車が長持ちする修理方法とは

今年2台目の大きい〜板金修理がありました。

前回はキャラバンのクォーター全面の板金でした。

👉キャラバン板金のブログ

今回は❗️

ハイエースの約3分の1の面接を板金で直します。

この広い範囲の損傷。

一般的には、お金はかかるけど作業的にも手っ取り早く簡単で綺麗な、クォーターパネル交換を勧められる事がほとんどですが、

この損傷はまだ修理が可能‼️

キャラバンの時と同様、

クォーターパネルは修理ができるものなら修理をした方が、この車の数年後を考えると絶対に良いのです。

溶接をしてしまうと、たとえ防錆剤をふんだんに塗布しても、溶接をして焼けてしまった鉄板の裏側から錆が出てしまう恐れがあるからです。

この車両は、就労支援を行う企業で沢山の人を乗せて毎日走る大切な車。

出来るだけ長持ちさせてあげられる方法で修理してあげたいです。

損傷の状態を出来る限り板金で元の位置、元の形に戻してあげて、錆び難くするプライマー処理をしてから、最終的に表面に出る仕上げとなるパテ付けをしていきます。

最初は広い範囲でパテを乗せていき、

このパテを、薄くきれいに付ける為に使うのがこのアイテム。

作業者が一番使いやすい様に材質、弾力、長さ、厚みなどを考えオリジナルに作った世界で1本のサシです。

パテ付けは、職人技。

広い面積ほど技術と経験が必要です。

と言っても、小さい面積でも美しく仕上げるには結構難しい作業なんですけどね!

要するに、誰でも簡単に出来るものでは無いということです😁💦

パテもその後の下地処理もきちんとひとつずつ丁寧に仕上げ、

塗装をして

し仕上がりはこの通り!

多少、パネルの表面に波が出ることもありますが、出たとしてもその波は微細なため、お客様にとってはよくわからないと言われることも多く、予想以上にきれいに仕上がったと喜ばれます。

お客様の使用方法を考え、この車を長くきれいに乗ってもらえる為に選んだ修理方法です。

今回パテ付け作業しました自分が、自分の車を直すとしたら、やはりこの方法を選びます!