告灯

給油

そろそろ燃料が無くなりますよ~
給油してくださいね

横滑り

雨やカーブでスリップしたとき
安全制御が掛かったときに点灯します
悪路を走行しているときに一時的に点灯するのは正常
通常路面で点灯し続けるのであれば
システム又はセンサーが故障の可能性も?

ウォッシャー

ウォッシャー液が無くなりそうです。
このランプが付いていない車も多いので
ウォッシャー液は、たまに残量をチェックして
補充しておきましょうね



◆黄色だけど注意!!
早めに点検すべき警告灯

エンジン

エンジンの制御にまつわる何らかの異常がある時に点灯します。センサー系の不具合があることが多いです。

運転していて、ガクガクしたり、変な音や匂いがする時はすぐに点検を!

普段と変わらず何の異常も無いのに点灯している時は、直ぐに停止する必要はありませんが、早めに診断してもらいましょう。

ちなみに、点灯したままだと車検には通りません!

 

ABS

ンチロックレーキステム

雨や雪で路面が滑り ブレーキが効かない時に、
タイヤがロックしてしまわないように、
センサーが働いてブレーキシステムが作動します。

このランプが点灯した時は、ABSの故障又は、センサーの故障、またはブレーキサポートシステムの異常と思われます。
札幌で私たちが見る限りではセンサーの故障が圧倒的に多いです。

ちなみに、ABSが作動している時はガガガガガガガガ!と大きな音が鳴るのでABS作動を初めて体験する人は音の大きさに驚くかもしれませんが、それは正常ですのでご安心を!


 

◆すぐに点検を!

エンジンオイル

エンジンオイルが足りません!
すぐに点検してもらってください。

更に、カラカラと音が聞こえるときは大変です!
エンジンが壊れてしまうかもしれません。

エンジンオイルはエンジンを動かすうえで重要なオイルです。
不足すると、オーバーヒートとなり、エンジンそのものがだめになってしまいます。

エンジンオイルは3000~5000km毎に点検・交換しましょう!

 

ブレーキ

サイドブレーキを引くと点灯するこのランプ。

サイドブレーキなんて掛けてないのに点いた!というときは、
ブレーキオイルが足りないとき・ブレーキパッドが少なくなってブレーキオイルの油面が下がった時などに点灯します。

何れにしてもブレーキの故障や不具合は危険です!

直ぐに点検してもらいましょう。

 

発電装置(ダイナモ・バッテリー)

このランプが点灯したときは、バッテリーと発電装置等の点検が必要です。

発電装置とは、「ダイナモ」・「オルタネーター」とも呼ばれます。
ダイナモが壊れると、バッテリーに充電されなくなり、バッテリーの電池も使い果たしてやがて車は止まってしまいます。

止まってしまうだけでなく、走行中のエンジン停止は、ハンドルの操作も極端に重くなるので危険です。

万が一 このランプが点いて停止してしまったときは、JAF又は、自動車保険のロードサービスを利用しましょう。

 

排気温度(マフラー)

排気ガスの温度が高い時、又は温度を測るセンサーが壊れているときに点灯します。

エンジンの高回転運転が多かったり、
エンジンに空気が入る量と燃料が噴射して燃えるタイミングやバランスがおかしくなると、
触媒の中で異常に高温になることがあります。

点灯したときは、枯れ草など燃えやすいものが無いような場所に一旦停止して、エンジンを切り、冷却してからエンジン再始動してみてください。

その時、また点灯するようなら、すぐに点検してもらいましょう。

 

◆アルファベット3文字の警告灯

 

EPS(電動パワーステアリング)

パワステが壊れているかもしれません。
パワステが効かないと、ハンドル操作が ビックリするくらい重たくなります。

 

SRS エアバック

エアバッグまたは、プリテンショナー付シートベルトに異常があるかもしれません。

万が一の時、命を守ってくれる、シートベルトとエアバックです。
すぐに点検してもらいましょう。

 

エレクトロニックパワーコントロール(フォルクスワーゲン)

エンジン制御システムの故障かもしれません。

 


黄色または赤色の警告灯が点灯したときは、
少なくとも 正常な状態ではないか、何らかの反応を示しているときです。

先ずは色で判断して、すぐに点検してもらうようにしましょうね!