ヒーターの温まりが弱いとご入庫頂いたエブリィ🚗
走ってみると、走行中は温かい状態ではあるものの
アイドリング時に少しぬるくなる症状が確認出来ました。
点検を進めた結果
『サーモスタット』というエンジンの温度を適温に保つよう動作する部品が故障している事が判明❗️
では、交換していきましょう🔧
エブリィのエンジンは運転席・助手席のシート下に設置されている為
シートを起こしての作業です😃
センターコンソールも取り外します。
サーモスタットはこの中に!!
蓋を開けると… 見えました🔍👀
こちらがサーモスタットです💁♀️
このサーモスタットをよ〜く見てみると
隙間が空いている状態。
サーモスタットの多くはこのパターンで壊れています。
なぜ、ヒーターの温まりが悪かったのでしょう?
エンジンはとても高温になるパーツ。
サーモスタットは冷却水の温度を検知し、一定の温度以上であれば
『弁』が開き、ラジエーターに冷却水を送り込んで その水温を調整する役割を担っています。
その『弁』がサーモスタットの故障で開きっぱなしになってしまうと
冷却水がどんどんラジエーターに送り込まれ冷やされるので
エンジンが温まらないといった状態になります(オーバークール)
今回の状況がまさにこれです💦
逆に『弁』が閉じたままで動作しなくなると、オーバーヒートの原因にもなります。
▼新品のサーモスタット
その基準となる温度は、部品に書いてあります。
車種により異なりますが 今回のエブリィは『88℃』でした。
小さな部品ですが、とっても重要なお仕事をしてくれています☝️🤓
新しい物に交換して、ヒーターの温まりも確認出来、作業は完了となりました🙆♀️⭕️