走行中のブルブル振動 原因は?

『シャリシャリ音がするんです』ということで入庫のソリオ。

どんな感じかゆっくり走行してみると カッカッカッというかコッコッコッみたいな音が

床から聞こえてくる感じがしました。

 

うーん、シャリシャリとは聞こえない…

音の表現も人それぞれだな、と思いながら道路に出て試運転🚗💨

車速が時速50キロから60キロくらいでシートに伝わるブルブル感

どこか回ってる所に不具合が起きてるなぁ〜と早速車両をリフトアップです。

下回りを覗いた瞬間

 

あぁ〜ここね!!

プロペラシャフトのジョイント付近が茶色になってる

近づいて見てみると亀裂が入ったジョイントに錆が出てしまっている状態でした。

触ってみるとガタがあり、走行中真っ直ぐに回らなければならないシャフトが

偏心して回ってしまいブルブル振動を起こしてしまっていたんですね。

 

いつもと違う細かい振動を感じたら、ここの可能性が結構高いですよ。

今振動を感じてるって人は早めに点検にいらしてくださ〜い。

ブレーキの引きづり!こんな症状も💦

「走行中にガガガという音と共に車体に振動が出るんです」

といったご相談を受けました。

 

お客様のお話では60〜70km/hくらいのスピードで長距離をかけると

その症状が出始め、一度出るとその後はずーっと出続けるんだそうです。

 

試運転を何度か繰り返しましたが、その症状は中々現れず…💦

これはもしや…辛い症状もお医者さんに行った途端に良くなる!!ってやつ??🤔

な〜んて思っていましたが、その症状はある部分に熱を持たせた事ですぐに判明したのです。

 

ある部分」とは…こちら💁‍♀️

そう、ブレーキキャリパーです。

 

キャリパー自体が、ガチガチに固着している訳ではありませんが

ピストンの動きが少〜し渋くなっていました。

そこに熱が籠ると、ブレーキディスクの歪みが起こってしまい

異音と、車体(ハンドルなど)に振動が感じられたという訳です。

 

原因がわかれば、あとはその部分をお直しするだけ👨‍🔧⚙

 

車体からキャリパー本体を車体から取り外し分解。

 

ピストンが収まる部分の周りはこんなにも錆が💦

 

これでは、動きが渋くなるものわかりますよね…。

 

外れたピストンと新しいピストンの比較。

新しいものは、眩しいくらいに輝いています✨

 

目立っていた錆は丁寧に取り除いて。

赤茶錆は無くなりましたね〜♬

そして新しいピストンを収めて、車体に戻したら完成‼️

 

その後、再度試運転を試してみたところ

お客様の感じられていた症状は無くなっていました🙆‍♀️

お悩み事解消!!の瞬間でした✌️😊