マツダCX-3! マツダのキャンディレッド!
カッコいいですね✨
カッコいい車の難点は…
修理の時に高額になることが多い!ということ😅
今回のご相談は、ボンネットの凹みです。
飛び石なのか、何なのか…?
と、実際に凹みの状態を確認させていただきました。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/8D93AFB9-000A-417C-8A63-D5CDA602EBDC.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
ボンネットの、中央よりやや左寄り(助手席寄り)で、室内寄りの位置に、比較的大きな凹みを発見👀‼️
これは、飛び石ではないですねぇ🤔
イタズラにしては位置が奥すぎる🙄
じゃぁ、…一体何⁉️
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/B3F55749-B7D3-4E69-9934-2F030EAC3887.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
よおぉぉく見ると、凹みの中央が鋭く突き刺さっていて周りは丸い凹みとなっています。
真っ直ぐ上から、何かが落ちてきて、
⤵︎ ボンネットに、 パーン🗯
おそらく、今凹んでいる深さの倍くらいの深さに一度凹んで、鉄板の弾力で少し押し戻されている状態!と推測。🕵️
となると、考えられるのは‼️
アイツか‼️⁉️
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/075CD58F-6C5E-434B-9444-598AA96C02A9.jpeg?resize=150%2C150&ssl=1)
クルミ等を拾って、上空から車の上に落とすカラスが最近、増えているようです。
『見た!』『被害にあった!』という声を聞くようになりました。
困ったものです💦
で!!
このボンネットを、どう直すか…!!
板金と塗装が必要ですが…、
とっても高い料金になってしまうので…🧐
デントリペアをしてみましょうか?
ただ、結構〜、、、これはキツイ凹み方で、縦長にグッとキズが入っているので、中央箇所は鉄板が伸びてしまっていて完全には戻りきりません。
今よりは大分、見栄えは良くなる という仕上がりイメージです。
完全にきれいに!という修理方法となると、やはり板金をしてボンネットを一面塗って仕上げる方法です。
少し、検討したうえの決断は!
デントリペア‼️ やってみる‼️
ということで、
デントの先生! 出番です✨💪
普通に見ると、周りの大きく丸い凹みの方が目に入るので、
このように見えます↓
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/0B02E3C6-56FB-497B-9730-42D52B513A84.jpeg?resize=300%2C208&ssl=1)
ここに、凹みの深さがわかる専用のライトを当てると、中央部分の食い込み方がよくわかります。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/EAC437CC-14A5-4C4C-9BAD-C856671E41FF.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
近寄ると↓
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/52318ACF-5333-422C-8E67-F36D0774F7D2.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
更に近寄ると↓
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/884722A7-2CE5-4185-85AA-288E1323BE5C.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
縦長に傷が入っていて、局部で強く凹んでいるのが分かります。
先ずは、周りの大きな凹みをおおかた出してしまいましょう。
専用の接着剤と工具を使って
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/F9B0123D-5C03-4FA7-8008-DADF92037623.jpeg?resize=300%2C169&ssl=1)
くっつけた小さなポッチを機械で挟んで引っ張り、鉄板を小さな範囲で引き出します。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/04211049-6012-4B04-8BB4-F88311E1CD32.jpeg?resize=300%2C169&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/7F72CB6A-251E-4AFD-B764-4C1CBBC7ED09.gif?resize=300%2C169&ssl=1)
最適な道具を選び、最適な場所に取り付け、
そして、微妙な加減が重要です!
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/9AD5B257-53BA-4766-BDCA-859D8FF91F27.gif?resize=300%2C169&ssl=1)
工具を外した後は、塗装表面を傷めないように
引き出した周りを板金。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/EA5B5C40-1C8F-4C96-BE46-36D66B8D6C16.jpeg?resize=300%2C169&ssl=1)
この手順で、都度、状態を見極めながら何度か同じ作業を繰り返し…
最後は、真ん中のキツい縦長の凹みを鉄板の裏側から押し出します。
ボンネットの裏には、カバーが付いているので
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/A29EEC31-4EA9-48FE-ACEB-5F77E4B9A1B5.jpeg?resize=300%2C169&ssl=1)
取り外して鉄板だけの状態に。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/AA4F48E5-BE40-4AD2-A798-0A847D4A01C7.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
カバーを外すと、ボンネットの裏には、
梁のような骨組みが‼️
凹みがある真裏はどこかな?
…と、 見つけた‼️🔍
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/38D6C883-4463-4EB0-9DA6-56CC5DE0932F.jpeg?resize=300%2C225&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/24FABE09-EFD3-4617-AD96-8D3CAF39058A.jpeg?resize=300%2C175&ssl=1)
見えにくいけど…!!! ちょっと見える!
梁が邪魔していますが、工具は届きそうです。
長い棒状の先端は鉤型になった工具を使って、
ボンネット裏側の隙間にある凹みが突出しているピンポイントを見つけて、押し出す技術。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/2DF6CB8B-9621-4C4B-8F0B-1C0FC0F9E7A7.gif?resize=300%2C185&ssl=1)
ここでも状態を見ながら、何種類もの道具を使い分けて施工します。
完璧‼️‼️とまではいかなくても、
塗装が割れないギリギリまで頑張り、
かなり良い状態まで戻りました✨
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/4CA4F459-2C58-4BC1-98A0-961D966F698D.gif?resize=300%2C225&ssl=1)
パッと見、気づかない位の復元です😊✨
いかがでしょう✨デントリペアの仕上がりは✨
ご満足いただけていると嬉しいです。
![](https://i0.wp.com/technical-auto.com/wp-content/uploads/2021/05/B7B3A9AC-DD4A-473A-9702-B4334047D5CE.jpeg?resize=300%2C198&ssl=1)
このカラーの後に出たもう少し濃い赤は、もっともっと大変です。
キャンディレッドの塗装は、車体に輝く色をそのままに再現するのが非常に難しく、広い範囲での塗装が必要となります。
たとえ飛び石で受けたほんの小さな傷であっても、部分的に修理するということができません。
塗料自体も、施工料金も高く、
場合によっては『うちでは修理できません。』と、ディーラーに修理を断られたという話も聞くくらいです。
特殊なカラーで修理の際は、仕上がり、金額等を比較しながらどのような修理方法を選んだら良いか相談が必要ですね。
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