愛車に傷がつかないように、洗車機を使用せずに手洗いで洗車を行っている方もいます。車のボディーを美しく輝かせるために、昔からワックスが使用されてきました。

しかし、時代が進化するにつれてワックスよりもカーコーティングと呼ばれる技術の人気が高くなっています。ここからはワックスとカーコーティングの違いについて簡単にご説明致します。

冒頭でもご説明しましたが、ワックスは昔から車を美しく輝かせるために使用されています。ワックスをかけた後はもちろん艶がでて美しく見えます。

しかし、ワックスの成分は主に石油系の溶剤と蝋ですので、簡単に説明すると油なのです。艶を出してくれる効果はあるのですが、車の塗装面に半液体の被膜が乗っている状態になっています。ただ乗っている状態なので雨や洗車で簡単に流れてしまうのです。

蝋の部分は表面に残ってしまうのでこの成分が水垢などの原因を生み出します。
蒸発も早いため、車を美しく見せるためには約一ヶ月の頻度で何度もワックスがけを繰り返さなければいけません。何度も繰り返すことによって塗装部分を傷つけてしまう場合もあるので注意が必要です。

簡単に説明すると、カーコーティングは本来ある塗装の身代わりとなってくれる存在です。時代が進むにつれて技術も進歩し、現在では様々な種類のコーティング技術が存在します。

ワックスの油成分とは違いシリコーンやフッ素などを含んだポリマー（高分子重合体）で構成されています。塗装の表面に強靭な被膜を形成し、汚れとなる物質の侵入を防いでくれるのです。何年も手入れが不要という種類もあります。

洗車も水洗いで簡単に汚れを洗い流すことができるので、お手入れがとても楽になります。また、洗車によるキズもつきにくくなり、車のキズ修理の頻度も少なくなります。