⚠️タイヤ交換時に気をつけたいこと

タイヤ交換の時期に多く頂く作業があります。

 

ご自身で交換される際に、ナットを締め付けすぎてネジ山を潰してしまったり

錆によって固着している状態から、無理にナットを回してしまいボキッと折れてしまったり💦

 

そのような場合は、ボルトとナットの交換が必要となります🔩

 

今回お預かりしたお車もそうでした。

タイヤを外してみると…

 

こちら、お分かりになりますでしょうか?

 

すぐに部品を手配して交換します💪

 

車によって違いはありますが、本来の交換の方法は

ハブをバラしてボルトを交換した後に、外した物をプレスで圧入するという作業になります。

ですが、そうするとボルト・ナットの他にもベアリング類の部品も必要となり

修理費用がその分多くかかってしまいます。

 

少しでも費用を抑える為に👇の方法で行いますよ〜🙆‍♀️

 

まずはブレーキキャリパーとローターを取り外して

ダメになったボルトを2本、抜き取りましょう。

 

左が折れたボルト・右が新品

 

新品ボルトを後ろから差し込んで

締め付けを行う為の専門のナットを装着。

回転しない様に工夫をしながら、スピンナーハンドルで締め付けを行います。

クルクルクルとボルトが入って行きます。

裏面から見て完全に入り込んでいたらOK🙆‍♀️

 

もう一本も同じ作業を行います。

 

無事に2本新しい物に交換出来ました。✨

 

最後にキャリパー&ローターを戻したら完了〜🙆‍♀️

 

ボルトは経年劣化で、交換が必要になってしまうこともありますが

タイヤ交換時の思わぬ負荷などにより、ダメになってしまう事も多くあります。

未然に防げる事には注意をしながら、高額な出費にならないようにしておきたいですね♬

タイヤ交換、安全に。

住宅街を走ると、家の前でタイヤ交換をしている様子をちょこちょこ見かけます。

タイヤ交換はちょっとタイヤが重たいくらいで、難しい作業ではありません。

が!難しくないからといって、何となく適当にしてはいけません。

 

テクニカルオートのタイヤ交換。

お待たせ時間は平均10分以内と短いですが、

しっかりと作業してますよ☺️

 

ナットの締め具合は、トルクレンチを使って適切な力で。

締めすぎも、締まらな過ぎも、危ないのです。

ちゃんと、適切な力で締められるように

確認しながらナットを締める、

プロの道具がちゃんとあるんです😁👍

機械だけでは絶対に終わらせず、きちんと全部のナットを手作業で締め付け確認しています。

 

毎年、数件

『ボルトが折れてしまった』

『走ったらゴトゴト音がする』

という相談を受けます。

 

ナットを強く締めすぎたりナットを斜めに入れてしまい、結果的にハブボルトが折れてしまった というトラブルや、

ちゃんとナットを締めたはずなのに、締め方が足りないことが原因で、走行しているうちにどんどん緩んでタイヤが外れそうになってしまっていたというトラブルです。

 

ナットが締まっているかどうか心配な時は、きちんと整備の資格を持った人が居る場所を選んで確認してもらいましょう。

斜めに入っていたりすると、ボルトの山が潰れてどうしようもならないことがあります。

 

ちょっとしたことで、何万円という出費になることもありますし、走行中に何かあっては危険です。

安全のため、最初からお任せしてしまう方が良いかもしれません😅

 

そして、タイヤ交換が終わったら最後に確認しておきたいのはタイヤの空気圧です。

 

空気圧も入れ過ぎ入れなさ過ぎでタイヤの偏摩耗やバーストに繋がることがあるので要注意です。

車種ごとに空気圧の数値は違います。

圧を測るゲージを使って、全部のタイヤと

ついでにスペアタイヤも空気を入れてあげています。

 

ご自分でタイヤ交換された方もいらっしゃると思いますがもし気になるな〜という方は、タイヤ交換後の点検をしますので、お気軽にご立ち寄りくださいね💪

 

あ、そうそう!

先週、自宅で自分でタイヤ交換をしていて、

ジャッキが倒れて車体が落ち、エンジンオイルパンが割れてしまったという車両がありました。

2年くらい前には、車の下敷きになってしまったという人もいました。

タイヤ交換の際は、勾配が無い平滑な場所で、ジャッキはきちんとジャッキアップポイントを確認して設置しましょうね‼️