自動車特定整備認証 看板は みどり色

令和2年4月より法が改正となり施行された

【自動車特定整備】について、

昨年何度かブログで取り上げていました。

 

ちょっと簡単に言うと、

新しい車には次々と標準装備されている『自動安全ブレーキシステム』や、これから進化していく自動運転など、安全性を高めるために搭載されているシステムが 肝心な時に作動するように、

ちゃんと資格を持っている人が整備してくださいね❗️

誰でも分解しちゃいけませんよ🖐‼️ という

新しい決まりです。

 

車に乗っている人は、そのことについてあまり知らないかもしれませんが、実は、それに伴って車検の検査方法も変わるようになるんですよ。

ちなみに、車検証の形も変わります😊

 

具体的には、自動ブレーキのセンサーやレーダーが着いている場所、例えばバンパーやフロントガラスなどは、簡単に交換できないんです。

国土交通省でのポスターがこれ👇

自動車特定整備 ポスター

 

で、このポスターの下にに描かれている

みどり色の看板が、

これです👇

自動車特定整備事業 運輸局認定 特認一種

 

 

前は、黄色い分解整備の看板でした。

普通に、車検や足まわりの分解などを行う事業所がもつ資格です。

 

これからは、このみどり色の看板を掲げている所でしかできない修理や整備があるんですよ。

 

そのおかげで、センサーの調整や登録なども必要となり、安全になった分、修理の時はお金が掛かるようになってしまったんですけどね😅

 

なにより、人の安全を守るため!

 

ちゃんとした修理をしましょうね✨

バンパーの内側にあるセンサー ベンツ

傷の修理をしてほしいとの依頼でお預かりした
赤いベンツ A250 。

リヤドアからリヤバンパーにかけて
3つにまたがり傷が走っている状況でした。


今回は自費で修理を行うため、
全て、板金修理と塗装で直します。


赤い色は染まりにくいため、塗装代は少し高め。
そして、輸入車の部品は1点1点が高価なので、
ちょっとした部品も、ン~万円!
すごいです。

高級な車は、安全装置も充実で、
道路を走行中、車線変更しようとしたときに斜め後ろに車がいると
ドアミラーに 気を付けてね~⚠のマークが出るんです。

赤い三角マークがチカチカと。

この「危ないですよ」を知らせてくれるのは、
バンパーを外した内側にある センサーが感知して
運転者に信号を送ってくれるのです。

そのセンサーが、
👇これ!

この 四角いのがセンサーです。


バンパーなんていう厚い樹脂を通して、他の車を感知するなんて
すごい装置ですね。

危険をお知らせしてくれる安全装置システムなので、
メーカーではバンパーの修理はセンサーが働かなくなったら困るので
チョットの傷でも直さないで、丸ごと交換してくださいね~ と言っています。

パテを使うなんて、もってのほかですが、
塗料を重ねることにより、バンパーの厚みが増すことで機能の低下に繋がると大変ですものね。

 

ですが、今回は バンパーの傷が入っているのは 極めて端の部分で
修理をしても赤い塗料で塗装をかける範囲も センサーには掛からないで済む場所✨

 

きちんと部品構成も確認したうえで修理を進めることにしました😊

 

ドアも リヤフェンダーも板金を行い、
傷はきれいに隠して塗装を行います。

赤の色が染まりにくいという塗装のお話はまた今度ご紹介します😊

 

最後は、このセンサーが正常に働いているかどうか、
ターゲット距離や反応は基準値となっているか、
また、全方位カメラも正常に作動しているかなど、
きちんとエーミング作業(センサー調整登録)を行い
完全な状態でお引き渡ししましたよ!👍✨

 

ちょっとしたバンパーの傷でも、傷がついた個所によっては
こうした 安全装置との関係で修理ができない場合もあります。

今日も積雪がすごく、バックの時も見えにくいですし
道路や家の出入り口も走りにくい状況ですので くれぐれもお気をつけてくださいね!

 

昨日の帰りの、私の車は
こんな状態でした・・・笑

 

 

 

 

 

ガラス交換&エーミング調整

先進安全自動車。

最近はブレーキサポートが付いている車が多くなっています。

 

このブログでも何度か紹介していますが、

先進安全自動車の対象車両に関して 特定の整備・作業を行った時に、

レーダーやレーザーなどセンサー類の点検を行う必要があることはご存知でしょうか。

 

この、センサー類の点検や調整、車両についているコンピュータへの登録作業のことを

『エーミング』といいます。

 

以前のブログではバンパー脱着に伴う場合のエーミングを紹介しましたが、

フロントガラスの交換や脱着の時も、

ガラスの内側にセンサーが着いている時は

『エーミング』が必要です。

 

メーカーや車種ごとに、調整の方法は様々です。

今回はトヨタ車のエーミング。

ターゲットの大きさ、距離など、車種ごとに製造元で決められた条件を整え行います。

2021年以降の新しい車は、車検の時にも確認されるようになります。

もし、エーミングをきちんと行わずコンピュータに履歴が残ってしまった場合は

車検で合格とならなくなってしまうんですよ!

