ボルボS60サイドスポイラー樹脂溶接

これくらいの段差は大丈夫かな?と、縁石から道路へ降りたところ、

バキッ!!っと音が!

あっ😫‼️と思った時にはもう…😭

 

サイドスポイラーが、

見事に外れてしまいました。

 

 

外れたスポイラーを見てみると、

前側と後ろ側、

それぞれの取付部がちぎれています。

 

と、ここまでで

普通は、スポイラー交換の一択。

どこへ行っても、そう言われてしまいます。

一般的にはバンパーやスポイラーを修理する際、強力〜なボンドのようなものでくっつけてしまいます。 が、強度は全然!保てません。ひび割れならまだしも、クリップ取り付け部分だと、『無理〜』と判断されてしまうのです。

 

スポイラー交換となると、

サイドスポイラー新品が未塗装しか無い場合

部品代+取付工賃+塗装工賃。。。

中々の金額ですね😅

 

👨‍🦱💦スポイラー自体は原形を留めているので、勿体ないし、できるだけ安く何とかならないだろうか?

しっかり留まっていて外れなければ、ちょっとくらいの傷や見えにくい部分はガマンするから!

 

そこそこしっかり付けたい、

けど、肝心の取り付け部分が壊れて

形そのものが無くなってしまっている…

さぁ、どうしましょ😅

予算とやり方を考えながら決定した方法!

👨‍🔧後ろ側のクリップ取り付け部分を修理して、スポイラーを取り付けるクリップは全部壊れてるので全数新品で!

前側の欠損部は取り付けてしまえば見えにくい場所なので、強引なやり方ですが、溶接機で製作します。

 

 

 

溶接機で着けるのは、ボンドでベタっと貼り合わせるのではなく、スポイラーの素材と同じ材質のスティックを溶かして一体化させるので強力なんです。

高価な部品には、とても有効な修理です!

 

頑丈に修復完了‼️

 

 

交換するより断然安く出来て良かったです。

苫小牧からわざわざご来店いただき、

ありがとうございます😊

バンパースポイラー溶接修理

昨日紹介した、ストリームの

リヤバンパースポイラー。

【無限】というブランドメーカーのスポイラーです。

新商品に変わっていくため、当時の同じデザインのスポイラーは、現在生産が終了しています。

〝割れたところを、左右両側直したい〟

外してみると、割れた箇所が左右の2箇所ではなく、

なんと全部で6箇所⁉️👀‼️

修理をするために、付いていた接着剤を取り、周りを研いで溶接の準備。

👇ここは結構すごい

👇ここも大きい

👇色んな所が結構割れてます

割れている部分を溶接するために、少し研いでしまいます。

溶接するためには、ザラザラした表面が良いのです。

一般的にスポイラーの素材に多く使われているのはPPという素材です。

が、この無限のスポイラーは

PPEという素材!

PPをくっつけても、材質が違うので溶着できません。

平らな棒状になった溶接の材料。

同じ素材と適切な幅のものを選びます。

素材により、溶け方や着き方が全然違います。

窒素を当てながら適切な熱をかけて溶着。窒素を当てることにより酸化を防ぎ炭化しなくなるので溶接できるのです。

溶かしながら流し入れた素材を更に、コテのようなもので伸ばして圧着!

この時も、窒素を掛けながら。

裏から、表からと、

両面しっかり繋ぎ止めてからしっかり冷やします。

各箇所、しっかり繋がりました‼️

かなり激しく煽っても、全然割れてきません!これで安心です。

繋いだ箇所全部を、研いで段差をなくし

塗装の下地処理完了。

このようにきれいに

仕上がりました。

👇

黒い部分も傷が入っていたので、ついでに直してあげよう♪

傷を直してから2色の塗装をします。

先に黒を塗装して、黒を隠し

次にシルバーを塗装

完璧です👍👍👍‼️

お客様にお引き渡しの日、

錆も、スポイラーの割れや傷も

すっかりきれいになり

『感動しました!』と言って喜んでいただくことができました😊

天国の奥様も、ニッコリ喜んでくれているかしら?

大切なお車を、私たちにお任せくださいまして、ありがとうございます😊