車の屋根に飛び石による凹みができてしまい、
レクサスをお預かりしました。
保険は使用せず、自費で済ませたいため、
安い方法できれいに直したい。
本来、ルーフの修理をする時は、
きれいに仕上げるために
フロントガラスやリヤガラスを外し、
端々まで全体に塗装をし終わってから
ガラスを被せて完了する流れとなります。
▼別の車両ですが、こんな作りです
本当はこのように色を塗ってから、
ガラスやモールをはめ込むようになります。
今回は費用を抑えるために、
前後のガラスを外さず塗装を行います。
通常、ガラスの縁には
ゴム製のモール(パッキンのような役割のもの)が付いています。
ガラスというよりボディ側にピタリと寄り添っている状態なので
マスキングで塗装をする場合、このゴムモールに塗料が掛かって
美しさに欠けたり、縁からの塗装剥がれの原因になったりするのです。
今回はガラスを外さない為、モールもついた状態!
ですが、少しでも品質よくというご要望により
モールとボディの隙間を作り、
ワンランク上のマスキング塗装をしました。
使用するアイテム✨
じゃじゃーん
片側の端に少し硬めの透明フイルムがついた粘着テープ!
ルーフとゴムモールの隙間に、
このアイテムを差し込み、
0.3mmの隙間を作ります。
右から左までずーっと隙間を広げた状態で固定してマスキングをすることにより
モールに色は付かず、モールとルーフが塗料でくっついてしまうこともなく、
また、隙間の塗装前処理が細かくできる為、塗装がはがれにくくもなります✨
この専用アイテムを使用すると、
マスキングテープで同作業をした時より数倍早く、時間を短縮できます。
凹み部分箇所はUVパテを使用して修復しました。
端まできれいに仕上がるように工夫し
丁寧に進めています。
全体の塗装が終わったら、
最後に磨きを掛けて仕上げます。
屋根以外はすべて覆った状態です。
昔は無かった便利なものが、
今の世の中には沢山あるなぁ~!と改めて…😊
便利グッズや便利な機械をうまく利用しながら、
技術と品質の向上を目指しています😊