シエンタ フレーム修正

先日、お預かりしたシエンタのお話です。

 

フロントの損傷が大きく左右のフレームが助手席側へ折れ曲がっている状態でご入庫となりました。

 

残念ながら保険のご契約も車両のご付帯が無い状況ではありましたが

車検を取ったばかりと言う事と、愛着があって乗りやすいからまだまだ乗りたい❗️

と言ったお話で、何とか修理を進めたいというご意向です。

 

修正出来る箇所は、じっくり修正をして極力 交換する部品も少なくなるような工夫をし

交換となる部分は、リサイクルパーツを使用して出来る限り修理代を抑える方法で行っていきます。

 

今回のように、ここまでフロントに大きな損傷があるお車は

修理過程でエンジン本体と足回り関係を車体から一度外す作業が必要となります。

そしてフレーム部分の修正を💪

フレーム修正機の上での作業します。

きちんとメーカーから出ている車両寸法に基づき修理。

各箇所の寸法を測りながら引っ張り出したり広げたり🛠

その調整はミリ単位です!!

 

骨組みとなる部分が完了したら

ボンネット、フェンダー、ライトを仮合わせをして隙間や高さなどの確認をします。

フェンダーの色が違うのは、リサイクルパーツを使用しているから☝️

仮合わせの段階なので、届いたままつけていますが

この後はボディ色に合わせて塗装しますよ🍀

 

 

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そして、今回お客様にもう一つご提案させて頂いたこと。

 

お車は走行距離がかなり伸びていたため、この先も長く乗られるのならば…と

せっかくエンジンを脱着する作業ということもあり エンジン本体の交換もご提案させて頂きました🗒

 

『是非、そうしてください』と仰って頂いたので

リサイクルパーツで少ない距離の物をご用意することに✨

 

補器類、ミッションを移設しエンジンを乗せます。

 

オイルパンにも損傷が見られた為、こちらも新しいものに交換してしまいます💡

⬇️ 外れた状態

⬇️ 新しいオイルパンを取り付けした様子

 

ボディの塗装をし組付を行ったら

四輪アライメント測定で足回りの数値もしっかりと確認🔍👀

 

最後に、走行テストをして異常がないかの最終点検をして🆗なら

お客様へようやく納車が出来ます✨

お車を取りにいらしたお客様には、とっ〜てもご満足頂くことが出来ました😊

何度も修理についてお打ち合わせをし、テクニカルオートを信頼して頂けた事にとても感謝しています。

 

今回のように大きな事故の場合、足廻りの損傷も考えられるのでしっかりと各部確認と点検が大事です。

納車後も安心して運転していただけるように努めるのが私たちのお仕事です✌️

オイルパン取替 タイヤ交換時に損傷

タイヤ交換をしようとしてジャッキアップをしていたら、ガタッとジャッキがズレてしまって… 車体が地面に当たりオイルパンを損傷💦

エンジンオイルが沢山漏れてしまったため、レッカーで運ばれてきました。

足廻りの損傷もなく、オイルパンだけで済んだので、良かった!

穴が開いてしまったオイルパンを交換。

下の画像はオイルパンを外した所です!

オイルパンの中はこうなっています。

▼右側が新品のオイルパンです!

左側は損傷部品。右側の新品部品と比べるとかなり大きく変形しているのが分かりますね。同じ部品なので、本当は同じ形なんですよ!

 

それでは、新品のオイルパンにオイルシールを塗っていきます。

オイルシールというのは、液状のパッキンのことです。これが固まって、パッキンの役割をするんです。

オイルが漏れないように、きちーんと、確実に、丁寧に。

後は、貼り付けて完了です!

これで安心!

エンジンオイルを適量入れて、回し、エンジンを掛けて動作確認をしたらおしまい😊

 

タイヤ交換は平らなところで、ジャッキはジャッキポイントにきちんと当てて、気をつけて作業しましょうね!