塗装の工程は色で変わる?

先日ベンツのセンサーについて書きましたが

今日は塗装について、ちょこっとご紹介🤗

 

お車の色によって、塗装の工程が一手間も二手間変わってくるのはご存知ですか?

 

今回お預かりした車のように、お色が『赤』や『黄色』などの明るいはっきりとした色合いだと

中々一度の塗装で綺麗に染まることはありません。

 

その様子をご覧ください👇

 

まずは、側面に出来てしまった傷を修理。

 

そしてパテとサフェーサーで塗装前の下準備。

 

さぁ‼️ ベースコート(色)を塗装していきますよ〜🌈

 

▼一度吹きかけただけでは、下地の色が透けてしまっていますね。

 

▼少し黒っぽい感じが減ったかな?

 

▼もう、写真では殆どわからない!あと一歩。

 

▼じゃーん✨🎉

 

このように、何度も色を塗り重ねないと綺麗に色が乗りません。

今回は『赤』でしたが『黄色』も同様に手間が掛かるお色なんですよ〜❗️😄

 

 

2コートレッドパールの塗装

赤の2コートパールの塗装は、

染まりが悪く難しい塗装です。

まず、上色を染まりやすくするために、白っぽい色を下色として、2回、重ねて塗ります。

この時、ぼかしを入れるために隣接するパネルにもぼかしの範囲で下色を塗ります。

パネルの裏にも同様に。

次は、上色です。

調色する時にも、実際に下色→上色と塗ります。

そして上色を塗る回数を決めて調色を行います。

上色の塗り回数が多いと、色が濃く出てしまいます。

今回のこの2コートレッドパールは、下色2回・上色4回・最後にクリヤーを3回と、合計9回塗りました。

色としては2コートパールですが、

実際には、下色も合わせて3コートです。