衝突安全ブレーキサポートシステムとは別ですが、全方位カメラに関わる部位の修理や脱着を行なった場合は、キャリブレーションを行うよう、メーカーから指定されています。
具体的には、
フロントグリルと左右のドアミラーの交換と脱着です。
全方位カメラ
キャリブレーション
右側のドアミラーを交換したスズキ ソリオ。
全方位カメラ搭載の車両です。
今回は、右側のドアミラーを交換しました。
スキャンツールとターゲットを使用して、キャリブレーションを行います。
決められた位置、決められた距離、決められた角度。
きっちりと合わせて、車両にターゲットを読み込ませ、コンピュータで確認と設定を登録します。
これを行うには、
専用機器などが必要です。
正しい位置を読み込ませた状態で正常に動作するかも確認し、完全な修理が完了します。
ディーラー•修理工場を問わず、
場合によっては、こういった最後の確認や設定を怠る会社もあります。
そうなると、ディーラーが修理について外注に出す先も気になるところです。
少し前に、他メーカーのディーラーでキャリブレーションやエーミング自体を知らないという担当者 にも出会ったこともあります。
全方位カメラの設定ももちろんですが、今後、自動運転や自動ブレーキが標準装備の新車が販売されるようになりますので、こういったスキャンツールを使用しての【特定整備】が必要になります。
必ずしも『ディーラーなら』間違いないという話ではありません。
何かあった時は、きちんとした修理ができる工場で修理してもらいましょう!