 

なぜなら、危ないから!

これから自動運転の車も出てくるようになります。

冬の北海道の雪道は別として、今よりきっとまだまだブレーキサポートも凄くなっていくことでしょう!

肝心な時に、そんな機能が効かなかったら困るから

ボディの修理に関わる時も、特定整備が必要な時は、

資格を持った工場で修理をしてもらわなくては いけなくなります。

 

特定整備が必要かどうか、確認しながら

きちんとした修理が必要になるんですよ😊

バンパー交換とミリ波レーダー

バンパーの損傷で相談にいらした、

ホンダフリードです。

フロントバンパーをぶつけてしまい右角がえぐれています。

 

実はこのフリードは先進安全装備『ホンダセンシング』が装備されています。

フロントガラスの車検ステッカーの右側に単眼カメラがあり、そしてフロントバンパーの左下ミリ波レーダーが、このカバーの内側に隠れています。

 

バンパーを外してみると、ここにミリ波レーダーがあります四角いのがそうです!

 

 

今回は右側の損傷だったため、左側についているミリ波レーダーは無事でしたが、この部分に損傷を受けてしまうとミリ波レーダーのエーミングが必要になってきます!

メーカーや車種によっても違いますがバンパーを外すだけでエーミングが必要な場合も多いです!

バンパー交換だけかな、と思っても先進安全装備の車両は少しだけ修理に掛かる期間と料金が高くなってしまいます!

 

エーミングが必要無かったので、コーヒーを飲んでいる間にバンパー交換完了です!

 

センサー付きでも油断禁物!

先進安全自動車。

自動ブレーキや、障害物感知のアラートなど、

車が危険を察知して 運転者に教えてくれるシステム。

まだ新しい車ですが、

コンビニエンスストア駐車場で方向転換をした際、

バックをして ポールにぶつかってしまいました。

 

『ピピピピ!って鳴らなかった?』

『全然わからなかったぁ・・・』

 

音楽を掛けていたせいで聞こえなかった?

それとも、雪が降る中、棒状の障害物を車のセンサーが感知しなかった?

理由はわからないけど、

なんとも残念な気持ち!!

 

 

バンパー、リヤゲート、リヤフェンダーが破損してしまいました😢

 

 

修理は車両保険を使用して進め、
センサーの確認も滞りなく完了。

センサーやバックモニターが付いていても
安心はできません。

 

登別にお住いのお客様で、札幌の実家に遊びにいらしたときの出来事でした。

当事者は奥様で、がっかりされていましたが、

『当たった相手が、ポールで良かった!』

『誰もケガしなくて良かった!』と、さすが、お父さん!

 

納車時は、お父さんが子供たちを連れて、

「遊びに来たよ!」とわざわざ来てくださいました。

 

 

 

命を守る、車の機能。

ドライバーさんの意識も 機械に頼り切りにはできませんが、

車が凶器にならない為に、

私たちも、しっかりとした整備・修理を行う事をお約束します。

 

安全装置付き車両に必須の…

先進安全自動車。

各メーカー、新車として販売されている車には、標準装備され始めたブレーキサポートシステム。

その安全装置には、必ず何らかのセンサーが付いていて、そのセンサーがキャッチする情報に基づいてコンピュータが指示を出します。

センサーに関わる部分の修理をした時には、『エーミング』という センサーの調整と登録を行わなければなりません。


スズキのエーミング


スズキのスペシアカスタム。

リヤバンパーについているセンサーよ角度を測り、しっかり調整。

スキャンツールを使用して、車体のコンピュータに登録をします。

センサーがキャッチする標的になるシートを用いて、エーミングを行います。

距離や角度や幅など、基準の位置がメーカー指定の通りになっていることが肝心。

センターを合わせて、距離も合わせてきっちりと。

センサーの部位、種類などによりエーミングの方法が違います。

安易に考えてエーミングを行わず、センサーが誤った情報をキャッチしていることを知らずに走ると、万が一の場合には重大な事故に繋がる恐れもあります。

安全装置が危険装置にならないためにも、これからの先進安全自動車にはしっかりとした修理が必要となります。