気になっていて、直したいと相談を受けることが多いクォーター(リヤフェンダー)の錆。
『パッと安く直したい』と考えたくなるところですが、
乗りたい期間を確認してから
必ず伝える言葉。
『パッと安く直すなら、やらない方がいい』
だって、せ〜っかくお金を掛けて直そうと思ってお願いするのに、
すーーーーーぐまた錆が出てきちゃうから。
そしてまた、同じお金をかけて直して…って繰り返すことになっちゃうのです。
もったいないっ😩
損する😩
錆は想像以上に厄介なのです。
車の錆は見た目より深刻
『まだ長く乗りたいので、綺麗にしたいなと思って。』
ご夫婦で、車を見せに来てくれました。
可愛いデザインのミラジーノ。
気になる箇所は、左右のクォーター(リヤフェンダー)です。
右と比べて、左の方がまだ錆の程度は小さめですが…。
見た目で確認できる錆の広がり具合は、
塗装の下のボコボコで認識できますが、
ボコボコしている範囲だけには
とどまらないんです。
車の構造として、鉄板一枚で出来ているのではなく、袋状に立体的に、端の方は2枚以上の鉄板が合わさって閉じています。
右側の錆、塗装面が浮いてペリっと剥がれたところは、赤茶色〜く腐食していました。
車の錆の進行って、
実際どんな感じなの?
塗装面がカバーのようになって、内側の錆が進行しているのが分かりにくいのですが、
錆修理をするには、錆を極力、落とせるところまで削り落としてあげる必要があります。
どの位進行しているかは表面の錆を落として見てみると分かりやすいです。
やってみましょう!
少し落としてみました。
錆でパサパサになっているところを落とすと、既に外側の鉄板が一部無くなっています。
更に、外側の鉄板の茶色いところを、サンドブラストで落としてみると、
こんな感じになりました。
▼表面の茶色は落ちたけど…
なんだか、ニキビ跡みたいに
プツプツボコボコが😫
錆は針の穴のように、
鉄板に刺さり込むように、
点々と錆が広がり進行します。
修理のタイミングは、症状が浅ければ浅いほど、再発のリスクは低くなります。
プツプツと黒い点が沢山あるのは
全部錆の影響です。
まだ茶色く見える、内側の鉄板も同様。
もし、これを残すと、あっという間!
修理前の状態のようになるまで進行するのは、そう長い時間ではありません。
錆を表面だけザッと削ってパテ盛って塗装しただけなら、
プツ…、プツ…、と膨らんできてしまうのは
もしかすると何週間と持たないかもしれません。
どの位持つか?という期間は、状態や使用環境などにより異なりますので、何とも言えないのです。
中古車は、買うときに綺麗だったら分からない という、残酷な錆の実態😱
実はこの車両、パッと仕上げの錆の修理を繰り返していたことがわかりました。
ちゃんと年輪のように修理跡が残っています。
白はボディ色、グレーはサーフェーサー、
修理をするごとにサーフェーサーを塗るので、何層にも重なっているのは何度も修理をした証拠。
さ〜て。この錆をどうするかですが、
修理の過程は、
また、明日😁😁😁
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