ラングラーの新車構造変更の手続きで、
整備振興会へ行ってきました。
JLラングラーを合法で大人カスタム♪
『ジープ』と聞いたら思い浮かぶ代表的なあの形の車が、【ラングラー】です。
ラングラーと言えば、ゴツゴツした大きなタイヤが印象的ですが、あの大きなタイヤを日本で履くには、どうしても制限が出てしまいます。
日本には保安基準がって、タイヤが車体からはみ出してはいけないルールがあるからです。
じゃぁ違反ではなく、合法でできるカスタムはどこまで!?
車幅の制限?
新車登録が済んで納車となった後、
バンパー・ショック・ホイールは指定部品のため、許容値の範囲内の大きさであれば後から取り替えても良いとされています♪
しか〜し❕
大きなタイヤ・ホイールを履きたい時はフェンダーからはみ出さないようにサイズを考えなくてはなりません。
そこで多くの人が取る作戦は、オーバーフェンダー等を付けて
車体の幅を広くすること!😀✨
※M’s MO-TOさんでは 、カスタムも登録もサポートしています
だからといって、フェンダーを大きくする等の変更をする場合、
タイヤを替えるのと同じように簡単な訳ではありません!
フェンダーや、スペーサー等、車の横幅が2cm(片側1cmずつ)以上変わるような物を取り付けるときは
『構造変更が必要』になるのです!
次の車検の時に構造変更しようとか、車検の時に毎回純正に戻そうとか、考える人も多いのが現状。
でもね、構造変更が必要な状態で、
バレなきゃいいや〜なんてことは、
真っ当な車やさんとしてはお勧めできません。
新車時構造変更ってなに?
新車を購入したら、ディーラーで全て手続きを完了させてくれて車検証と共に車が手元に届きます。
新車の場合、メーカーで製造された車両の規格で大量に生産され出荷されるため、
メーカーの検査員が最終検査を行うことを条件に、
メーカーが事前に型式指定という届け出を行っています。
新車販売時に書類を揃えるだけで新規登録ができるような仕組みです。
👩❓ じゃぁ、どうすればいいの? 新車が来て、カスタムした後に、自分で構造変更の手続きをしたらいいの?
🙅♂️それは、もったいない。それなら「新車時構造変更」がお勧めです。
何がもったいないのか?というと、
一度登録された車両を陸運局に持ち込み、構造変更の手続きをすると、
構造変更=車検取り直し となるため、新車なのに3年じゃなくて、
構造変更手続きをした時点から2年で車検⁉️なんてことになるからです。
だから、「新車の登録をするときに、一緒に」 構造変更をしてしまえば良いのです。
これで、新車1回目の車検まで3年間の期間は変わらず、
更にパックとされているディーラーのメンテナンス保証も受けられる。
その上、保安基準を満たしている状態で堂々とディーラーやカーショップへも出入りできる!✨というわけです。
新車登録時の構造変更が、ユーザーにとっていかに大切か💧ということがわかります。
ラングラーの車幅はどこまで広げられる?
普通車の基準として、±20mmを超える車幅の変更は構造変更が必要になりますが、
構造変更をしたら、どこまでも広げられるのか?
規定としては2.5mまで 幅を広げることはできるのですが、
ラングラーの場合は、そうはいきません。
もう一つ、保安基準として『すれ違い用前照灯は、その照明部の最外縁が自動車の最外側から 400mm 以内』という決まりがあります。
要するに、ヘッドライトの外側の位置とフェンダーの端迄の距離が40cmを超えて離れてしまってはいけないのです。
よくある普通車は車体の端に近い部分にヘッドライトがありますが、
ラングラーはヘッドライトよりも更に横に広がるように
フェンダーフレアが取り付いています。
そのため、フェンダーフレアそのものの幅や、幅を持たせるために後付けするスペーサー、オーバーフェンダー、パイプなどは、
ヘッドライトの最外側から車体の最外側までの距離に気を付けて選ばないと、『保安基準不適合』となってしまうのです。
実際の新車時構造変更では
ヘッドライトからフェンダー外側迄の距離を一所懸命測っても、
保安基準を確認する『自動車技術総合機構』では、
機械(カメラ)で車幅を測り、左右ヘッドライトの最外側位置との差を、
新たにヘッドライトの適合位置として確認します。
あまりギリギリで攻めすぎると、検査の時に アレッ!ということが 無いとも限りません😅
新車時構造変更は誰がやってくれるの?
新車時構造変更は、正直、ディーラーにとってはめんどくさい仕事です。
なぜかというと、通常は簡単な書類一式で済む登録なのに、
わざわざ車両を陸運局に持ち込み、1日掛けて2週もして検査を受け、
しかも、本当に受かるか受からないかわからないダメだった場合、一度帰って対処をして、
後日、再度全てやり直しの手続きをしてこなくてはいけないからです。
『やだやだ、絶対やらない』という販売店もあるかもしれません。
『別料金が掛かるよ』という販売店もあるかもしれません。
販売店によりどの様にしてもらえるかはわかりませんが、
【新車時構造変更】ということができる事実はあるのです。
ちなみに、
新車時の構造変更はフルチェックとなるため、継続検査時の構造変更と比べると倍くらい厳しいです!
例えば、継続検査(通常の車検時)と同時の構造変更の場合は50のチェックで済むところ、
新車時の構造変更は、100チェックが必要というイメージです😱
また、ラングラーの場合、座席の位置が地上から90cm以上と高く、
側面衝突試験についての適合確認は不要の為、
社外パーツを使用しても、オーバーフェンダーの強度証明などは 無くても大丈夫とのこと!
本国仕様のルビコンフェンダーを着けて、新車時構造変更完了!
35インチのタイヤを履いて、ツラツラで保安基準適合OK♪
車高は上げてません。
カスタム用に販売されている商品はまだまだ限られたものしかありませんが、
ちゃんとした手続きで堂々と、ラングラーのカスタムを楽しみましょう!
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