プリウス フロントバンパー部分塗装と色合わせ

自動車のパーツに使われる素材。

使用する箇所により、異なった素材を使用していることをご存知ですか?

 

例えば、

樹脂素材のバンパーと

金属素材のドアやフェンダー。

 

万が一車がぶつかってしまった時、人の安全を守るために、ものすご〜い設計がされてるんでしょうねぇ!

骨格には硬く分厚い鉄の棒っこみたいなもの、

ドアやボンネットは薄く柔らかい鉄板が内側外側と袋状に形成され、

バンパーには、衝撃を吸収しやすい、柔らかく弾力性のある樹脂を使用しています。

 

ところで、この素材の違うパーツが組み合わさって出来ている自動車ですが、

鉄とプラスチック、同じ塗料で色を塗ったらどうなると思いますか?😁

実は、塗られている色が同じでも、素材の違いにより見え方が変わってしまうんです。

 

ということは…⁉️

そうです。

新車時から、バンパーとフェンダーは微妙に色が違って見えるんです☝️👀

 

よ〜く注意をして見ないと

その色違いはあまり気にならないと思います。

 

本当だ!と気づいたとしても、

それは、正常です😁

 

多くの人は、何の違和感もなく、その色違いには気付かずに過ごされますが、

修理をした後に、その事実に初めて気付いてしまう方も、多くいらっしゃるのです。

 

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今回、バンパーを部分的に直ししたいとご相談を頂いたお車です🚗

👇運転席側に大きく擦り傷があります。

 

バンパーを修理するので、バンパーの色と同じく!と思ってしまいますが、

それでなくても違って見える素材の違うお隣同士のパーツ。

今のバンパーの色に合わせて調色と塗装を行いますと、綺麗になったバンパーの色みと塗装をしないボディの色加減が、凄くはっきりと目立ってしまいます。

 

元々新車時から色味の違いがあるとは言え、

修理をして、そこが気になるようになっては嫌ですよね😖

 

なので‼️

せっかくの塗装するなら、隣接しているフェンダーの方に色を合わせて

調色をし、塗っていくことにしました🙆‍♀️

 

まずは色合わせから。ここが肝心💪

 

調色した色を塗り板に吹きかけ、それをボディに置いて、色合いを確認します🔍

 

色合わせが終わったら、バンパーの傷を落として形状を元通りに形成し、塗装前の下地処理。

 

最後に塗装をして完成〜✨

え? バンパー自体の色?

大〜丈〜夫〜〜👍👍👍

ちゃんと違和感がないようにうまく塗ってあります😄🎶

 

とても良い感じで色を出せたので、

仕上がりは、ばっちり👌⭐️

 

お客様にも大変ご満足頂くことが出来ました🙇‍♀️

 

ありがとうございました🤗

バンパー塗装剥がれの原因は

『洗車をしたらバンパーの塗装が剥がれてしまいました

アテンザにお乗りのお客様がご来店。

 

どれどれ

見てみると本当にペリペリと剥がれてしまっています🔎👀

 


塗装が剥がれる原因は?


 

なぜ、洗車だけで塗装が剥がれてしまうのでしょう?🤔

 

それは

塗装の仕方に問題が。

新品のバンパーは二種類あります。

メーカーで塗装済みの物

②未塗装の物

 

車体に合わせて塗装が必要な『未塗装品』は、塗装を行う際にきちんとした下地処理やプライマー塗布作業が大切です。

そして、プライマーを塗布した後の色を塗るタイミングも重要です☝️

 


色剥がしと再塗装


では、綺麗にしていきましょう~

剥がれてしまった物は

一度全部剥がしてしまいます‼️

高圧洗車で少しずつ。

剥がれにくい箇所もありますが

そこは粘り強さで!笑

手でもペリペリ剥がしたり👏

上手く剥がれると気持ちが良い~😆

 

時間は少し掛かりましたが

何とか綺麗に剥がせました🙆

 

さて、ここからがいよいよ本番です。

 

ここから塗装前の大切な下地処理は丁寧に。

 

塗らない箇所はきれいに養生して隠します。

マスキングテープで塗装の切れ目をキレイに縁取り!

これを手伝ってみると、結構細かくて難しいんですよ。

下地処理をして、

油分をきれいに拭き取り、

プライマーを塗って、

塗料の密着性を確実に!

この施工を怠ったり適当に済ませてしまうと、耐久性が低い塗膜になり、今回のように洗車などの圧力にさえ耐えられず剥がれてしまう事態になります。

 

怖いですね💦💦

 

そして塗装へ

こんなに綺麗になりました★

 

これで洗車も安心して行えますね!!

FRPボンネット塗装 ハイエース用

ハイエースのボンネットを塗装して欲しいという依頼がありました。

素材はFRPとのこと。

車体色はパールホワイト。

安い料金で塗装してくれる業者は沢山あると思います。が、仕上がり品質について納得がいくかどうかは別問題。

このお客様も、安価な業者に依頼し失敗した経験があるとのことでした。

今回は、納得いく仕上がりになるでしょうか。


FRPは下地が肝心


 

FRPは材質的に、元々の素地の面をきちんと拾ってあげないと、塗装を終えた後にプツプツとした穴が沢山あいてしまいます。

 

特に、裏返した貼り合わせの部分は、素材そのものが出ている部分なので、必ず巣穴があるものなのです。

 

 

ゲルコート仕上げなどと記されていることが多いですが、高価な商品ほど、表面の仕上げは丁寧に施されています。

 

ということで、

巣穴は埋めてしまいます。

巣穴だけが埋まれば良いので、これをまた研ぎ落とし、サーフェーサーで下地処理をします。

 

 

塗装の密着性を高め、表面の滑らかな仕上がりを出すための過程です。仕上がりを美しくするためには、下処理がとても大切なのです。

 

そして、下色として白い塗料を塗った後に、パールを重ね、クリアを塗って、と何重にも重ねてパールホワイトが出来上がります。

 

裏も表もピカピカの仕上がりになったボンネット。

実際に車体に取り付けるのは、ご自身でされるそうです。

気に入っていただけると嬉しいなぁ!😆🎶

 

そうそう、

テクニカルオートの駐車場が区切られ、以前より狭くなってしまいました。

ご来店いただく皆様には、ご不便をお掛けすることがあるかもしれませんが、宜しくお願い致します。