新車で納車されて間もなく、
傷がついてしまったステップワゴン。
走行距離、900kmのお車です。
・とにかくきれいに直したい!
・だけど、できるだけ安価で済ませたい!
これがお客様のご要望です。
どこで直したらよいだろうと、インターネットで修理工場を探し、
色々調べて数ある修理工場の中から選んで
テクニカルオートにご来店頂いたそうです。
大変ありがたいお話です✨
修理したい場所は、リヤゲート。
リヤゲートは通常、内貼りも外し、ナンバープレート(封印)も外し、
ガラスを外してバラバラにした状態で板金修理、或いは交換を行うため
予想以上に高額になってしまいます。
今回は、安価で済ませるというご要望でしたので、
メリットデメリット等お伝えしたうえ、部分的に修理を行うこととなりました。
◆ リヤゲート 部分範囲で板金塗装
先ずは、塗装の妨げとなる部分のエンブレムを外します。
傷つけないように、ゆっくりと丁寧に。
そして、プラスチックベラで隙間から外していきます。
周りに黄色いマスキングテープを貼っているのは、わかりやすいようにではなく
ヘラでボディを傷つけてしまわないようにです。
次に傷ついてしまった部分に、密着プライマーを塗布します。
鉄板を錆びから守る役割と、形成するためのパテをしっかり密着させる役割との両方の効果があります。
プライマーを塗った後に、研いできれいにします。
次にUVパテを付けます。
紫外線を当てると、30秒で硬化します。
このパテは、硬化した後も柔軟性を伴う上、収縮しないため
割れや浮きが出ることなく、
長くきれいな状態を保つことができるのです。
硬化したパテをきれいに研ぎ、形を仕上げてから
サーフェーサーを塗ります。
更に研いで塗装する面の処理を仕上げた後、
塗装しない部分の養生をします。
これが “マスキング” です。
いよいよ、塗装に入ります。
塗装ブース内で行います。
純正の色ですが、車体に合わせて微妙な調色を行った塗料を用います。
何度も塗り重ね、しっかり色を塗り、最後はクリアで仕上げます。
ここで完了ではありません。
最後に、塗装面を磨きます。
ミガキの作業では、小さなごみ等が無いかのチェックを行いながら
新車の肌に合わせます。
平らになりすぎて鏡面肌にならないように、スポンジバフで磨きます。
この肌を合わせる仕上げも、職人技です。
黒い色は傷や汚れなどがとっても目立ちやすいので、
アルコールを吹き付けながら、油分などを取って最後は手で拭き上げます。
これで、新車と同じく、出来上がります。
お客様へお渡しした際は、料金、仕上がり共に
大変ご満足いただくことができました😊
新車でご購入されたばかりの大切なお車を、
私たちにお任せ下さったこと、
大変光栄に思います。
ありがとうございます!
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