日産のスクラッチ塗装

 

今日は、日産のスクラッチ塗装についてのご紹介です。

塗装面の1番上に塗装される透明な層が『クリヤー』と呼ばれるものです。

マニキュアで言うと、トップコートのような役割のものです。💅

 

日産で使用しているクリヤーは、

元々は『フッソクリヤー』というものでした。

 

現在は『スクラッチシールドクリヤー』に変わり、性能も進化しています。

 

スクラッチシールドクリヤーは、

洗車傷のような細かい傷がついても、クリヤー自体が復元する特性があるため、勝手に傷が消えていくというスゴイものなんです。

 

このクリヤーは車体に塗ってある分には効力を発揮して素晴らしいものなのですが、

修理をするときは、まぁ〜大変です!

 

順序通りひとつひとつの工程をきちんと仕上げながら、ちゃんとした修理をしないと、綺麗に仕上がりません。

 

塗装を仕上げるのが難しいのですが、その中でも特に、磨きの工程が重要となります。

クリヤーを塗装した後、磨きで仕上げるのですが、磨いたペーパーの目が出やすいので、

最初は2000番という粗さのペーパー(専用の紙ヤスリ)で磨き、

次に、2000番でついたペーパーの目を消すために、3000番(2000番より細かい目)に替えて、更に磨きます。

▲塗装面が黒いため、天井が写り込んでいますが、中央のモヤモヤしたのが、傷跡です。

 

ここでしっかり2000番の目を消さないと、後から何度磨いても、必ずその跡が浮き出て見えてしまうようになります。

 

勝手に復元する特性が逆効果となるのか(?)、磨く摩擦で温まると一時的に傷が消え、冷えるとまた傷がある状態に戻る💧

後から直そうとしても、傷の状態を覚えてしまうのか、何度やってもペーパー目が復元されて出てきます。

そのため、このクリヤーを使用するときは、普通のクリヤーを使用するときの倍の時間が掛かる、技術が必要な塗装のお仕事となります。

 

 

このようにして、しっかりと仕上がった塗装面はとても綺麗で、またその綺麗さを保ちながら復元力を発揮させるようになります。

 

このクリヤーを使用した車の全磨きなんていう作業があったときは、完全に硬化している状態で磨きをかけないとならないので、通常の3倍も5倍も、時間が掛かってしまいます。

 

普段は画期的な効力を発揮している優れものですが、修理やメンテナンスの時は、時間もお金も掛かる高級品なんですよ〜〜😊✨

 

あなたの車にも 茶色い点々が…!鉄粉の取りポイント💡

気温が少しずつ上がり、雪解けの季節となってきました。

そうです。
洗車をしても、 あっ という間に汚れる季節です。

あまりにも泥だらけだったので、お昼休みに マイカーを洗車しました。

ぱっと見、 キレイになった!! ✨🚙✨

 

でも、よく見ると👀 小さな点々が。

黒かったり、茶色だったり…。

触ってみると ザラザラです。

これ、『鉄粉』 なんです。

 

空気中や道路上にある、小さな金属の粒が塗装面に刺さり込み
錆びている状態。

 

この時期はいつもより目立つ気がします。

 

除雪の重機やトラックのタイヤチェーンのせいかも…???
(勝手な予想ですが😅)

 

◆鉄粉取りアイテム

そんな鉄粉を取るために、テクニカルオートでは、
いくつかのアイテムを用意して、
状況や状態に応じて使い分けています。

 

🔸丸いスポンジパットみたいなこれは

約10,000円もするんです。

高いだけあって、すんごく よく取れます!!
(その辺には売ってません)

 

🔸手袋型

これは手に被せるタイプで、
持たなくて良いので、洗車の時などでも使いやすいものです。

 

🔸粘土

粘土タイプの物は、近くのお店でも市販されています。
時間は掛かりますが、確実です。

 

🔹スプレータイプ

紫色の液体で、掛けるとボディに刺さった鉄粉の色が変わって
あっという間に鉄粉が落ちるというすぐれもの!?
でも、テクニカルオートでは使いません。

効果的には薄いため、「取るぞ!」という時には一度に取り切れません。

そして何より、ボディの塗膜にも 影響を与えてしまうからです💀

まめに手洗い洗車をしてその度に使う方には、
簡単なので使いやすいかもしれませんが、

買って使う時は使い方に気を付けてくださいね!

 

◆鉄粉取りのポイント

 

あの丸い、高いスポンジは お客様用なので、
自分の車は違うもので…(笑)

 💡ポイントは

 ①水を掛けながら

 ②軽くなでるように

粘土を使う時も一緒です。

必ず、水で流しながら
できるだけ、粘土の同じ面ばかりでなく
新しい面をボディに当てるようにすると良いです。
ゴシゴシではなく  力を入れず なでてあげてくださいね!

 

点々が取れて
つるつる肌に✨

 

…金山さん、 僕のは いいんです。

 

 

皆さんの愛車も この時期は要チェックですよ!

沢山鉄粉が付いちゃっている方は、

是非、相談にお立ち寄りくださいね😉

傷、取れないかな。

お昼休み、相談に来た男性。

『ちょっと見て欲しいんだよね』

ドアやフェンダーなどに傷があるので何とかならないか…?という相談です。

“塗装職人・森本”が傷の状態を見定め、

傷の深さ、状態と消す方法、どの様な差があるか等、色々説明します。

ドアの傷は、けっこうギリギリまで磨いても わずかに残るかもしれない。

それでも先ずはやってみよう、と その場で傷を取ってあげると、

お客様は『きれいになった!これで良い!』とご満足。

他の部分の傷は深いので、これを消すには傷の修理をして塗装をしなければなりません。

 

黒のボディ色は、カッコイイのですが、傷が目立ちやすいのでメンテナンスが大変です。

なので、たまに鉄粉は取って、洗車キズや経年の傷は、まめにワックスを掛けてきれいにしてあげましょう。

 

コーティングを掛けるときは、そのまま施工せず、

一度、こうして磨いてピカピカにしてから、施工するんですよ。

↓ ↓ ↓ ↓

塗装の白ボケを直したい!

車の塗装に多い、お悩みごと。

年数の経った時に、塗装面が白くボケてしまうことがありますね(>_<)

色褪せてしまったこのボディ…塗装をせずにきれいにする方法って、無いの⁉️ 😫💦

はい✨🙋 ちょっとやってみました。

見比べてみてください😊

▼フェンダーだけ。

▼リアバンパーだけ。

色も艶も全然違いますね(^_^)

え~、どうやってやったの?

😁意外なあるモノを使ってやりました🎵

気になる方は、コーヒーでも飲みに、遊びに来て下さい😊☕

職人の姿! 機械よりもスゴいもの

ハイエースの屋根を機械で磨いた後の写真です。

機械では磨けない所を手で磨いています!

昔はよく手磨きしたものです(^_^)

やはり細かい所は手です!

機械ではありません。

それにしてもカッコイイですね(^_^)

ブロマイドが欲しいかたは、事務所までご連絡下さい〜(笑)