レクサス🚙リアドアの下地作り

リアドアの損傷。

板金で形を修正した後に、塗装すると波が出やすい箇所があります。

パテを研いでいるとパテのキワがちょうど大きい逆アール(反り返った形)になってます。

色をかけると パテとの間にフェザーエッジができ、それが波になって目立ちます。

 

逆アールの波をサーフェサーを研ぐ時に取ります。

半丸のパットで水研ぎします。

素手で触ってもわかりずらいところも、手袋を履くことによりわかります。

👨‍🔧「手袋を濡らしながら研ぐとわかるんだよね〜!!」

 

こういう作業は、自分が若い時に先輩の職人から見て教わりました。

昔の職人もいろいろで、

「絶対に教えない」 「見るな」 「金払えば教えてやる」 「10年早い」

という人や、違う!と怒って手をあげる人までも。

今の時代には想像出来ないことだと思います…😅

 

たいがいが「見て覚えろ」という職人。

今思うと、人への教え方を知らなかったのかもしれません。

でもそれぞれの職人のおかげで、自分はきれいな仕事ができる方法を身につけました。

 

波も取れてきれいに塗り上がりました

 

先輩方には感謝しながら、 日々お客様の車を手掛けています!

リップスポイラー部分塗装

レクサスの フロントバンパー下に着くリップスポイラー。

飛び石と思われる傷から塗装が剥がれてしまい、ご相談にいらしたお客様。

 

お帰りになった後、タッチアップの塗料を購入し、
DIY!を試みたそうです。

マスキングをして、色を塗って、その上からクリアを掛けてコーティング!

…しかし 実際には、車体との色は違って、

絆創膏をはったようにクッキリはっきり 修理した部分がわかってしまう状態。

傷もそのままデコボコと残ってしまっているので、

「やっぱり、プロにやってもらおう」 と思ったそうです。

 

超部分塗装で、安価で! その日のうちに!😊

前もってご予約を頂き、当日仕上げで修理しました。

 

ということで、

プロの手順をご案内しましょう😄

 

先ずは、塗った塗料と、傷を消すために、
修理箇所を研ぎます。

今回作業をしない別色のところは、余計な傷がつかないように保護しています。

 

 

 

次に、UVパテを使用して、微妙~~~な薄〜〜〜い形の変化や段差をなくすため
きれいに形成します。

ミリではなく、ミクロンの感覚です。

 

 

そして、UVサフェーサーで塗装前の準備。
塗料もしっかり密着し、後々剥がれてこないようにきちんと下地処理をします。

 

そしてようやく塗装ですが、塗料はカラー番号で出来上がっているものではなく、

先にカラー番号の色を調合して作り、それをベースに微調整してその車の色を完成させます。

この車に使う今回の色は、メッキのような特殊な色でした。

 

その色を塗装すると。

 

はい!完成です😊✨

 

きれいに出来上がりました🤗