車の防錆 10年経っても…

札幌で車を持つ人の悩みとなる

下廻りの錆‼️

皆さんの車は、対策されてますか?

 

昨年の4月🌸スタッフの車の下回りの状態をブログで紹介しました。

こちらの記事です📝✒️

【防錆の違い 現車で明らかに】

上の記事で紹介したスタッフの車が、

今年で10年目に入りました🚗

 

10年経過しても、日頃のお手入れが良いと

外装はとても綺麗です🙆

 

では下回りは?

その後どうなっているのでしょう?

 

リフトにあげて見てみましょう👀🔎

 

足回りの部分に少し錆は見られるものの、

防錆を施した箇所に錆は殆ど見られません。

 

ブレーキオイルが通る細いパイプも

タンクの下も

よく、錆で困ってしまうところは

全部大丈夫🙆‍♀️

 

やはり、しっかりとした防錆の効果は

絶大です!!

 

軽自動車は特に鉄板が薄いため、

バックパネル(リヤバンパーの内側パネル)の裏側や サイドシルのミミなどは、

防錆をしないと新車から1年程度ですぐに錆が発生してしまいますが…

10年経っても全く問題なし‼️

 

 

スタッフ自ら 10年がかりで実証!

この結果からも、新車時点での防錆が

どれほど車を長持ちさせるか‼️

防錆の大切さがわかりますね😊☝️

 

防錆剤の種類と施工方法にも

その後の状態に差が出るんですよ。

 

車検ごとに水性の防錆をするより、

きれいなうちにしっかりとした防錆を!

 

様々な防錆剤を試しましたが、

現在、テクニカルオートで使用しているのは、塗料メーカーが開発した【塩害ガード】です。

 

やるかやらないか、その時は❗️

絶〜っ対、やった方がいい!✨

自信を持ってお勧めします❕👍✨

 

サイドステップ取替と防錆

スイフトのサイドシル交換です。

 

サイドシルっていうのは、

ここ!

 

サイドシルの中は複雑で、

防錆剤がきちんと入り込まないので

サイドシル内側・外側の穴から防錆剤を入れます。

 

防錆剤は500mlを1本全部

たっぷり入れます。

全~部入れても、全~部がサイドシル内に留まっているわけではなく、

吹き付けて中に塗布された塗料が、大量に流れ落ちてきて、下に落ちてくるのです。

外に流れ落ちるまでたっぷり吹き付けることで、内側の鉄板表面に十分に行き渡らせることができるのです。

 

錆は、鉄にとっての強敵!

サイドシルを交換するとき、溶接で熱を加えないとならない為、鉄の性質が変化してどうしても錆やすくなってしまいます。

 

ただ部品を交換しただけでは、その後のサイドシルの腐食がすぐに進んでしまうんですよ!

 

使用したのは、

ノックスドール700 浸透性防錆剤

錆抑制剤(ラストインヒビター)配合 のもので

鉄板内部に深く浸透し、錆を抑制させてくれる優れものです✨

 

修理直後だけでなく、できるだけ長く、

何年も良い状態を保てるように😊

 

丁寧な修理を心がけています。

思い出の車 クォーター錆修理


『ディーラーへ行ったら、買い替えたほうがいい…と言われてしまうけど、まだ調子が悪い訳じゃないし、この車を出来るだけ、長く乗りたいんです。』


実は、この車は、

他界された奥様が選んだ車。

思い出をいっっぱい乗せた、大切な車です。

直したい箇所は、右側のリヤフェンダー、タイヤハウスまわり。

錆びやすい部分です。

お客様が指差したのは、リヤフェンダーの後側。バンパーとの繋ぎ目付近でした。

ここを直すなら、

こちらの錆も気になりますね。

と、大ちゃんが指摘したのはタイヤハウス前側。

『あぁ!ほんとですね。そこは気づかなかったです』

錆の修理方法などについて細かくお話ししたあと、

参考までに…と相談したかったのが、リヤバンパーにつく、スポイラーの修理。

ご自身で割れた箇所を直し、缶スプレーで塗装もしていたそうですが、口が開いてしまい何度もやり直ししていたそうです。

現在は生産終了しているため、同じデザインで部品交換はできません。

こちらも、修理方法などを説明して、ご検討いただくことになりました。


そして、

錆の修理でお預かりの日。

『ブログを見て、スポイラーも修理をお願いすることにしました!』

悩んでいたスポイラーも、お任せいただくことになりました。

出来るだけ綺麗な状態で、長く乗りたい気持ち、車と一緒にしっかりとお預かりします‼️


リヤフェンダー 錆修理


リヤフェンダーの錆は、まだ重症ではなく充分修理が可能な状態。

前側の錆は縦に長く進行が始まっていました。👇

👇せっかくなので小さな錆も。

後ろ側の少し大きくなりかけていた錆をしっかり落としましたご穴が開くほどにはなりませんでした。

防錆処理は、たっぷりと丁寧に行い、塗装します。

鉄板の表面もきれいに処理して

仕上がりもきれいに!

これで、しばらくの間は綺麗な状態を保てるでしょう!

錆は一度進行してしまうと、進む一方。強力な防錆剤でも、進行を防ぎ発生を遅らせることしかできません。

またまだ長く乗りたい予定の車は、大事に至る前に錆処理することをお勧めします😊

明日はスポイラー溶接修理の様子を公開しますね!

