昨日はFRPの塗装についてご紹介しました。
今日はFRP素材の修理についてご紹介します。
既にInstagramで修理のBeforeーAfterで投稿しているエアトレックのスポイラーです。
バンパーの下に着くハーフスポイラーが冬道で破損してしまい、割れてしまった部分と、欠損してしまった部分がありました。
樹脂でできているパーツは、繋ぐことは出来ても、欠けて無くなってしまった形状を作成することは出来ません。
が、FRPはガラス繊維の集合体なので、上手に形を整えてあげたら復元することができるのです。
とは言っても、技術を要すること。
昨日紹介した通り塗装も大変です。
普通の樹脂製パーツを直すよりも高額になってしまうのです。
しかし、事前に探してみたリサイクルパーツは全国で見つからず、新品部品も生産終了。
修理を進めることとなりました。
FRPスポイラー修理
割れた傷や穴の部分を、お客様ご自身が簡易的に塞いでいましたので取り外します。
亀裂が入っている部分全体に、塗装面を研ぎ、復元したい形に、スポイラーを固定します。
裏から見ると、このような状態です。
FRP素材を、スポイラーの内側から、
接着結合させます。
先ずは液剤を塗布。
そして、繊維を貼り付けます。
液剤と繊維を密着させ必要部分のみ残してきれいに元の素材と馴染ませます。
固まるまでしっかり乾燥させて、固定していたアルミテープを外します。
更に、表側からも塗布し、固めて
しっかり固まったところで、形状づくりの仕上げです。研いで、パテで表面を平らにし、形を整えます。
スポイラー全体あちこちに傷があったので、せっかくだからみんな綺麗にしてあげました。
あとは、昨日と同じ手順の塗装です。
いかがでしょう⭐️✨
車体に取り付けると!
ほら!
新品かと思うくらい、
きれいに修復できました✨