こちらのお車のサイドシルは前側から後側まで長く変形が続いていて、錆も出ています😢
サイドシルはドアなどと違い、硬〜い部分です。そして、袋状になっているため、裏側から叩き出すことはできません。
これを直すには…!
引き出し板金です👍✨
鉄の性質を変化させないため後々の錆となる原因を作らない工夫です。
まずは専用の接着剤を使って工具を装着!
この工具を使用して
最初は出来るだけ『面』で荒出しをしてヘコミを薄くしてから、
一度に引き出す範囲を狭め、仕上げとなる形を徐々に修正していきます。
この一連の作業により、出来る限り凹みを無くし面出しすることによって、パテを使用する量が薄くて済むようになります⛏
凹んだ鉄板を限りなく原型に復元させるのが板金屋さんのお仕事✨
職人技です💪
綺麗に形を出すことが出来ました❗️
変形して潰れてしまったことにより狭まっていたドアとサイドシルの隙間は…?
良いですね!
ドアとの隙間も均等になり復元は上出来✨
次はドアを外して下地処理・そして塗装へと進めていきます。
損傷を受けた部分には錆も出ていましたが、錆の進行は浅かったので鉄板への腐食ダメージが少なくて良かったです。
サイドシルは、道路の縁石等にぶつけてしまいやすい所なので、もし凹みが出来てしまった時は錆が酷くなる前に早めの修理をおすすめします😊