樹脂溶接 耐久性と信頼性の確証

バンパーやヘッドライトなど、樹脂でできている物の修理について、『スゴイ樹脂溶接ができるようになった!』ということは、既にお伝えしました。


◆樹脂溶接、どこまでやるか?


耐久性の実験で、新品より強くなる‼️と感動したばかりですが、更に❗試してみました。実は先の実験の中で、壊れやすい場所・亀裂が入りやすい場所の修理をするにはどの程度の溶接が必要なんだろう? と考えていたのです。


◆実際にやってみた


先日の実験で。バンパーを裂いて修理をしたら、修理した箇所が頑丈になり、修理をした場所とは違う箇所が割れてしまった!という結果になりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この、割れてしまった場所はちょうどバンパーが L字に曲がった力の加わりやすい所でした。


🔷実験① L字カーブの耐久力

反対側の同じ場所を裂いて、平らな箇所と同じ修理をしたときどの程度まで耐えられるか。

普通に丁字で修理をして、手で再度、引き裂いてみました。

けっこう、あおって曲げても大丈夫。

思いっきり、結構力を入れて引っ張ると

▼こうなりました

車体に取り付いた状態ではあり得ない力の加え方ですが、平らな箇所と同じ直し方では耐久性がこのように違うことがわかります。


🔷実験② 丁字と十字の耐久力

一番力が加わりやすい箇所を、丁字だけではなく、十字に!+++ 何本も補強を入れてみました。前回亀裂が入った、ここです。

下から見るとわかりますが、L字になった部分です。

表側は太く修理。

そして、裏側は、これでもか!というくらい。

やりすぎ?(笑)😂これで、バンパーに付加を掛けると…

いくら手であおっても大丈夫!更に、膝を入れて‼️力を掛けると

こうなりました。

修理した間の素材の部分が……!

補強した箇所は強固となります。

よし!これで本当に納得!!

どこまで強いか、実験をかさね、自分で体験して初めて、そのすごさを形にできます。これなら、お客様に自信をもって安心して渡せる修理ができます😄✨

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