追突事故でリヤゲートが押され、
クォーター(リヤフェンダー)が大きく変形している
スズキのワンボックス エブリィ🚙
リヤゲートは、真後ろからの衝撃で全体にゆがみが大きく
交換となる為、新品の部品を手配します。
クォーターの損傷範囲も広く、車両販売店などでは「交換」と言われてしまう状態です。
『交換』と判断することは出来ますが、
テクニカルオートでは、損傷を受けた場所と状態を確認したうえ、
車にとって良い方法を選択し、出来る限り板金技術にて修理をしています。
👩🏻🦱『ディーラーで交換しなきゃだめって言ってるのに、板金で大丈夫なのぉ?
後から変にならない?😟🤔?
交換して欲しいんですけど✋』
🧑🏻🔧「奥さん、ソレダメ~✖✋」
クォーターを交換するには、
ボディの一部をカットして溶接で繋ぎ合わせる必要があります。
クォーターを新しいパネルに交換した直後は良いのですが、
溶接の際、鉄が溶けるほどの高温で繋ぎ合わせる為、
熱により鉄の性質が変化して、将来的に錆発生の原因となってしまいます。
しかも、修復歴あり(完全な事故車扱い)となってしまいます。
きっとまだまだ長く乗りたい予定の大切な車のはず!
錆のリスクはできるだけ避けたいです。
いずれにしても修理に関する技術としてはプロです!ご安心を✨💪
◆車修理は作業前の確認から◆
まずは損傷のあるリヤゲートを取り外し、
新しいリヤゲートパネルを取り付けた状態で
クォーターの損傷具合がどの程度なのか変形具合を確認!
クォーターの縦のラインが弓形に押されて
膨らんでいるのがわかります。
▼▼▼
▼ちょっと角度を変えてみるとこんな感じ
このラインは綺麗にお直しする必要があります。
◆クォーター板金に進みます◆
まずは、バックピラーとクォーターを
無理のない程度に 少しずつ車体後方に引っ張る作業!
このような修理の時には半田を使用して引出し板金をします。
鉄を溶かさず、鉄と工具を溶かした半田を用いて接着し、
複数回に分けて引っ張り出す修理方法です。
以前、茨城から北海道まではるばると来ていただいた
板金の巨匠!高田さんが「鉄と仲良くなれ!」と言っていました。
高田さんに教えて頂いた、鉄(車体)にやさしい技術が大活躍しています!
鉄板が薄いので慎重に!!
何度もラインを確認しながら進めていきます。
かなり良い感じに仕上がりました!
▼真後ろから撮った写真を見比べてみると、その変化がわかります。
膨らんでいたところが、引っ込んでスリムに♫
ピッタリ納まっています。
▼真横から見ると
この後は、塗装屋さんの出番です😊
塗装前の下地づくり ~ 塗装作業 に続く…
NEXT ⇛
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