新車の時には同じ色でも、
何年も陽にあたったり、雨風にさらされると
ボディの色味が自然と変わってきます。
その色味の違いを見て、職人技で1台1台 に合わせて調色を行い修理をしています。
調色と言いますと、小学生の頃、絵の具で様々な色を組み合わせてオリジナル色を作ったりしましたね😆♫ 色が足りなくなると、また同じ色を作るのが大変で、パレットいっぱい1色にしてしまった記憶があります笑
塗装というと、決まった色をパッと塗る…そんなイメージで簡単にできる気もしますが、実は、違うんです☝️❗️
そして、色の種類によって塗装や調色の難易度も違うんですよ。
黄色の調色についてご紹介✨
黄色の調色は、単色であっても『2コートパールメタリック』『3コートパールメタリック』※ に匹敵するくらい手間の掛かる難しい色です。
※ 2コートパールメタリックと3コートパールメタリック: 塗装をする際に、色とパールやメタリックとクリアーなど、塗り重ねる層の数により呼び方が違い、パールやメタリックのキラキラ具合を元のものと合わせるのが大変な色の種類です。
なぜ単色にもかかわらず、調色が難しいのか?
それは、ほん〜…の少し!🤏
ボディーの色より、赤み・青み・黒みなど微量の差があっても、はっきりと色の違いがわかってしまうくらい繊細な色だからです。
この車に使われているカラーナンバーの配合どおり、基本となるカラーを調色したものを塗り板に塗り、実際にボディにつけて比較してみます。

写真でもこの色の違いが良くわかりますね。
👇アップにすると、こんな感じです

ちょっと調整してみましたが、まだまだ

本当に微妙な色味の違い。
車のカラー番号で使われている色の配合通りに機械で調合しても、ボディーと同じ色に出来上がる事は、まずありません❌
職人さんの目で微量の調色を何度かに分けて行い、ようやくボディー色と同じ色が出来上がるのです☝️
ほら!随分と近づきました💁♂️

一枚の板ではありませんよ〜✋😆
塗り板をボディーに重ねて写していますが
境目がわかりますか?♫
一つの色ではなく、何色も使って作っているため、何の色が多いのか少ないのか、ほんの1滴でも全く変わってしまうため熟練の技が必要となるんですよ!
このように調色を進め、最後に完成した色を車に塗装して…出来上がります👏

やったね‼️
塗装に必要な量だけを調色しながら作っている塗装屋さん、すごいなぁ〜!✨