冬を越え、融雪剤による塩害で錆が進み、
マフラーからの排気漏れ・・・という車が多く見られます。
マフラーは車体の下廻りに、エンジン下からリヤバンパーの下まで
長く取り付いていますが、実は1本物で取り付いている車種は少なく、
2分割3分割と、いくつかに分かれていることがほとんどです。
錆で排気漏れを起こすときは、
そのつなぎ目付近や、タイコとパイプのつなぎ目付近など
繋ぎ合わせている所から腐食が進んできます。
穴が開いている個所を、簡易的に塞ぐことができる場合は
一時的に排気漏れを止め、応急処置をすることもありますが
穴をふさげる状態じゃなかったり、腐食が進みすぎて溶接ができない場合は
マフラーの交換となります。
◆マフラー交換 中古と新品
マフラーを交換する際の、パーツとしては
- 純正の新品
- 社外の新品
- 同じ型の中古品
と、3つの選択肢があります。
車の年式や、あとどのくらい乗りたいかなどにより
どのように進めたら良いか、相談の上、決定しています。
◆マフラー交換事例
今週、2台のマフラー交換がありました。
1台は純正新品で交換
もう1台はエコパーツ(中古品)で交換です。
●ボルボ 新品で交換
バンパーの下からS時に出ているのが
この車のマフラーです。
旧型で味のある車ですが、今も純正の新品が供給されています。
向こう側(茶色)が車体についていたマフラー。
手前側(銀色)が新品のマフラーです。
交換後は、このように!
とってもきれいになりました✨
長く乗りたい車、これで先ずは一安心です。
●プレサージュ エコパーツで交換
プレサージュは、ここの部分から排気漏れ。
ボボボと音がしていますが、新品で交換するとなると高額。
車検なども様子を見ながら乗っていきたいため
今回はエコパーツで交換です。
マフラーが錆で腐食している場合、
つなぎ目を固定しているボルトも錆付き、
簡単には外れません。
そんな時は、火であぶったり…
意外と大変なんですよ😅
さて、プレサージュのマフラー
▼どっちが新たに付ける方でしょう?
上のシルバーが車体から取り外し腐食したマフラーで
下の黒い方が今回エコパーツで交換するマフラーなんです!
え~~~~~? 逆じゃないの!?
と思ってしまいますが、
この腐食しているマフラーは、
シルバーの色にお化粧されているだけで
本当は錆が進行して大変な状態だったのです。
マフラーの左側に置いてある 丸い輪っかの小さな部品が
マフラー同士をつなぎ合わせる場所に使う物です。
これは、車体についていたものと新品の部品。
シルバーの横に置いてあるリング状の部品の色は、
錆びていて ものすごく茶色くなっていますよね。
マフラー本体も同じということです。
きれいにお化粧してごまかしても、老化には勝てない…
オソロシイ・・・💦
マフラーは熱を持つため、普通の下廻りの防錆剤は塗ることができません。
錆を防ぐには、まめに洗浄すること!
特に冬場の高速道路走行後は、洗車機でザーーーッと流してあげてくださいね😊