塗装の時にガラスや部品を外す理由

車の修理の時、車をきれいにしたい時など
塗装を行う際、安価に仕上げる方法として
『マスキング塗装』をすることがあります。

関連する部品の脱着工賃や材料・部品が省かれるため
安価に済むのです。

敢えてお勧めをしているわけではありませんが、
その車に乗る年数が残り短い、
どうしても予算の関係上安く済ませたい等
お客様がご要望されたときには そのような方法で行います。

◆塗装の時、外した方がいい部品って?

関連する部品の脱着って なに?? というと、

主に、ガラス・モール・キャッチ(ドアノブ・取っ手の部分)などです。

 

▼モール・キャッチ・クォーターガラス・テールランプも全部外れた状態

※塗装完了後の様子です。

 

◆部品を外すのと外さないのでは、
どう違うの?

では、なぜ外すのか。

それは・・・!

こうなるかもしれないからです!

アップにしてありますが
▼ここです

これは、別件でお預かりした車両の、リヤドアです。

白いプツプツが見えていました所は、
塗装の クリア剥がれです。

いつかどこかで修理をしたときに、
マスキングでモールより上を養生し、
塗装をしたのでしょう。

修理の最後に塗るクリア塗装が、
モール下から剥がれてきてしまっているのです。

マスキングでの塗装をするときは、
端の細かい部分まで上手に丁寧に仕上げる技が必要なのです。

◆仕上がり品質と長持ち重視の修理方法

本来は モールを外して隠れている部分にまできちんと塗装を行い、上から新しいモールを、 そして直接ガラスが接着してあるところは ガラスの脱着をして 上から被せ、仕上げます。

▼クォーターガラスの接着準備

▼クォーターガラスの接着

マスキング塗装でも、塗った直後はきれいですが、
ご予算が関係ない保険使用の修理・きれいにしているお車・新しい年式でまだまだ乗るつもりのお車などは、
正規の方法をお勧めします✨

 

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