安全装置付き車両に必須の…

先進安全自動車。

各メーカー、新車として販売されている車には、標準装備され始めたブレーキサポートシステム。

その安全装置には、必ず何らかのセンサーが付いていて、そのセンサーがキャッチする情報に基づいてコンピュータが指示を出します。

センサーに関わる部分の修理をした時には、『エーミング』という センサーの調整と登録を行わなければなりません。


スズキのエーミング


スズキのスペシアカスタム。

リヤバンパーについているセンサーよ角度を測り、しっかり調整。

スキャンツールを使用して、車体のコンピュータに登録をします。

センサーがキャッチする標的になるシートを用いて、エーミングを行います。

距離や角度や幅など、基準の位置がメーカー指定の通りになっていることが肝心。

センターを合わせて、距離も合わせてきっちりと。

センサーの部位、種類などによりエーミングの方法が違います。

安易に考えてエーミングを行わず、センサーが誤った情報をキャッチしていることを知らずに走ると、万が一の場合には重大な事故に繋がる恐れもあります。

安全装置が危険装置にならないためにも、これからの先進安全自動車にはしっかりとした修理が必要となります。

インテリジェントクリアランスソナー取替

最近の車に多くついている、安全ブレーキサポートシステム。

カメラやセンサーが連動して、安全ブレーキのシステムを構成しています。

先日お預かりした修理で、

リヤバンパーとセンサーの交換がありました。


2019年 エスクァイア


インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]

低速走行時(15km/h以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、エンジン/ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動(被害軽減)ブレーキが作動

バンパー脱着又は交換、センサーの交換を行った時は、必ず、センサーの角度調整と登録が必要となります。


インテリジェントクリアランスソナー登録設定


専用の機械を用いて、登録を行います。

新しく取り付けたソナー(センサー)一つ一つの角度を測り、指定された数値に合わせて調整し、取り付けます。

この角度調整と、登録を行わないと、センサーが働きません!

また、バンパー修理などで脱着を行った際、センサーの角度が万が一狂っていたら、正しい機能を果たせず思わぬ事故につながる可能性も…!!😱

今後こういった、板金に伴う特定の整備が必要となってきます。

今の現状、販売店でもそういった知識を持たないところ、軽視しているところもあります。

きちんとした修理と対応をしてもらえる、自動車の修理工場に依頼しましょう!