フェンダー 裏側の錆対策は?

車の修理で、フェンダーを板金する時いつも気になるのが裏側の錆。

熱をかけて板金をした場合、鉄の性質が変わるため、鉄板の裏側が錆びやすくなってしまいます。

ジープのフェンダーを板金した時の様子です。

昔の鉄板なので、熱をかけて縮めながら板金で修復していきます。

そうすると、裏側は熱をかけたところがお灸をしたように、点々と痕が残ります。

この焼けてしまっている部分を、サンダーで表面処理し、

錆びないように防錆剤を塗布して仕上げます。

もちろん、表側の鉄板剥き出し部分も

防錆対策をします。

フェンダーの裏側は、車体からフェンダーを取り外さないと処理できません。

保険証の修理でも、小さな板金などの場合は脱着が認められないこともあります。

後々のサビのことを考えると、ちゃんと部品を外して修理することをお勧めしたいです。

タイヤハウスの錆修理&防錆

自動車のボディ表面で錆びやすい場所! トップ3!


👑1位フェンダー(タイヤハウス上のパネル)

2位サイドシル(ドアの下の前から後ろまでの長~いところ)

3位ドアの下の角


 

今回ご依頼いただきました車両はインプレッサ。

きれいに大事にしているインプレッサですが、

左右のリヤフェンダーに出てきた錆が気になる!!

 

 

錆は放っておくと、進んでいく一方です。

フロントフェンダーはパーツ交換できる場所なので比較的簡単にどうにかなりますが、

リヤフェンダーは車体と繋がってしまっている上、構造的にも複雑なため修理をするなら早い方が良い部分です!

 

まだまだ長く乗りたいので、思い切って修理をすることに!

 

塗装で隠れて見えにくい錆は、塗装の下でぶくぶくと範囲を広げ、鉄板を侵していきます。

 

塗装を剥ぐと、内側に現れる錆は真っ茶色。

 

残したくないとはいえ、全部を取り除くことは現実的ではありません。

できるだけ削り落とし・・・

 

形が無くなってしまったところは、別の鉄板で形を作ってしまいます。

 

残っている錆には、まず、専門防錆剤(透明)を塗布し、

錆が持っている水分を吸い取ったうえで、固めて外部からの水分や空気を遮断します。

 

そして、プライマーを用いて更に外からの錆を防ぐのですが、

リヤフェンダーは1枚の鉄板ではなく、2枚3枚と袋上に形成されているので

袋の内側にも防錆してあげないと、長持ちしません。

 

トランクの内側から、リヤフェンダーの内部へ、

四方八方に霧状に噴射するホースを使用し、

外側迄流れ出てくるほどにたっっっぷりと防錆剤を噴霧します。

 

ボディ表面にも丁寧に塗布。

 

しっかり乾かした状態で、

塗装の準備に入ります。

 

修理の過程をyoutubeに動画をアップしましたので

お時間があればご覧ください😊

 

 

錆は早期発見早期治療-車の癌

ひと冬越して、久しぶりに洗車をしたときに

『あらっ?』 と気づかれる方が多い車の錆。

いつの間にか そこにある・・・!

“いつの間にか”なのですが、小さな錆の発生に気がつかないでいると
どんどん進行して、直そうかな と思ったときには大変なことになっていることがあります。

 

今日は、お客様からよく相談がある
サイドシルの錆修理についてご紹介します。


🔹サイドシル 錆修理


小さく出ている この錆が気になるんです。

ドアを開けたところに見える、さび色。

よく見るとその横はボコボコしています。

隠れているので、外側のカバーを外します。

ここです。

すると、隠れていたところが
どうなっていたか?というと・・・

あら。

思ったより広範囲ですね。

実はこのように塗膜の外まで見えるようになってしまうと
鉄板の内側で錆が進行しているため
「ちょっと簡単でいいから直して」という訳にはいかないのです。

錆は少しでも残すと、どんどん広がります。
錆修理をせず、ごまかして塗装をし、簡易的に済ませると
何週間と言わず、ひどいときなら1週間後にはプクプクと浮いてくることも。

 

まずは今見えている外側の錆を落としましょう。

錆を落とすと、鉄板が無くなってしまいます。

 

次に切開します。

内側はこんな感じです。

癌になる錆の部分は切り取ってしまい、
内側の見える錆は削って保護します。

次に、切り取った部分に、
新しい鉄板を丁度良い大きさに切り合わせ…

そして、溶接!

溶接個所は、研いで平らにします。

そこに、鉄板を保護するためにプライマーを塗って

空洞になったサイドシルの中に
この小さな穴からも防錆剤をシューーーーーッと入れます!

放射状に噴き出すこのノズルを使用するんですよ。

こんな風に吹き出します。

そして、注入。

下から滴り落ちるくらいたっぷりと入れます。

ここまでして、ようやく
あの小さく気になっていた錆の処理が終わります。

この後は、また、下地処理をして、塗装の工程に進み
きれいに完成します✨

 

ご紹介したこの錆修理は、まだ重症ではありません。

 

錆の修理は大きくなればなるほど大変です。

 

早期発見!早期治療が、その後の再発を抑制させ、
料金的にも、ボディのためにも、安心の状態をつくることができます。

 

 

サイドシルや、タイヤハウスのまわりは、ドアなどと違ってポンポンと交換できる場所ではないので、

できるだけ早めに見せに来てくださいね!😊