アルファードのスライドドア・リヤフェンダーに大きく出来てしまった凹みと傷。
新車でご購入されて、まだ数ヶ月しか経っていないお車でした。
状態から見ると、本来であれば ドアもフェンダーも交換と判断されるくらいの損傷です。
スライドドアは、いくつかのプレスラインがつながっているので中々な作業となりそう。
鉄板は伸びている状況ではありますが
①スライドドア下側につくガーニッシュ と② リヤフェンダー下側の小さなガーニッシュ
がそれぞれ合う様に修正は出来そう🙆♂️ 何とかなりそうです!
まず左側スライドドアを修理していくのですが、損傷の無い右側スライドドアと比較しながら行います。
凹み具合を見て、引き出し板金に使用するアタッチメントを選び溶着 → 引っ張る💪
今以上に鉄板を伸ばさず範囲を広げないように注意しながらの作業となる為、慎重に。
スライドドアが決まったら、次はリヤフェンダーのドアとの繋がるラインを修正。
そして面全体を直していきます。
凹んだ部位の塗膜はこのようにサンダーで削り落として、鉄板をむき出しにしていますよ。
小さなヘコミは、ピンポイントで引っ張って行きます。
鉄板の伸びもなく腰が入っている状態で良い感じになりました。
板金の作業が完了後、剥き出しになった鉄板には防錆の役割もあるプライマーを2種類塗布して しっかりと乾かします。そして翌日からは下地作りの工程へ。
パテを入れて研ぐ作業…プレスラインがいくつも合わさっているので、こちらも中々大変な作業です😖
何度も歪みがないか確認を徹底して行います👍✨
パテ研ぎが決まると、次はサーフェーサーを塗布!
ここでも歪み、巣穴の再確認。
同時進行で調色を!
スムーズに作業が進んでいきます。
巣穴の確認もok♬
こうして、いよいよ塗装へ!
しっかりブースで乾燥させてピカピカに磨きあげ、外した部品を慎重に組付をしていったら完成‼️
中々の損傷で、とてもやりがいのある修理でしたが歪みも残らず綺麗に直りました。
今後、乗り替えをする際に 今回のような修理が査定にも影響するのではないか。
と心配されていましたが、お車の出来上がりを見て ご安心頂けたようです🌟
お客様にご満足頂ける修理となって良かった〜😊